善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

松之山温泉の旅(8)・和泉屋のお風呂

2012年06月29日 | 温泉

和泉屋に戻りました。

和泉屋は家族経営の旅館で、こぢんまりした和風建築の旅館です。
現存の旅館では松之山温泉の草分け的存在だそうです。

(和泉屋)

和泉屋の特長は、地元の食材を中心とした食事の他に、掛け流しにこだわった露天風呂を備えているという点です。

完全掛け流しの意味は、加水なしの源泉を掛け流しで使用するということで、松之山温泉のように源泉温度が85.5度というように高い場合は、入浴に差し障りがないように必要に応じて加水することが必要でしょうが、源泉を熱交換機で温度調節して供給すれば加水なしでも入れるので、小さな貸し切り露天風呂にこれを応用しているのだそうです。

(貸し切り露天風呂脱衣場)


(貸し切り露天風呂浴槽)

露天風呂は小型で、2~3人しか入れません。ですから、入り口に看板を掛け入っていることを知らせるようにしたのでしょう。

お湯は適温でした。

露天風呂ですが油臭が強く、身体がきしむような入浴感ですが、出た後のべたつきはありませんでした。

この加水無し掛け流し方式の様子の張り紙です。

(張り紙)


もう一度整理すると、和泉屋の場合は上記の完全掛け流しの他に、次の2と3のお風呂を選ぶことが出来ます。

  1. 一切加水無し掛け流し(湯温調節は源泉注入のみ)
  2. 清掃後の貯湯時は加水するが以後は加水せず源泉注入で湯温調節する
  3. 清掃後の貯湯時は加水し、以後、源泉注入と循環装置を併用する

長くなるので以下次号に掲載します。


詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→松之山温泉の旅

松之山温泉の旅(7)・民宿みよしや

2012年06月26日 | 温泉

さて、路線バスでナステビュウ湯の山から数分の内に松之山温泉の駐車場に帰り着いたのですが、まだ陽は高いので、もう一軒はしご湯をするため、途中にある「みよしや」に入ることにしました。

家人は疲れたといって和泉屋に戻りました。

みよしやは「自炊専門」の宿などと看板が出ています。
昔は食事を出したのでしょうが、今は隣で食堂を営んでいるのでしょうか?。
ともかく食事を出さない宿になったようです。

(みよしや)

日帰り温泉を依頼したらおかみさんが湯殿まで案内してくれました。
大きい方の浴室をお使いくださいとのこと。つまりもう一つ浴室があるのでしょうね。

(脱衣場)

脱衣場もさして広くはありませんがこれで十分です。

浴室に入ると強い油臭です。

浴室はタイル張りで、浴槽もタイル張り。ただ、タイルの色のせいか無色透明で、松之山温泉のお湯の色は何となく黒っぽいという感じは吹き飛びました。

(内湯浴槽)

入ろうと思ってお湯に手を触れるととても熱かったのですが、浴槽をかき回す棒があり、しばらくかき回していると適温になりました。

湯口から流れるお湯が表面を伝わって浴槽の反対側からあふれ出るので、表面だけが熱くなったのだろうと思いました。

適温のお湯は完全な掛け流しでした。

(湯口)

湯口は蛙の親子でした。

松之山温泉のお湯は3本の源泉の混合泉でナトリウム・カルシウム-塩化物泉(弱アルカリ性・高張性・高温泉)です。
成分が濃いのかちょっと油断すると身体にこたえるほど疲れてしまいます。

詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→松之山温泉の旅

松之山温泉の旅(6)・ナステビュウ湯の山

2012年06月23日 | 温泉

鷹の湯の次はナステビュウ湯の山という日帰り温泉施設に入りに行こうと思い、鷹の湯のフロントにタクシーを呼んでもらおうと頼みましたが、休日のことでタクシーは予約が一杯でかなり待つ必要がありました。

で、徒歩でナステビュウ湯の山に向かいました。
ナステビュウ湯の山は、先ほどバスで通ったのですが、県道80号に面しており、松之山温泉から約2キロほどまつだい駅寄りの場所にあります。

車道を歩きました。
やや上り坂ですが風が気持ちよく20分程度でナステビュウ湯の山に着きました。

(ナステビュウ湯の山)

ご覧の通り結構広い温泉施設で、鷹の湯は公営ですがここは私営です。

この日は、丁度18周年記念の創業祭の最中だということで売店でサービスの三角籤を引かせてくれました。
家人は清涼飲料水一本、善人は売店の買い物50円引き券という籤でした。温泉まんじゅうを買いました。

売店の奥に男性浴場があり、入ると、ロッカーが並ぶ脱衣場があり、その左手に浴室がありました。

(脱衣場)

脱衣場は広くコインロッカーがありました。

内湯も結構広く、例の油臭が濃くにおいます。

(内湯浴槽)

広めの浴槽はほぼ適温で、お湯はやや黒い色でした。
濃いめの薬湯という感じです。
身体に薬湯がしみ込む感じがします。

内湯の奥に露天風呂への戸があって、やや下がった場所に斜面に張り出して大きめの露天風呂がありました。

(露天風呂)

