バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

怪しい日本食 (本当の発祥地)

2008年07月12日 | 食べ物
待ちに待った金曜日。

今日は仕事を終えてから、大好きなクッキーを買うため
スーパーに寄った。


White Chocolate & Macadamia Nuts

アメリカではチョコレートチップ&胡桃のクッキーがダントツ人気だが、
私はこれが大好きだ。

スーパーの中を散策していて、今晩はさらっと野菜炒めでもして
食べようかと思い、野菜売り場を覗いたら、そこに真っ白なもやしが
売られていたのでびっくりした。

って書くと読者の方々は「?」と思うだろう。

私が普段行くスーパーのもやしは、人気がないためか
鮮度がかなり落ちていて、色がなんだか灰色で、とても買う気がしない。

その白いもやしのパッケージをつかんで、即カゴの中に入れた。
白いもやし入りの野菜炒め、美味しそうだ。

さっそく家に帰り、とりあえず買ってきたクッキーをパントリー
(食品棚)に入れとこうと思って、ドアを開けて気がついた。

いつからそこにあるのかすっかり忘れてしまったが、
「オタフクソース」があるではないか。



ありがたいことに、賞味期限も切れてない。

オタフクソースとは、広島の人で知らない人はいないぐらい有名な、
広島風お好み焼き、焼きそばとは切っても切れない関係のソースなのだ。

おぉぉぉ!これで焼きそばができるじゃん!!!
今夜は野菜炒めではなく、広島風焼きそばにしよう。

そしてまたふと思った。

パスタ系ならかなり常備しているが、
うちは「そば」を常備してる家ではない。

どうしよう。
すごく焼きそばが食べたくなってきた。

困った私の目線はあるところで止まった。

あ。パスタがある。

家では「Thin Spaghetty」といって
普通のスパゲティーよりも細いタイプのヌードルが常備されている。

これが「なんちゃってそば」にならないかな...。

「必要は発明の母」

という言葉もあるではないか。
発明したわけではないけど、素晴らしいアイデアには違いない。

そこでまた、はたと考える。

焼きそばってどうやって作るんだっけ?

日本で食べた焼きそばっていつだったかと、キッチンの真ん中で
突っ立って考えた。
何が入っているのかもよくわからなくなってる。

どうしてこれをスーパーで考えなかったのか。

今、「焼きそば」としてフライパンにぶち込めるのは
ピーマン、玉ねぎ、もやし、なんちゃってそば、子牛の肉
そしてオタフクソースのみだ。

もうこれでええわぃ。

かくして出来上がった品。 This is it.








意外にも結構美味しくて安心した。
やっぱりオタフクソースが良かったのか。

ただ食べたときの食感が、本物の焼きそばではなくて
やっぱりパスタだという事実は隠せない。


以前、「アメリカ発 怪しい日本食」という記事を書いたことがあったが、
怪しい日本食が生まれるのは、他でもない、我が家であった(爆)。

しかも料理長は日本人(爆x2)。

そういえば、いつだったか、親子丼を作るのに
日本酒が手に入らなくて、仕方ないので(ここでも「必要は発明の母」登場)
白ワインを使ったことがある。

そのときの親子丼もなんだか怪しかった。

親子丼なのに、なにかが違っていた。

...もはや怪しい日本食を出すレストランを笑えない状態ではないか。
ちょっと反省。

いや、でも私はそれで商売してるわけじゃないので人を欺いている
わけではない。たまに夫を欺くぐらいだ

だからいいよね、と開き直ったりして。


*********

ところで今日、iPhone3Gが発売になりましたね。


私が飛行機のファーストクラスに乗る確立がないのと同様、
これを購入することもまずないでしょう。

携帯に関しては「簡単・シンプル・安さ」がモットーなのでね。

ルイス(同僚)が今日、会社を休んでこれをゲットしに行ってました。
月曜日に是非拝見しようと思います。



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この職場が好きなわけ

2008年07月11日 | お仕事
以前、私が職場で何をやっているのかを簡単に書いたことがあった。(関連記事

「勉強」と称して、よその職場で統計やらビジネス分析などを
朝3,4時間ほどしているが、「勉強」というと聞こえがいいだけで、
いいように使われていると言ってもいい。

しかも候補者として、そこに抜擢されたと言えばとてもメンツが立つが
実際のところ私に白羽の矢が当たった理由として考えられるのは
無断欠勤が無く、遅刻もなく、時間内にレポートを作成できる
ということしかない。

本当に、それだけなのだ。

その職場はプロダクトマネッジメントという部署で、
会社の重役クラスや社長と直接関わってくる、私にとってはあまり
仕事しやすいとは言えない部署だ。

毎朝、売り上げのレポートを作成して上の人々にメールで送るのは
とても緊張する。

この先、心臓疾患で倒れたとしたら、その原因はこれ以外に見当たらない。

さて、今朝の話。

うちの会社、今度幹部数人が人事異動で大きく変わる。
私にとっては新聞の見出し程度のことで、せいぜい「ふーん。そうか。」と
いうぐらいだ。

ところが、ここの部署にとっては一大事のようで、
朝から誰かがそれを会話に出すと、大げさに
「オーマィガー!聞いたわよ!!!」というハイテンションな声が
どこからでも聞けた。

