善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・菜の花にアブ群がる

2019年02月25日 | 鎌倉


今年も菜の花がささやかに咲きました。
種まきや定植はうまくいったのですが、寒さと隣家の陰による日照不足で、大株に育ったのは5~6本でした。

2月半ばに、久しぶりに気温が15度を超えた日は、菜の花にはアブが何匹も回り、にぎやかになりました。

(ブロック塀沿い菜の花)


(蜜を吸うアブ1)


(蜜を吸うアブ2)


(蜜を吸うアブ3)

花の付いた房は数が限られているので、同じ花房にとりついた2匹のアブがいました。ニアミスです。

(ニアミス)

また、別の種類のアブも寄ってきました。

(アブの飛翔)


(蜜にありつく)

寒さの中でどう過ごしてきたのか?、菜の花が咲いたのはどう察知したのか?
自然の力強さは想像も及びません。

もうすぐ春ですねェ-。


鎌倉身辺雑記・バレンタイン考

2019年02月22日 | 鎌倉


バレンタインのチョコレートを2月14日より前にもらいました。家人から一つと近くに住む娘と孫から一つと最近は毎年この二つだけです。

ホワイトデーのお返しも同時にすることにしておいたので、用意したアフターエイトを渡しました。

家人からのプレゼントは、明治チョコでした。

(家人からのプレゼント)


(家人からのプレゼント2)

娘と孫からのプレゼントは、写真を撮らないうちにみんなでたべてしまいました。
ガトーショコラでした。

ホワイトデーのお返しはそれぞれアフターエイトです。

(ホワイトデーのお返しはアフターエイト)


(ホワイトデーのお返しはアフターエイト2)

このアフターエイトは、昔から食べ慣れている好物なので、いろいろと探して入手しておいたのです。探すとき、例年カルディのバレンタイン売り場にあるのですが今年は見つからず、成城石井ものぞいても見つからず、ついに大船をあきらめ、鎌倉駅前の紀伊國屋でようやく入手しました。バレンタイン用の包装をしてくれました。

さて、2月14日の当日、ルミネウイング大船に、巷の様子を取材してきました。
ところが、恵方巻きのような狂奔は見られませんでした。

ルミネウイング三階のお菓子売り場は普通の日程度の人出で、買い物客の列が出来るということはないようでした。

ただ、一階玄関前は数店舗の出店がありました。

例えば、一階に店を持つ成城石井とか地階のテーブルスパイス内のザガーデン自由が丘などです。

(ルミネウイング一階玄関前)


(成城石井の出店)


(ザガーデンの出店)

二階のカルディは全店バレンタイン一色でしたが、新春初売りのように列が出来るわけでもなく、レジが混み合っている程度の混雑でした。

(カルディ)

この日のマスコミの論調は、バレンタインデーがようやく定着し、恋人たちが静かに過ごすか、家庭内でお祝いするかのどちらかに落ち着き、職場や学校で義理チョコを交換する風潮が下火になったのではないか?というものが多かったようです。

一年の中でチョコレートの売り上げが他の月の数倍に伸びるのが2月だとのことで、キャンペーンを始めて何十年かが経過し一応売り手側の思惑通りになったのではないか?と考えます。

家で食べる常備のチョコレートはグリコの神戸チョコレートで、アフターエイトよりやや安めだと思いますが、当分はどのチョコレートを食べるか迷うかも知れません。

(常備のチョコレートはグリコ)

チョコレートはもはや常に買って置く備蓄食品になっています。



鎌倉身辺雑記・セッコクラン

2019年02月18日 | 鎌倉


居間に取り込んだセッコクランが盛りです。

今年のセッコクランは昨年の夏の後半が好天だったので、10~11月と咲き続け、冬になって居間に取り込んだときはかなりの茎は花が終わった状態でした。

(セッコクラン1)

このセッコクランは数種類あるセッコクランのうち、花の姿が良く、色も気に入っており、若干の香りもあって一番好きな品種です。

(セッコクラン2)


(セッコクラン3)


(セッコクラン4)


(セッコクラン5)


(セッコクラン6)

さて、バルブに花を付ける様子は下の写真をご覧下さい。

(セッコクラン7)