露天風呂は見晴らしが良く、風通しも良く気持ちの良い露天風呂です。
湯温はややぬるめです。

(浴槽のひよこのオモチャ)

ナステビュウ湯の山の内湯にはひよこのオモチャが百個ほど浮いていて、子どもたちがこのオモチャで遊んでいました。

ナステビュウ湯の山の源泉は湯坂源泉で、泉質は泉質:ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉。源泉温度は95度ですが、熱交換によって使用位置では42度になるように調節しているということです。
同社のホームページにいろいろと詳しく記載されています。

お風呂を出て、着替えが済んだら、まつだい駅発の一日に数本しかない松之山温泉行き路線バスが通過する時間になったので、歩かずに松之山温泉に戻ることが出来ました。


ナステビュウ湯の山のホームページ
ナステビュウ湯の山へリンク


詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→松之山温泉の旅

松之山温泉の旅(5)・鷹の湯

2012年06月20日 | 温泉

松之山温泉の駐車場から折れた道をたどると温泉街です。

温泉街といっても小規模で、共同浴場の「鷹の湯」を中心に、旅館と民宿、土産物屋と飲食店が並んでいてすぐに温泉街は尽きてしまいます。

この日の宿は小規模な旅館の「和泉屋」を予約しておいたので、荷物を預け、お風呂道具だけをもって鷹の湯に向かいました。

といっても、鷹の湯は同旅館の反対側にあるのでほとんど歩きません。

鷹の湯の前の駐車場はさして広くないので、混雑時にはバスのターミナルのある駐車場を使うようです。

(鷹の湯)

鷹の湯は立派な造りの共同浴場で鉄筋二階建て。
さすがに雪国の共同浴場の造りです。

(脱衣場)

脱衣場には大型のロッカーもあります。

浴室に入ると強烈な油臭がします。
油臭というか薬くさいという不思議な臭いです。

お湯の色はやや笹濁りで、うす緑というか?黒っぽいというか?これも不思議な色ですが
透明度も結構あります。

(浴槽)

入ると、噂通り浴槽内も熱いお湯が満ちています。
浴槽の左奥の湯口からはちょろちょろと源泉が流れ込んでいます。
このお湯がめっぽう熱く、「注意 高温キケン」の看板があります。手ではすくえないのですが、舐めると濃い塩味+強い苦みがあります。

あつ目のお湯に入っていると、思ったよりべたつき感は少なく身体がきしむ感じがします。薬湯が身体にしみ込んでくるからでしょうか?。

浴槽の脇のスロープを下ると、ひさしの下のような場所に露天風呂があります。

露天風呂はややぬるめです。

(露天風呂)

小川の対岸の緑がきれいでついつい長湯になりますが、温泉力が強いので長湯は危険な感じがしました。

鷹の湯はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で鷹の湯源泉だろうと推定されます。
循環利用との事ですがカルキ臭などは感じず、油臭のみが際立っていました。
なお、松之山温泉には7つの源泉があり、自噴泉ということです。


詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→松之山温泉の旅

松之山温泉の旅(4)・松之山温泉への道

2012年06月17日 | 温泉

松之山温泉行のバス停はまつだいふるさと会館の脇です。

松之山温泉行きのバスは本数が少なく、温泉客の大半は自分の車を使っているようです。
また、車の無い宿泊客は旅館の送迎にたよっているようです。

(バス停)


(東頸バス)

東頸バスの客は私たち夫婦と、あと、年配の婦人とその娘さんとおぼしき二人連れの二組でした。

(車窓1)

市街地を過ぎると「棚田の里 まつだい」という看板のところで細い方の道に入り、ほとんどは山道のような斜面に沿った道になりました。

(車窓2)

もう一組の二人連れは、近代的な新鋭ナメコ工場の前のバス停で下り、あとは我々二人の貸し切り状態でした。

(車窓3)

程なく、松之山温泉のターミナルに着きました。

詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→松之山温泉の旅

松之山温泉の旅(3)・まつだいふるさと会館の地元産品

2012年06月15日 | 温泉

まつだいふるさと会館の廊下には地元で取れたいろいろの農産物が並んでいました。

米どころなので、お米や餅などは当然でしょうが・・・

(まつだいの地元産品1)


(まつだいの地元産品2)

赤ジソの塩漬けはちょっと関東では見なれないものですし・・・

(まつだいの地元産品3)

かぼちゃ-雪化粧とか胃袋カボチャというのも珍しいものです。

(まつだいの地元産品4)

また、ずいきはここ何年もお目に掛かったことはありませんでした。

(まつだいの地元産品5)

価格が安いので、かぼちゃなどは家人の垂涎の的でしたが、明日またここに戻ってくるので断念してもらいました。

詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→松之山温泉の旅

松之山温泉の旅(2)・まつだいふるさと会館常春の昼食

2012年06月11日 | 温泉

ほくほく線のまつだい駅は道の駅「まつだいふるさと会館」につながっています。

松之山温泉行きのバスを待つ時間はおよそ50分なので、会館内の常春という食事処に入りました。

(常春の玄関)

