善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

人吉温泉巡りの旅・筌場温泉 花手箱

2013年03月29日 | 温泉

中神温泉を出て、受付担当のおばちゃんに筌場(うけば)温泉・花手箱の場所を聞くと、中神温泉の東側約500メートルの場所を指さし、歩いて6~7分とのこと。
農道を通ることが出来るそうです。
筌場温泉は私営の公衆浴場です。

鯉のぼりが出迎えてくれました。
筌場大和という男の子が居るのでしょうね。

(鯉のぼり)

母屋と浴場の建物が別になっているらしく、両建家のつなぎ目部分に受付がありました。

(筌場温泉)

筌場温泉も、人吉お城まつりの協賛浴場として入浴料が300円→100円とのこと。これはうれしい出来事です。

男性浴場の脱衣場は受付の直ぐ先です。

(受付)


(脱衣場)

ややくたびれた感じの脱衣場でしたが落ち着いた雰囲気です。

浴室はコンパクトで、内湯の右側が打たせ湯になっており、その右にサウナ室もありました。

(浴室)

後から入って来た人にモデルを頼んだが、この人は熊本市内の人で、たまたま共同浴場に入ろうと筌場温泉に来たら入浴料金が百円だと喜んでいた。

お湯はぬるめ。
あわが肌にくっつく、スベスベの浴感は中神温泉と変わりません。

浴室内から露天風呂に出て行けます。

(露天風呂)

使用済みの球磨川の川船を利用した露天風呂で、滑りやすいが野趣満点です。
陽射しが気持ちよいので入浴ものんびりとできます。
ただし、駐車場から遮るものがあまりありません。
ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012

人吉温泉巡りの旅・中神温泉

2013年03月25日 | 温泉

ホテル朝陽館の日帰り温泉は思わぬ良い源泉で大満足でした。

さて、ここから、西に向かい、二箇所の共同浴場を訪ねる計画です。
一つは、中神温泉、もう一つは筌場温泉(うけばおんせん)花手箱です。
朝陽館は駅前通りと紺屋町方面に向かう道路の角にありますが、この道路を入ったところにタクシー会社があります。
タクシーを頼み、西に向かいました。

(中神温泉)

10分ほどで中神温泉に着きます。
場所は西人吉駅が最寄り駅です。

中神温泉は、大きな駐車場に面した木造一階建ての中規模な湯小屋で、手前半分が中神町の集会場、奥が男女別内湯のある共同浴場です。
典型的な共同浴場で、中神温泉組合が運営しています。
たとえば、入浴料金は一回¥200ですが、月額で支払えば\2400で、日に何回も入ることができます。
受付も当番制なのでしょうか?
おばちゃんが、外来の人は二百円ですが、今日は人吉お城まつりの記念日で百円で入れますよと声を掛けてくれました。

(受付のおばちゃん)

お湯を終わった地元の人とおばちゃんは、先日のNHKテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」の話をしており、この日の午後に再放送があると話し合っていました。

(料金表)

100円を支払い、脱衣場に入りました。
質素ですが清潔な脱衣場です。
地元の人が管理する共同浴場は気持ちの良いものです。

(脱衣場)

浴室はシンプルで、女湯側の間仕切りから源泉が入る浴槽があり、洗い場が取り巻いています。
タイル張りの浴室もきれいに手入れされ、適温のお湯が掛け流しです。

(浴槽)

人吉の典型的なお湯で、無色透明です。
静かにしていると手足や身体に細かいあわがまとわりつき、泡のためか、肌はスベスベになります。
源泉の温度はぬるめで、わずかながら硫黄臭もします。

泉質はナトリウム-塩化物泉で39.5度とのことです。

市街地の昔の姿を残した公衆浴場も人吉の魅力の一つですが、中神温泉のような典型的な地区運営の共同浴場も忘れがたい温泉です。
しかも百円では入れるという幸運には滅多に出会うことがないでしょうね。

ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012


人吉温泉巡りの旅・朝陽館のお風呂

2013年03月23日 | 温泉

蓑田鍛冶工場で包丁を購入した後、家人がホテルに戻るというので駅前通りまで戻りました。

タクシーを拾って家人だけがホテル「さ蔵」に戻り、目の前にあったホテル朝陽館の日帰り温泉に入りました。
朝陽館は大正末期の創業で、駅前旅館だったそうですがリニューアルされ、三階建てのビジネスホテルになっており、日帰り温泉は二階です。

(朝陽館)

「ゆ」と描かれたのれんが目印で、入ると脱衣場があり、コインロッカーと脱衣用の木の棚があります。
やや狭い印象ですが、宿泊客はゆかたで来るでしょうから大きな脱衣場は不要なのでしょうか?。

(脱衣場)

