善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

下田の散策(3)・土藤商店のギャラリー

2008年03月21日 | 温泉

昭和湯を出て下田駅方向に歩き始めてすぐに、土藤商店(つちとうしょうてん)という酒屋さんがあり、蔵の中に古い看板などが展示されているのでどうぞご覧下さいという張り紙がありました。

(土藤商店)


(張り紙)

向か側のなまこ壁造りの蔵に入ると所狭しと古看板が並べてあります。

(古看板1)



(古看板2)


(古看板3)


(古看板4)

多かったのは、酒や醤油などの代理店契約の看板、特約店の看板とそれら商品の宣伝看板などですが、油の代理店契約の STABDARD OIL COMPANY OF NEW YORK (SOCONY) の看板など特に貴重な品?もありました。(昔のアメリカのメジャーオイルの一社です)

また、大福帳など和紙で作って丁寧に記入された書類は貴重な明治の記録だと思われます。
何時間掛けても飽きのこない展示でした。

お店番の女性から「見直しませんか下田の民家と商店」という小冊子を頂き、翌日の民家の探訪に備えることが出来ました。

詳細は下記のホームページからご覧下さい。
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下田散策(2)・昭和湯

2008年03月19日 | 温泉

下田の町で真っ先に行きたいのは昭和湯です。
古町通りをかなり歩いた先にあります。
この古町通りはなまこ壁の民家の多い通りでもありますが、なまこ壁の民家については後から写真を載せます。
昭和湯は昭和の半ば頃の風情をそのまま残している温泉銭湯です。
お湯は蓮台寺温泉の引き湯を、掛け流しにしているのですから申し分ありません。

推薦理由のその1は脱衣場の天井が高いこと。
これが銭湯の特徴です。

(昭和湯)

次が、脱衣籠。
最近プラスティック製の籠が多い中で籐製の籠があるので感激です。

(籐製の籠)

浴槽は今時の銭湯に比べてやや深め。
これも昭和初期の銭湯の特徴です。
子どもの頃、よく行った東京の銭湯は、子供用浴槽と大人用浴槽があり、大人用はかなり深めで泳いでは叱られたものでした。

(昭和湯の浴槽)

湯上がりに番台と話すので、番台は男女のどちらにも目が届くことが大切です。
今時の番台は中を向かずに外側に入り口に向かって座っているところもありますがこれは邪道ではないでしょうか。

そして下駄箱。
居酒屋のチェーン店でしか見ることが出来なくなった木の下足札のついた下駄箱が健在です。

(松竹鍵のついた下駄箱)


ところで、昭和湯の脱衣場の壁に旧南豆製氷の古いポスターが張られていました。
大正時代の建物が保存できるかどうか危機に面してるのだそうです。
是非行ってみたいと思いました。

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