セッコクランの手入れは、春先、居間から表に出してから用土の水苔を替え、後は水やりに注意するぐらいで特別手間がかかることはありません。
例年、1月~2月にかけて咲く花が、前年の10月~11月ごろ咲いてしまったのは、そんな不精な管理だったからでしょうか?。





鎌倉身辺雑記・シクラメン

2019年02月14日 | 鎌倉


昨年の暮れにJAさがみ大船の野菜即売会でゲットしたシクラメンは美しい花を咲かせています。

いままで、シクラメンを撮ったことがないので報告します。 

(シクラメン)


(シクラメンのつぼみ)

シクラメンのツボミは全て花びらが下向きのままくきが伸びます。
くきが葉っぱの高さを超えると更にそのまま上に伸びて花ビラが開きます。

(花1)

シクラメンの花を上からのぞくと花の内側はくきの付け根しか見えません。
(この場合は左側からくきが見えますね。)

(上から見ると左側にくきが見える)

つまり、花びらはその付け根から上に向かって開くので、通常の花と違って花びらの内側が外側に出ます。
通常の植物の花は横向きか上向きに咲くのでおしべやめしべを包むように花が咲くのですが、シクラメンはくきが下向きのまま上に向かって咲くので、おしべやめしべは下から覗かないと見えないわけです。

シクラメンを下側から撮ってみました。おしべやめしべをわずかに見ることが出来ます。(花に花粉があるのはめしべからこぼれた物と推察できます)

(花-下から)


(花-下から2)

ですから、シクラメンの花は上から見ても下から見ても様にならないので横から花びらを撮るような写真が多いのだと推察します。

(花2)


(花3)


(花4)


正直言ってシクラメンの花をうまく撮るのはとてもむずかしく、光の当たり方で表情を変えてしまうのでとても疲れてしまいます。




鎌倉身辺雑記・恵方巻き

2019年02月09日 | 鎌倉


いままで、恵方巻きに狂奔するのは関西の人に限ると思っていましたが、テレビでもいろいろ取りざたされるので、売っているところを取材し、実際に夕食で食べてみました。
もちろん、丸かじりなどしなかったのですが、お総菜を作る手間が少ないと家人からも好評でした。
先ず、ルミネウイング大船の取材です。
一階の出入り口の外に4店舗が出店し営業していました。
濱田屋、成城石井、新乃尾、中島水産です。
ここは、何かのイベントがあると出店がでる一等地です。

(ルミネウイング大船の一階入り口の外側)


(濱田屋)


(成城石井)


(中島水産)

入り口からエスカレーターで二階の食品売り場に上がると、常設店舗が並んでいます。

シウマイの崎陽軒はおつきあい程度のメニューで、恵方巻きには全く力を入れていませんが、一種類だけお弁当の脇に並べていました。

(崎陽軒)

その近くの京樽の売り場では全力投球で恵方巻きだらけです。

(京樽)

奈可嶋も全力投球・・・。

(奈可嶋)

ルミネビルから外に出て、大船仲通商店街を南に向かうと、茂蔵、ニュークイック、鈴木水産などが主だったところで、通常の商いと恵方巻きが混在しています。
が、それぞれの店の特色を良く出した恵方巻きでした。

(茂蔵)


(ニュークイック)


(鈴木水産)

また、大船駅からはやや離れたyoーカドーも、恵方巻きに大きく売り場を割いていました。

(yoーカドー1)


(yoーカドー2)

マスコミによれば、膨大な廃棄物がでて、豚の餌にするとか、公営のゴミ処分場で焼却するとか、ともかく売れ残りが多いとのことです。

自宅では食べやすく切って食べました。東北東に向かって何か良いことでもあればいいナと考えながら食事を終えました。

いつもと雰囲気の違う食卓をかこんで、良いことがあったらなおさら良いではないか?。

(食卓の恵方巻き)

世の中の変化に追いつくのに理由を考え無ければならないのは年の所為か?持って生まれた性格の所為か?

