翌日、とっておきの共同浴場を三軒まわりました。
先ず弥次ヶ湯温泉。
弥次ヶ湯温泉は弥次ヶ湯という地名の場所にあります。
場所は指宿市役所とJR指宿駅の間あたりで、やや市役所寄りといったところです。
付近に弥次ヶ湯公民間とか弥次ヶ湯郵便局などの建物もあります。
弥次ヶ湯温泉は今も湯治客を受け入れる湯治宿で、建物はご覧のようにクラッシックな二階家です。
(弥次ヶ湯の建物)
弥次ヶ湯湯温泉には二種類の源泉があります。
大黒湯と弥次ヶ湯です。
二つは別々の浴室になっていますが、玄関の廊下でつながっているので裸のままでも行き来が可能です。
大黒湯も弥次ヶ湯も脱衣場と浴室は間仕切りが無く、一体型の浴場で、浴槽は典型的な共同浴場スタイルです。
(大黒湯浴槽)
大黒湯では、先客がいていろいろ世話を焼いてくれました。
浴室は石造りで、浴槽も石造りでした。
小さめの浴槽はほぼ適温のお湯で、少々白濁していました。
源泉のお湯の投入は湯溜まりの開閉でするらしく、浴槽に直接流入しているようでした。この加減で湯温の調節をしているらしく、きりりとしたお湯は肌触りが良く、入っている間はべたつきがあっても、出た後はさっぱりと感じました。
(大黒湯脱衣場)
弥次ヶ湯の方も似たような浴感でした。
(弥次ヶ湯浴槽)
(弥次ヶ湯脱衣場)
両方の浴場を行ったり来たりしていると時の経つのも忘れます。
イメージ通りの浴場の姿は、やはり創業の明治25年当時のままなのでしょうか?。
(弥次ヶ湯の看板)
看板には自然湧出という文字がありました。
今時珍しい温泉です。
詳細は下記のホームページからどうぞ
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