なんだか仰々しいな。
私のいる職場ではどんなリアクションなんだろう。

10時ごろ職場に戻って、何気なく言ってみた。

「聞いた?8月に幹部が代わるよ。」

その反応。

「へー、そうなんだ。(何か考える顔)...
そういや、昨日テレビでね、」


庶民風で居心地の良い、
今いるこの職場が、私は大好きだ。




さてさて、今晩の夕飯。
ホットドッグが食べたかったが、
さすがにコレステロールの話を昨日したばかりで
バランスのとれた献立でも考えようと、空に近い冷蔵庫を覗いたら
ちょうどよく、バランスの三角形(...ってわかるかな、
土台を炭水化物とか野菜とかにして、天辺に近くなると
肉類になるあの図です)が出来ることを発見。

野菜を多めにしたオムライスを作った。

ケチャップを上にかけるとき、いつも何か「書きたい」と思う。

今回はこれにした。
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓


ジャパーン♪

やっぱり日本人だしね。(特に大して意味はない)
オリンピックも始まることだし...。

ジャパンオムライス、美味しかった。




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コレステロール

2008年07月10日 | アメリカde健康管理
今日のタイトルとは全く関係ないけど、これ見て。



私、もうダメかも。→関連記事

敗北へのカウントダウンだ。くそー。

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今日、仕事を終え帰宅すると、留守電にメッセージがあった。
さっそく聞いてみると、それはDr.Wangのオフィスからの電話だった。

『Dr.Wangのオフィスです。折り返し電話してください。』

夫にかかってきたのだけれども、メッセージが淡々としてるわりには
ぴしゃりとしていて、なにか特別なことを言いたそうな感じが伝わったので
私が代わりに電話した。

彼は今海外で家にいないことを伝えると、ナースのアシュリーは
少し困った様子で、こう言ってきた。

「こないだのハニバニ(夫)さんのコレステロールの件なんですが。
Dr.Wangができるだけすぐにコレステロールを下げる薬を
飲むようにと言っているんです。」

先週、彼はコレステロールの検査を受けた。
年に一度の定期的なやつと、今回はちょっと特別に込み入った分析を
入れた検査もしてもらったようだ。

彼のコレステロールは全体値で見ると、全く悪くないが、
実はLDLの数値がとっても高い。
(*LDLとは悪いコレステロールのこと)

かつて昔、中学・高校などでは俗に言う「ツッパリ」(←死語)を
簡単に見つけることができた。
彼のコレステロールの場合、学校の全体の図を見るとその
ツッパリがいない、一見穏やかな感じがする学校に
心の底でとてつもない悪事をたくらんでる生徒がいて、
今回それが発覚した、という感じだ。

彼のLDL、本当に凄いのだ。

あまりに恐ろしい数字なので公表するのも憚る。

どうしてこんなにイケナイ数値なのか。
一番最初に思いつくのは食生活だ。
食の生活を管理しているのは、何を隠そう、この私なので
一瞬すごい罪悪感を感じたが、
すぐにその思いは消し去られた。

だって、彼とほとんど同じようなものを10数年も食べているのに、
私のコレステロールは最高に良い。

LDLはとっても低いし、HDL(良性のコレステロール)なんて
Dr.Wangが今まで看てきた患者の中で最も優れていると
お墨付きを頂いている。


ともあれ、時間を見計らって国際電話した。

「あのねー、Dr.Wangがさ、あんた薬が必要だってよ。」

「はいはい了解。今から出勤だから。またね。ハバグッデイ。」


アメリカ人の死因の1位は心臓病だ。
コレステロール検査なんて、2歳で受けさせるように国が推進している。

昔コレステロールって、成人病だったよね?

だんだん年をとってくると、心配の種がもっと増えるよ。
ヤだねー。




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ハニバニ不在につき

2008年07月09日 | アメリカ生活
昨日の朝、沖縄へと出発してったハニバニ(夫)。

サンフランシスコ空港から職場に電話があって、
やっぱりちょっとセンチメンタルな気分になったのねと思い気や、

「明日火曜日はゴミ収集日だからね。ゴミ、ちゃんと出してね。
それから戸締りは忘れんといてよ。」

と、まるで奥さんみたいなことを言い残して、成田へと飛んでいった。

「ガスや火の始末」に触れないところから、彼がいないときは
私が調理などしないことを完全にわかっているところが彼らしい。

私をよく知る友人(特にK姐とか)や、家族、そしてこのブログを
読み続けてくれてる方々ならよくご存知だが、
ハニバニが出張などで不在になると、私は調理は滅多にしない。

コンロは朝コーヒーを淹れるのに、私はフレンチプレスを使うので
熱湯がいる。だから、そのときにどうしてもガスは捻るが、それだけ。

月曜日の夕飯も、いつものチャイニーズでテイクアウトしてきた。


Sauteed Vegetables in Brown Sauce



そして今日(火曜日)。


Black-Eyed Susan
(↑春のツヅジの次に毎年きちんと咲いてくれます)

