善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

平湯温泉の旅(14)・禅通寺の円空仏

2012年03月31日 | 温泉

旅館蔀美館を出てバス停に着きましたが高山行きのバスまでには時間がありました。

気がつくと、禅通寺の塀の脇に六地蔵があり、「円空仏 乗鞍権現 歓喜天」という字があったので、円空仏が見たくて禅通寺にお参りしました。

(禅通寺バス停)


(善通寺の外塀と六地蔵)

大きな犬が気になりましたが、庫裏に断って中に入ると、塀に沿って回廊があり。鐘楼門の入り口には大きな円空仏が祀られていました。
2メートル近い円空仏です。

(鐘楼門)


(円空仏)


(別角度の円空仏)

この後、本堂にもお参りさせていただきましたが、円空仏を初めて目の当たりに見た興奮はしばらく続きました。

家に戻ってネットで調べてみると、禅通寺の本来の円空仏は鐘楼門に祀られていた仏像とは別に、17体の円空仏があり、円空がこの寺院に1年近くも滞在して彫ったという円空仏が非公開で残されていると云うことを知りました。

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平湯温泉の旅(13)・旅館宝美館の朝食

2012年03月28日 | 温泉

旅館宝美館に戻っての朝食です。

簡素ですが結構工夫のある朝食です。

(宝美館の朝食)

奥飛騨は朴の木が多く、朴の木が多いので朴葉焼が名物なのでしょう。

(飛騨牛の朴葉味噌焼)

飛騨牛のすじ肉もとろとろの煮具合でした。

(大根と飛騨牛のすじ肉炊合)

合鴨は庭で飼っている合鴨の卵だそうです。

生卵は久しぶりに食べました。

(合鴨の卵)

朝食をすませ、チェックアウトしました。


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平湯温泉の旅(12)・タルマの滝

2012年03月26日 | 温泉

翌朝、タルマの滝 親水公園まで朝の散歩をしました。

昨日入浴した、「ヘルシーランド奥飛騨タルマのゆ」の近くにあります。

川幅およそ40メートルほどの間にある砂防用堰堤は、コンクリートでなく自然石を積み上げた堰堤で、落差6~7メートルの滝のようになっています。

(タルマの滝)

この滝の内部に、対岸に渡るようにコンクリートの隧道が通じています。

(タルマの滝2)

内部は、青色の豆電球で飾られていて、両側に地元小学生の絵画が展示されているのです。
夏でも内部は気温10度ほどで、天然のクーラーのようなひんやりした空気です。

(タルマの滝内部)

中央に木彫のタルマ姫の像があり、お賽銭が奉納されていました。

(タルマ姫の木彫像)


(地元小学生の絵画)


(宝くじ教会の銘板)

また、滝の裏側が見えるように、一部に窓が開いていて、ビニールシートが垂れ下がっています。
シートをずらすと、滝のしぶきと轟音が隧道の中にまで入ってきます。

(裏側から見たタルマの滝)

対岸は草も刈っていないので、滝の景観はよくありませんが、ともかく滝の内部に隧道を造るという発想はすばらしい物で、観光客が少ないのは、他にもっと良い観光の対象があるからでしょうか?

ここから、奥飛騨のロープウエイで穂高岳を見に行くか、乗鞍高原に行くか?このあたりの露天風呂探訪をするか?
ともかく、このタルマの滝親水公園も一見に値する施設でした。

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平湯温泉の旅(11)・旅館宝美館の夕食

2012年03月23日 | 温泉

さて、楽しみな夕食です。

旅館宝美館は客室が6~7室の小ぶりの宿で家族経営です。
調理場はご主人が預かり、おかみさんと若い娘さんが接客をします。
もちろんおかみさんは調理もするようです。

司令塔はおばあちゃんだそうですが、表に出ないでみんなを操っているとのことでした。

先ほど散歩の際に見た山椒の実は、この地区の名産品として売り出しており、夕食の際にもとても良い酒のおつまみになります。

(山椒の実の佃煮)


(金糸瓜)

金糸瓜は瓜の中身がソーメンのような状態の植物で珍しいものでした。

胡麻豆腐は手間のかかる手作りの料理で独特の味でした。

(胡麻豆腐)

北陸に近い奥飛騨では新鮮な魚が手に入るそうです。

(お造り)

定番の飛騨牛は上質の肉を少量味わう、年配者にはもってこいの料理でした。

(飛騨牛の陶板焼)


(一口麺)


(天ぷら)

この他に食前酒の梅酒と酢の物(もずくと胡瓜など)、ご飯、汁物、デザートが付きました。

このように工夫が伝わる夕食は、価格がリーズナブルなので、この宿を選んで良かったという印象を持ちました。


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平湯温泉の旅(10)・ヘルシーランド奥飛騨タルマのゆ

2012年03月20日 | 温泉

この近くは「たるま水(垂間水)」といわれる名水の里です。

その、たるま水にちなんで、高原川の近くに「ヘルシーランド奥飛騨タルマのゆ」という日帰り温泉施設があります。
一時期はやったクアハウス系の日帰り温泉施設のイメージです。
建物がユニークな形をしています。