老い先も短いというのに・・・。


鎌倉身辺雑記・多聞院 梅だより 2019

2019年02月05日 | 鎌倉


鎌倉市大船に多聞院という真言宗の古刹があります。

大船の鎮守様の熊野神社を背にしています。
1579年(天正7年)に小田原の北条氏の家臣、甘糟長俊が木造の神像を勧請したことが熊野神社の始まりといわれ、多聞院は、熊野神社の別当寺として山の内にあった観蓮寺をこの場所に移したとのことです。

多聞院のご本尊は毘沙門天で、別名多聞天とも言われておりこの多聞天がお寺の寺号となったそうです。

毎年梅が早めに咲く寺院なので1月末に取材にいったところ、白梅はまだまだで、紅梅が一本だけ咲いていました。

(多聞院)


(多聞院本堂)


(紅梅1)


(紅梅2)


(紅梅3)


(紅梅4)


多聞院から山裾をたどって、近くの甘粕屋敷に行ってみましたが10本以上ある梅は全く咲いていませんでした。




鎌倉身辺雑記・今野敏の警察小説

2019年02月01日 | 鎌倉


筆者はもともと文庫本を旅に持って行ってつれづれに読むのが好きでしたから、旅に出なくなってからも文庫本を読み続けています。

そしてこの一年ほどの間に、今野敏の魅力にとりつかれました。

今野敏は警察小説の分野で多くの作品を発表しています。
警察小説といっても単に犯人捜査の模様を描くだけでなく、警察官の生き様を描くもの、警察官の仲間意識や友情を描くもの、警察官同士のお互いのつきあい方を描くもの、組織の論理と自己の生き方の矛盾を描くもの、家族小説とも言える離婚や子どもとの関係を描くもの、と警察小説をいろいろなジャンルに発展させながら警察小説を多作してきました。

また、今野敏はシリーズ物が多い作家という評判があります。

有名なものを順不同でいえば、
安積班シリーズ
警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ
隠蔽捜査シリーズ
潜入捜査シリーズ
横浜みなとみらい署シリーズ
ST 警視庁科学特捜班シリーズ
渋谷署強行犯係シリーズ
と枚挙にいとまがありません。
(上記の文庫本発刊一覧は末尾に記載します)

安積班シリーズ

(安積班シリーズ 警視庁神南署)


今、特に気にかかっているのが安積班シリーズです。
でも、一冊読むと次が読みたくなって、直ぐに全部読み終わってしまうからと時間をかけて、間隔をあけて読むことにしています。
既に、18冊の内17冊を入手しています。

このシリーズの特徴は、安積警部補を取り巻く同僚や部下、警視庁捜査一課の刑事、刑事部長、捜査一課長、他の所轄警察署の刑事との人間関係の機微、家族関係の問題、など様々な人生模様です。
特に部下との関係はデリケートですが安積警部補はいろいろと考えながら発言します。そんな中で安積警部補の真実を追究する姿が良く描かれています。
安積班は、日本経済の浮き沈みに合わせて班全体がいくつかの所轄署に転属しますが、人間関係は余り変わらないまま20年以上を過ぎてきています。

また、安積警部補と他の人との会話が軽妙で、機知にあふれています。
相手に対する尊敬の念と愛情を持っていることが、警察物という暗い物語の中で救われ感を与えてくれます。


警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ

(碓氷弘一シリーズ エチュード)


警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズも面白いシリーズです。
運悪く碓氷警部補が宿直の日に限って起きる様々な事件を通して、柔軟に解決する姿を通じて世相を描くという手法ですが、秋葉原事件から時代が飛んで、犯人像をプロファイリングする美人の心理調査官と組まされた碓氷警部補が次第に仲間意識を醸成していく様がとてもほほえましいのです(シリーズ第4作エチュード)。その心理調査官とは第6作マインドで再び組むことになります。

隠蔽捜査シリーズ

(隠蔽捜査シリーズ 隠蔽捜査)


隠蔽捜査シリーズも好きです。
警察庁長官官房総務課長の竜崎伸也警視長と警視庁刑事部長の伊丹俊太郎警視長は同期のキャリア官僚ですが、考え方が異なることが多く、対立しながらも利用し合い、いろいろの事案を解決してゆくという筋立てで、竜崎警視長はシリーズの主人公ですが、伊丹警視長が主人公の作品もあって、おもしろさが倍増するというシリーズです。

潜入捜査シリーズ

(潜入捜査シリーズ 潜入捜査)


