遅い昼食が終わって道路の反対側にある、今日泊めてもらう大沼旅館に行きました。
荷物を預けて、共同浴場に入りに行きます。
タクシーがつかまれば、青根温泉にも行ってみたかったのですが渋滞でタクシーはつかまらず、歩いて行ける範囲の共同浴場は、大沼旅館の隣の「寿の湯」と、「神の湯」の二箇所だけでした。
寿の湯は大沼旅館と道一本隔てた隣にあります。
寿旅館は唐破風の玄関をそなえたかっこよい建物です。
入ると、土間に面して番台があり、この番台は脱衣場の中が見えない今風の番台で、その奥に脱衣場。
(寿の湯)
脱衣場は細長く、女湯との仕切り側に長い脱衣用棚が連なっています。
(脱衣場)
ガラスの引き戸を開けると浴室で、浴槽は細長く、中央辺りに湯口があります。
反対側は洗い場で、壁に沿ってカランがあり、昔のセンター湯とおもむきが似かよっています。
(浴槽)
お湯は、表面がややあついものの、入ってしまうと適温で、浴感もしっとりとした良いお湯です。
タイルが茶色に染まっていますがお湯は無色透明です。
寿の湯は「遠刈田温泉株式会社」の運営で、源泉はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉です。
源泉温度は68.7度とのこと。
(屋根の湯気抜き)
屋根の湯気抜きなどは、温泉をよく知っている人の設計だと云うことが分かります。
とても良い共同浴場です。
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