(ヘルシーランド奥飛騨タルマのゆ)


(脱衣場)

メインの浴槽もユニークな浴槽で、広い窓から奥飛騨の山が望遠出来ます。
洗い場はやや狭い感じですが、いろいろな浴槽が並び、サウナもあります。

(メインの浴槽)


(洗い場)


(寝湯)

寝湯はメインの浴槽の脇にあり、他に、うたせ湯、圧注湯、薬草湯、水風呂とサウナなどがありました。

(各種浴槽)

さて、露天風呂です。

(露天風呂・滝見のゆ)

露天風呂は森林の木々を見ながら入る豪快な感じの露天風呂で、遠くに細い2本の滝が望遠されます。

富山県の高岡から来たという団塊の世代の方と長々と話し合いました。

お湯は、オキノ1・2号泉と一宝水2・3号泉との混合泉で、泉質は単純温泉(低張性中性高温泉)、泉温は77.7度とのこと。

まあ、いろいろの温泉を体験するという意味では結構楽しめる温泉でしたが、入浴料金は若干高めという気がしました。


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平湯温泉の旅(9)・旅館宝美館の庭

2012年03月18日 | 温泉

新平湯温泉の宿・宝美館のお風呂を楽しんだ後、付近の散策です。

旅館の脇から裏側に出るあたりに同旅館の植木などがあります。

このあたりは自然の豊かなところで、きれいに手入れしている訳ではないのですが印象的な木があったので気に入りました。

(ヤマボウシの実)

ヤマボウシの実が色づいているのを初めて近くで眺めました。

ヤマアジサイのクレナイはこんなに見事に赤くなっているのも初めてでした。
これは、同旅館のお客様の持参した木なのだそうです。

(山紫陽花・クレナイ)


(コスモス)

ガマの穂の撮影も初めてです。

(がまの穂)

山椒がこの地区の名産ということも初めて知りました。
実を収穫して、佃煮などの加工をして売り出していました。
とげの無い品種とのことでした。

(山椒の実の収穫)

合鴨の卵は翌日の朝食に出ました。

(宝美館が飼っているアイガモ)

ちょっとした工夫が光る旅館でした。

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平湯温泉の旅(8)・新平湯温泉旅館宝美館

2012年03月14日 | 温泉

さて、バスターミナルのアルプス街道平湯でお湯に浸かった後は、この日の宿のある新平湯温泉に向かいます。

バスターミナルのある場所は三階建てのビルの際で、乗降客と買い物客とでごった返していました。

(濃飛バス)

平湯温泉のバスターミナルから新平湯温泉温泉まではおよそ15分です。
新平湯温泉は各旅館が比較的距離を置き温泉街というほどの町並みはなく、林や田園の中に旅館が点在しています。

(バス停・禅通寺前)

旅館宝美館はバス停禅通寺前で降りやや先を行ったところにありました。

(旅館宝美館)

小ぶりの木造の宿で、一家で家族経営をしているそうです。

早速、浴場の点検です。
宝美館は内湯の他、無料貸し切り露天風呂を二ヶ所設置していました。

まず、男性内湯に入りました。

(男性内湯脱衣場)

端正なお風呂で、浴槽は石造りの他はタイル張り。
熱めのお湯でした。
お湯は単純泉で、源泉は熱い(7604度)のだが、貯湯タンクにためた後熱の一部を利用してから浴槽に入れるので、ほぼ適温を保つのだそうです。

さらりとした浴感で、若干の硫黄臭が漂う良いお湯でした。

(男性内湯浴槽)


貸し切り露天風呂は、内湯とは隣接せず、玄関から入ると右手に並んでいます。
石造りのお湯(宝の湯)と檜造りのお湯(だるまの湯)の二ヶ所で、入浴中の看板を掲げれば好きなときに利用できます。

(貸し切り露天風呂・宝の湯脱衣場)


(貸し切り露天風呂・宝の湯浴槽)


(貸し切り露天風呂・だるまの湯脱衣場)


(貸し切り露天風呂・だるまの湯浴槽)

こういった芸当は、敷地が広く湯量が多いからこそ出来ることで、どちらも眺望は望めないものの、夏の間は外気が気持ちよく、評判も上々とのことでした。

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平湯温泉の旅(7)・アルプス街道平湯

2012年03月11日 | 温泉

平湯民俗館の平湯の湯からバスターミナルは歩いてすぐの距離です。

バスターミナルは駐車場も結構大きいのですが、建物も3階建てで、一階はお土産売り場と食堂があり、二階に団体用レストランがありますが、三階は日帰り温泉施設で、なんと男女別に内湯と露天風呂がセットになっています。