大浴場はやや変形の浴槽です。
身を浸すとぬるめの温度ですが気持ちが良く、湯は無色透明です。
写真では一見茶色っぽいのですが、これは湯船の底のタイルの色の反映で、実際には典型的な人吉のお湯があふれていました。

(浴槽)

あまり期待していなかったのですが、適温のお湯は肌にまつわりつき、細かい気泡が少しずつ大きくなって、まさにあわあわのお湯だったのです。
もうけ物といった感じです。
お湯はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)で源泉温度は54.1度。自家源泉のようです。
壁には循環使用も併用とありましたが、新鮮なお湯で、泡が身体に付く量は結構多く、すべすべの肌になりました。

(洗い場)

ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012


人吉温泉巡りの旅・蓑田鍛冶工場

2013年03月20日 | 温泉

次の散策の場所は鍛冶屋町通りです。

家人が包丁を欲しがっていました。

前に人吉に来たとき(2006年)、蓑毛刃物鍛冶店で購入した小さな出刃包丁が、研いだときの切れ味は抜群ながらすぐに切れなくなるというので、別の出刃包丁を探したいといいこの通りを歩いたのです。

古い看板に「蓑田鍛冶工場」と書かれたお店があり、奥は工場(鍛冶屋さんの工房)がありました。

(蓑田鍛冶工場の看板)

丁度ご主人がいらっしゃって、話を伺いました。

(店の奥の工場)

手になじむ大きさ(やや小さめの)出刃包丁の鋼が強いとのことで、購入しました。
切れ味が悪くなったら郵便で¥250で送れるので、「送ってくれたら研ぐよ」とのこと。

(包丁の陳列)


(ご主人)


(説明を伺う)

家人が購入した包丁です。

(購入した包丁)

切れなくなったら自分で研いでいます。
重宝しています。

ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012


人吉温泉巡りの旅・菓子処濱田屋

2013年03月17日 | 温泉

うなぎの「上原うなぎ店」と濱田屋は向かい合っています。

鶴瓶の旅番組では、元相撲取りの魁皇が出演し、うなぎを食し、濱田屋では古い(昭和十三年の)番付表を見て驚いていたのですが、この番組の余韻が冷めていな時期だったので多くの観光客がこの両店に押し寄せたのです。

濱田屋さんは立派な老舗の菓子店でした。

(菓子処濱田屋)

この地方の特産などを折り込んだお菓子がたくさん並んでいました。

テレビに出たみそまんは売り切れでした。

(陳列ケース1)


(陳列ケース2)


(陳列ケース3)


(陳列ケース4)


(レジ)

下は木製の番付表です。
横綱双葉山、横綱男女ノ川、横綱武蔵山の名前などが見えます。

(木製の相撲番付-昭和13年)

この時代は外国人力士は居なかったのでしょうね?。

ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012


人吉温泉巡りの旅・人吉散策

2013年03月15日 | 温泉

人吉駅のSL人吉号を楽しんだあと、人吉の市内を散策しました。

駅前通りから、肥後銀行と朝陽館の間の通りを左折すると空き地に鯉のぼりがあります。

(鯉のぼり)

鯉のぼりをカメラに収めたのはもう何年も前のことで旅に出ないと鯉のぼりもお目にかかれません。

芳野旅館の先には、人吉で二番目の赤丸ポストもありました。
赤丸ポストは郷愁を誘う何かがあります。

(赤丸ポスト)

次の日にもらった、人吉郵便局の風景印の写真もここに掲載しておきます。

風景印の絵柄は、
 ループ橋(人吉ループ)
 温泉マーク
 球磨川下りの舟
の3点です。

(人吉局の風景印)

このループ橋は国道221号線にかかる橋で、熊本と宮崎の県境の加久藤(かくとう)峠にかかるループで、宮崎県側にももう一つのループがあります。

熊本(人吉)側のループ橋を「人吉ループ橋」宮崎県側(えびの市側)を「えびのループ橋」と言いループの規模は東洋一といわれているそうです。
 人吉ループ橋は昭和52年(1977年)に完成したとのことでループ区間の長さ1190m、直径190m、円周600mで、複数の橋でできているそうです。

紺屋町に入って左折しました。

目的は、濱田屋菓子店に行くのですが、その手前に銀の露という球磨焼酎の酒造場がありました。

(銀の露-渕田酒造場)

合資会社渕田酒造場銀の露の創業は明治11年だそうです、

合資会社渕田酒造場銀の露へリンク

やがて、濱田屋菓子店があるのですが、その前のうなぎ屋ガたいそうな行列でした。
少し前に、NHKの旅番組で鶴瓶の「家族に乾杯」という番組があり、濱田屋さんもうなぎ屋さんもこの番組に登場したのです。

(うなぎ)

