バージニア労働者

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ついにあの歯に (歯列矯正 通院6回目)

2008年07月16日 | 歯列矯正
今日はワイヤーの調整に行ってきた。

前回のワイヤー調節からというもの、
口内炎にじくじくとやられたり(参考記事
どんどん伸びてきた余分なワイヤーで
口の奥をぐさぐさと刺されたり、
けっこう酷い目に遭った。

そんな困難を乗り越えただけあって、
今回のワイヤー調節はなんだかうれしかった。

しかも今回、初めてと言っていいほど、
キャスパー君をはじめ、助手の女の子にも
「すごく動いたねー!(ワイヤーに)刺されたでしょう?」
と言われた。

ああ、刺されたとも。

抜歯した後の空間がどんどんなくなってゆく。

抜歯したての頃は、あのなんともいえない空虚なルックスに
本気で泣きたくなったもんだ。

もう二度と隙間が埋まらないと思ってしまうほどの
絶望感にまで突き落とされたのだから。

この気持ちは矯正のために抜歯した人でなければ
わからないだろうなあ。

昔「ちびまる子ちゃん」ってマンガが大ブレークして、
作者が絶望を表す言葉で、
顔に縦線
という言葉を頻繁に使ったが、まさにそういう縦線が
私の顔いっぱいにあったと思う。

ワイヤーの力って本当にすごいと思う。



これが去年、12月の始めの写真。



で、これが今日の写真。



で、矢印つけてる歯、そう、長年にわたって右の八重歯の下に
隠れてた歯にも今回ブラケットが付いたのだ。

8ヶ月目にしてやっとだ。

八重歯とその歯のガタガタ度がどれほどであったか、
思い知らずにはいられない。

写真見ても一目瞭然。

そういえば今日はキャスパー君、私の大っ嫌いなカントリーミュージックを
歌いながら私の歯をつつきよったけど、
私は彼の端整な顔の下からぼんやり思っていた。

「この人、歌わなきゃとっても綺麗なのに。」

あの子、だまってりゃ綺麗なのにと男の子が影で言っているのを
聞いたことがないだろうか。

まさにそういう感じだ。

キャスパー君は歌がへたくそなのだ。
矯正の腕はいいのに。 こっちのが大切よね

調整が終わって、テーブルの上を見たら、
今までになく物が散乱していて、
そこには私が今回もケチャップやら、マスタードやら
醤油やら、グレープジュースやらで色を付けてくたくたになった
古いバンドが横たわっていた。


哀愁漂うヨレヨレバンド。わかるかな?

思わず「お疲れー」とか言いたくなった。



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