(バスターミナル-アルプス街道平湯)


(三階の立ち寄り湯-スカイガーデン露天風呂のフロント)

この日帰り温泉施設の名前がスカイガーデン露天風呂というのですが、露天風呂もさることながら内湯の浴槽は大きく、もちろん、脱衣場も結構な大きさです。

(男性脱衣場)

内湯は、奥飛騨の西穂高岳側に大きな窓が開き、この窓の一角から外に出ると露天風呂があるという仕掛けです。

(男性内湯)


(男性露天風呂)

お湯は適温で、源泉名が「ターミナルの湯」としゃれています。

泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)だそうです。
泉温は68度と源泉温度は高いのですが、浴槽内は適温でうす茶褐色の浴槽は長湯が出来ます。

(洗い場)

休憩室もかなりの大きさで、バスターミナルに設置された日帰り温泉施設というのは珍しく、また貴重な施設です。

(休憩室)

一階のレストランの定食とこの温泉の入浴料金をセットにしたメニューがレストランの入り口に出ていましたが、見つけたのは温泉を出た後のことでした。

(一階レストランの昼食と温泉のセットメニューの看板)

日帰り入浴料金は¥600ですから、昼食の料金は¥900という計算になります。
残念無念???

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平湯温泉の旅(6)・平湯民俗館・平湯の湯

2012年03月08日 | 温泉

神の湯を出て、徒歩で平湯の温泉街に戻ります。

車ではほんの5分でも歩いてみると15分近くかかって温泉街の近くまで来ました。
つぎの共同浴場は平湯民俗館の中の「平湯の湯」です。

(平湯民俗館-平湯の湯)

この時は、平湯民俗館は合掌造りの一棟が屋根の葺き替え中で、民俗館としては休業中とのことでした。
敷地内にある平湯の湯は寸志箱に寸志を入れることで入浴可とのこと、早速男性脱衣小屋にいきました。

(平湯の湯・寸志箱)

男性脱衣小屋に入ると、神の湯とよく似た棚と籠があり、外に出ると目の前が露天風呂です。

(男性脱衣小屋)

ここの露天風呂は比較的広く、14~15人は入れそうな大きさでした。
お湯はうす茶褐色でやや緑色をおび、ほぼ透明で、入るとやや熱めの適温でした。

(男性露天風呂)


(別角度の露天風呂)

泉質は炭酸水素塩泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉)です。
なめると炭酸味はするものの、肌に泡が大量につくほど炭酸力は強くはなく、むしろ、鉄分の方がまさり口に含むと金気臭がしました。
若干の硫黄味も感じます。

温泉街がすぐ近いのに入る人はさほど多くはないのでもったいないという気がしました。
平湯は温泉がゆたかです。

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平湯温泉の旅(5)・神の湯

2012年03月05日 | 温泉

平湯温泉バスターミナルは大きなビルで、なんと三階に共同浴場まで備えていますがこの浴場の入湯記は後に譲ります。

平湯温泉バスターミナルのビルは「アルプス街道平湯」と名付けられ、一階の駐車場側には各地に行くバス乗り場があり、建物の内部はお土産売り場、レストランなどがあります。
二階の団体用レストランは600席という大きさです。

(平湯温泉バスターミナル)

このアルプス街道平湯のコインロッカーに荷物を預け、タクシーで神の湯に向かいました。

神の湯は平湯バスターミナルからあかんだな駐車場方面に向かい途中を右折して、安房谷に沿って小道を上る突き当たりにあります。バスターミナルから2キロほどでしょうか?。

山あいの斜面を切り開いた露天風呂だけの共同浴場です。

(神の湯)

入り口には管理事務所と喫茶兼食堂があります。

ここから男性用脱衣小屋までわずかな登りで、50メートルほどで脱衣小屋に着きます。
女性用脱衣小屋はその上です。

(男性脱衣小屋)

脱衣用小屋には脱衣棚とプラスチック製の籠があり、露天風呂は小屋の反対側から出ると目の前です。

(男性露天風呂)


(別角度の露天風呂)

露天風呂は14~5人入れる大きさで、半分ほど四阿の屋根がかかっており他の部分は野天になっています。

2メートルほどの高さから樋を伝って源泉が注がれており、岩の間からも源泉が注がれています。
若干熱めお湯はやや白濁しているものの透明で、うっすらと硫黄のにおいが漂います。

ぬるすべ感もあるお湯で舐めるとすっぱ味と金気臭がします。
とても良い温泉で、岩の間の緑が雰囲気をもり立てます。

(上がり湯)

千葉から来たという若者の群れ(といっても5人ほど)が、中央高速を使って6時間ほどで着いたと喜んでいました。

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