NHKの威光も芸能人の人気も大変なものだとつくづく感じました。

ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012


人吉温泉巡りの旅・人吉駅のSL人吉号

2013年03月11日 | 温泉

しろみづき荘の入浴を終わると、SL人吉号が人吉駅に着く時間が近づいています。

しろみづき荘の管理人さんにタクシーを呼んでもらい人吉駅に向かいました。

昼食は駅近くの駅弁会社の待合室で鮎寿司を食べ、人吉駅で待つことしばし、SLの入構です。

(SL人吉号)

SL人吉号は大人気で、親子の記念撮影などで人が群れていました。

(記念撮影1)


(記念撮影2)


(SL人吉号の運転席)

さて、蒸気機関車の前面に「型式8620」とあり、SL人吉号の番号は「58654」とありました。
この意味をネットで調べました。

8620型は通称「ハチロク」と呼ばれる量産型では初の蒸気機関車で1914年~1929年まで、総製造数は732両製造されたそうです。

「国鉄8620形蒸気機関車-Wikipedia」によると、番号の付け方は1番目は8620号で順に8621号、8622号・・・ となり81番目は8700号になるのですが、すでにあった8700形と重複するので、万の単位に1を付け18620号としてまた18621、18622 と続けたのだそうです。

(SL人吉号の型番)

つまり、製造順を計算するのは
万の位の数字×80 + (下二桁の数字 - 20)+ 1
ですから、SL人吉号は製造順では
5×80+(54-20)+1=435番
ということになります。

同Wikipedia では1922年に日立製作所で製造された25両の車両の中にこの列車があります。
他の会社も何十台も製造しているので、実際の製造順は多少異なるかも知れませんが、
ともかく、こういった調査はとてもおもしろく、昔なら文献をあさるだけで音を上げていたでしょうね。

ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012


人吉温泉巡りの旅・しろみづき荘

2013年03月08日 | 温泉

しろみづき荘は石亭の館の近くにあります。
球磨焼酎のメーカー「高橋酒造(株)」の保養所の浴場を公開したもので、全国でも珍しい形態の温泉施設です。
企業の保養所らしいかっちりとした温泉施設です。

(しろみづき荘)


(男性脱衣場)


(男性浴槽)


(湯口)


(古代檜の説明板)


(高橋酒造の製品)


ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012


人吉温泉巡りの旅・桃李温泉石亭の館

2013年03月04日 | 温泉

桃李温泉・石亭の館は人吉橋を南に向かい、球磨川の下流に向かって右折したところにあります。
人吉市役所からは多門櫓を直進し焼酎蔵と堤温泉を右手に見ながら永国寺の信号を左折し、さらに「相良路の湯・おおが」の前を通ってしばらく行った左手の丘の中腹にあります。
(「堤温泉」も「おおが」も前回の人吉訪問で入ることが出来たので今回は入っていない「石亭の館」に向かいました。)
坂を上ると看板が見えます。

(桃李温泉・石亭の館の看板)

矢印に従って更に上に行くと受付の建物があり、その前に男性の脱衣小屋があります。
石亭の館は宿泊客用に内湯がありますが、日帰り温泉は男女とも露天風呂のみの営業です。

(男性脱衣小屋)


(男性露天風呂)

広い露天風呂は山の中腹に巨岩や巨石を配した、開放的なくつろげるお風呂です。

(露天風呂側から小屋を見る)

お湯は肌がつるつるになる炭酸水素-塩化物泉で、緑の中で気持ちよくお湯に浸ることが出来ます。
ぬるめなので長湯になります。

(湯口)

千葉県から来たという親子連れが入って来たのでいっとき歓談しました。
関東圏からもお客があるのですね・・・。

ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012


人吉温泉巡りの旅・人吉お城まつり

2013年03月02日 | 温泉

人吉に着いたので、荷物を予約したホテルに預けてから湯巡りの旅をするつもりで、ホテル「さ蔵」までタクシーで行きました。

荷物を預けて一番目のお湯のある球磨川方面に歩き始めると、おしろ祭りのシャトルバスがあります。
発車するというのであわてて乗り込みました。

(シャトルバス)

お城まつりの趣旨も場所も判らないまま乗ったのですが、場所は市役所の脇の広場で、お城からも遠くないところです。

人吉城とか相良藩にかかわる人吉市主催のイベントのようでした。

(お城まつりの会場入り口)

メイン会場には甲冑で武装した人たちの演武、洋式砲術の模様などが演じられていました。

(葉隠れ武士の賛助出演?)

一番多いのは屋台の数で、いろいろの屋台が軒を連ねていました。。

(屋台1)

球磨焼酎の展示と試飲に興味があります。

(屋台2)


(屋台3)


(屋台4)


(屋台5)

よく分からないまま会場に行ってしまったのでどの程度ここで過ごすのか考えましたが、お湯巡りをした後で来ればよいと思い、徒歩で一番近い「桃李温泉石亭の館」に向かいました。

ひろさんの旅枕へリンク
Top→全国秘湯巡り→日奈久温泉と人吉 湯巡りの旅 2012