内部は突き当たりに座敷があり左側がテーブル席、右側がカウンター席と厨房です。
かなりの大きさでしたがとても混雑しており、カウンター席をすすめられました。

早く出来るとのことなので、とろろそばと月見そばを頼みました。

(とろろそば¥840)


(月見そば¥840)

頼んだそばは色が黒く、でも味が良く、結構堪能出来ました。

(常春の店内)

時間があったら駅付近の町の様子をさぐり、町にあるそば屋に入るということも考えたのですが、道の駅のそば屋に入ったのは結果的には成功だったようです。

バスが出るまでの10分ほどは、道の駅の廊下にあった農産物即売に見とれました。

詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→松之山温泉の旅

松之山温泉の旅(1)・ほくほく線

2012年06月09日 | 温泉

この旅行記は2011年秋の新潟県松之山温泉の旅の様子です。

松之山温泉に行きたくなったのは温泉の泉質が良いというWebページの記事を見たからです。
松之山温泉に行ったらひたすら温泉に入りまくるというストーリーを描き企画しました。

行程は、新潟新幹線で越後湯沢に行き、北越急行線(ほくほく線)にに乗り換えまつだい駅からバスに乗り継いで松之山温泉に入るというものです。

(東京駅のMAXとき号)

北越急行線については予備知識が無く、出発前は調べる気もなく、帰ってきてからいろいろと調べてみました。

越後湯沢から六日町を経由して直江津までを運行し、特急列車は北陸線の金沢駅まで運行しているということです。

(ほくほく線の列車-ゆめぞら号)

列車の種類も乗ってから調べました。
ゆめぞら号に乗ったのは、まつだい駅でバスの接続が良かったからで、特に望んだわけではありませんでした。

ところが乗ってびっくりしました。
イベント列車ということで、トンネルの多い路線なので天井にいろいろの映像を映すのです。

デジカメの明るさ調整がきかず、ぼけた写真しか残っていませんが、以下のような映像が音楽にのって天井を駆け巡るのです。

北越急行社のページにはサンプル画像があったので、このページの末尾にリンクを張っておきました。

(車内の天井の映像-海中)


(車内の天井の映像-天空)


(車内の映写機器)

ほくほく線は本当にトンネルの多い路線でしたが、乗客を楽しませるために何がよいかを必死で考えているということがよく分かりました。

まつだい駅で下りた後、ゆめぞら号の宣伝看板を見て、ソフトがいろいろとあることを知りました。
たとえば、「花火」「天空」「星空」「海中」「宇宙」などというソフトです。

(まつだい駅の看板)

北越急行へリンク

ほくほく線のことを知らない不明を恥じました。

(松之山温泉宣伝の看板)

松之山温泉のこともあまり知らないのでしょうね。

詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→松之山温泉の旅

下呂温泉の旅(7)・大江戸温泉物語の夕食

2012年06月07日 | 温泉

さて大江戸温泉物語の夕食です。

価格破壊のホテルとはいえ、一泊2食で一万円近い金額なので、バイキングではなく食堂での個別サービス付きの夕食でした。

一階の食堂はさほど混ではいませんでした。

以下が夕食のメニューでした。

(先付け-冷やし豆腐の餡かけ)


(前菜-小鉢三点)


(お造り)


(鍋-飛騨牛しゃぶしゃぶ)


(揚げ物-天ぷら)


(鍋-飛騨健豚陶板焼き)


(替わり皿-冷やしうどん)

あと、茶わん蒸し、香の物、デザートなどがありました。

年配者には結構なボリュームでした。
最盛期に宿が取れたこと自体喜ばしいのですが、もう少し安く、料理も少なくてよいというのが本音でしょうか?。


詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→平湯温泉、飛騨高山と下呂温泉

下呂温泉の旅(6)・大江戸温泉物語

2012年06月04日 | 温泉

大江戸温泉物語は下呂温泉街の外れの国道41号線に沿って温泉街を見下ろす場所にあります。

保養施設を改造して価格破壊の温泉宿にしたとのことです。

(大江戸温泉物語)

日帰り温泉時間は午前(6:00~9:30)と午後(3:00~9:30)に分かれて設定されています。
六階のエレベーターを下りると廊下を進んで、ほぼビルの中央に男女別の浴室入り口があります。

(脱衣場)

脱衣場など高級感があります。

(メインの浴槽)

メインの浴槽と露天風呂からの展望は抜群です。

メインの浴槽のかたわらにはジャグジー風呂も付いています。

(泡風呂)


(露天風呂)

お湯は28.1度のアルカリ性単純温泉です。
このお湯を加熱して使っています。
もちろん循環濾過使用で、塩素系殺菌剤で消毒していることも明示されています。

無色透明で肌触りが良く、カルキ臭さえ気にしなければ、温泉街にある二箇所ある外湯よりも良いような気がします。
入浴料金は¥500だそうです。


詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→平湯温泉、飛騨高山と下呂温泉