潜入捜査は奇想天外なシリーズです。
佐伯連(さえきのむらじ)の血を引く主人公の佐伯部長刑事は、警視庁から環境省の出先機関に出向し、「佐伯流活法」という武術で悪をくじくという話です。


みなとみらい署シリーズ

(みなとみらい署シリーズ 逆風の街)

横浜みなとみらい署シリーズは神奈川県警みなとみらい署の諸橋係長と相棒の城島を主人公とした痛快なシリーズだそうですが、入手しただけでまだ読んでいません。

以下、文庫本の表紙画像は添えませんが、

ST 警視庁科学特捜班と呼ばれるシリーズは、個性豊かなメンバーが科学的に事件を解決するというシリーズです。格好良く事件を解決するという読みやすいのが特徴のシリーズで、キャリア組の班長さんが控えめの役割を演じています。

渋谷署強行犯係シリーズは、渋谷署強行犯係りの刑事・辰巳と整体師・龍門が関わる物語で龍門の琉球空手が冴えるシリーズです。


これらの文庫本は、BOOK-OFF か amazon の古本店で入手しました。
amazon では、本が \1 で配送料が \257 なんてものもあり、数日経つと自宅に着くので、わくわくしながら待っていることもあります。


文庫本リスト

安積班シリーズ
二重標的   ケイブンシャ文庫
虚構の殺人者 ケイブンシャ文庫
硝子の殺人者 ケイブンシャ文庫
蓬莱(講談社文庫)
イコン(講談社文庫)
警視庁神南署(ハルキ文庫)
神南署安積班(ハルキ文庫)
残照    (ハルキ文庫)
陽炎    (ハルキ文庫)
最前線   (ハルキ文庫)
半夏生  東京湾臨海安積班 (ハルキ文庫)     
花水木  東京湾臨海安積班 (ハルキ文庫)
安積班読本 東京湾臨海安積班(ハルキ文庫)
夕暴風  東京湾臨海安積班 (ハルキ文庫)
烈日   (ハルキ文庫)
晩夏   (ハルキ文庫)
捜査組曲 (ハルキ文庫)
潮流    (ハルキ文庫)


警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ
1、触発 (中公文庫) 
2、アキハバラ (中公文庫)
3、パラレル  (中公文庫)
4、エチュード (中公文庫)
5、ペトロ  (中公文庫)
6、マインド  (中公文庫)

隠蔽捜査シリーズ
1、隠蔽捜査 (新潮文庫)
2、果断(2)  (新潮文庫)
3、疑心   (新潮文庫)
4、初陣(3.5) (新潮文庫)  
5、転命(4)  (新潮文庫)
6、宰領(5)  (新潮文庫)
7、自覚(5.5)(新潮文庫)

潜入捜査シリーズ
1、潜入捜査 (実業之日本社文庫)
2、排除   (実業之日本社文庫)
3、処断   (実業之日本社文庫)
4、罪責   (実業之日本社文庫)
5、臨界   (実業之日本社文庫)
6、終局   (実業之日本社文庫)

横浜みなとみらい署シリーズ
1、逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係(2006年6月 徳間文庫)
2、禁断 横浜みなとみらい署暴対係 (2013年5月 徳間文庫)
3、防波堤 横浜みなとみらい署暴対係 (2014年10月 徳間文庫)
4、臥龍 横浜みなとみらい署暴対係(2016年2月 徳間書店)

ST 警視庁科学特捜班シリーズ(講談社文庫)
1、ST 警視庁科学特捜班 文庫版(2001年6月、新装版 2014年5月)
2、ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人 文庫版
3、ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ 文庫版(2004年1月)
4、ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル文庫版(2006年5月)
5、ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル文庫版(2006年8月)
6、ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル文庫版(2006年11月)
7、ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル文庫版(2007年2月)
8、ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル文庫版(2007年5月)
9、ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル文庫版(2009年7月)
10、ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル文庫版(2010年11月)
11、ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル文庫版(2013年6月)

渋谷署強行犯係シリーズ
1、虎の尾(2017年3月 徳間文庫)
2、義闘 (2008年11月 徳間文庫)
3、宿闘 (2009年3月 徳間文庫)
4、密闘 (2011年5月 徳間文庫)