ゴミは忘れないように、月曜日の夜に出しといた。

さて、今日は昼から仕事を抜けて、歯のクリーニングに行って来た。

歯のクリーニングは1年に2回やってもらう。

クリーニング。いつも口の中の衛生には気を使っているので
(矯正してるしね)、キレイにしている方だが、
それでもプロによるクリーニングに越したことはない。

私はこのクリーニングが苦手だ。

キレイにしてもらうのは気持ちが良いが、
苦痛だ。はっきり言って、拷問に近いと思う。

まずあの道具だ。
私が先端恐怖症だったら、まず口のクリーニングなんて
絶対にさせないだろう。

何もかもが尖がってて、それで歯と歯茎の間を容赦なくグリグリする。
詳しく言うと、歯石を削り出す、という方が正しい。

椅子に座って、目の前にはちょうどよく小型TVが見えるようになっているが、
私はTV番組でも見てくつろぐどころか、今口の中がどうなっているのか
知りたくてしょうがなかった。

TVじゃなくて、鏡だったらなーとか思っていた。

よりによって今日は、「歯茎ライン」とやらを調べるとかで、
これまたすっごい尖ったペンみたいなやつで、歯茎をぶすぶすと
刺された。

歯の一本一本の「歯茎ライン」を調べるのだから、歯が埋まってる
歯茎の一箇所一箇所をぶすぶすとやるわけだ。

痛い。ちょっと我慢出来ないかも。

猫の爪をカットするときに、うちの彼女らも嫌がって手を
すっと引っ込めることがあるが、それと同じ要領で、
私は顔をそらした。
(少なくとも、猫の詰めきりは痛くないはずだ)

その痛みを相手に確実に伝えるにはいいアイデアだったと思う。

実際に、「ああ、ごめんねー。やっぱり患者さん、みんな口そろえて
痛いって言うんですよー。」と、その助手。やっぱりそうか。

やっと拷問が終わり、クリーニングが始まった。
これも痛い。

全てが終わって、「ちゃんとキレイに管理してますねー。グッドジョブ!」
など言ってくれたが、こっちは本当にどっと疲れていた。

それでもニッと笑って返したが、口の中がジンジンする。

帰り際、いつもどうり手土産をくれた。
日本でもそうするのかどうかは知らないが、アメリカの
デンタルクリニックではよくあることだ。


贈り物に弱い私。さっきの拷問も帳消しにしたげる。


どうでもよい話だけど、帰り道にTARGETに寄って、
面白い顔のスリッパを見つけて買って帰った。


Sock Monkey


今日はまたどこかで夕飯を調達しようと思ったが、
まだ口の中がジンジンしてたので何かあまり噛まなくていい
柔らかいものを探したら、これになった。


The Cream Stew

出来たとき、何か変なシチューが出来たなと思っていたが、
それがどう変なのか、写真を撮るまでわからなかった。

ニンジン入れるの忘れとった...。

ほれ、ハニバニ。
今日は調理したよ。





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ハニバニ 日本へ ・ そして小鳥のその後

2008年07月07日 | 家族


職業柄、本当に出張の多いハニバニ(夫)。
月曜日の朝、沖縄に向けて出発する。

「飛行時間が長すぎる。これだから海外出張なんてヤダ。」

とか言いつつも、今朝なんだかウキウキして荷造りしよった。

今回はDCからサンフランシスコ経由で関西国際空港。それから沖縄の
那覇市へと飛んでゆく。

帰りは那覇から成田、それからはDCまで直行便だ。

2年前、一緒に広島へ里帰りしたが、DCと成田の飛行時間は
15時間だった。詳しく言うと、広島を入れるとプラス1時間と
いうことになる。

飛行機に飛び乗ったら成田へ直行、乗り換えなくて楽ちんよねー!
と、はしゃいでいたのもつかの間、飛行機が離陸してすぐに
目の前の小型TVに『目的地まであとX時間』とか出るわけだ。
あのカウントダウン、まるで一生飛び続けるような感覚があった。

里帰りはしたいが、とにかく遠すぎる。

私の家族、どうしてカリフォルニアに住んでないんだろう。

ハニバニも確かに海外出張で心は弾むが(彼は日本が好きだから)、
飛行時間の長いことを考えると、それはそれで鬱陶しいらしい。

私も今年の11月に里帰りを予定しているが、
広島に着くまでの道のりを考えると、本当に嫌になる。

しかし、私は基本的に飛行機で旅行するのは好きだ。
離陸と着陸なんて得意だ(この辺、意味不明)。

ただ同じシートに何時間も何時間も座ってなきゃいけないのが
苦痛だ。何もなければ歩き回ることも出来るが、
以前、DCに戻ってくる飛行機が、やたら長い乱気流に揺らされて、
長時間席を立つことが許されなかった。

ただでさえ、それだけで苦痛なのに、これでもか!ってほど
飛行機は上下に急上昇、急下降を繰り返す。

「このフライト、満足できませんでした。よって、チケット代、払い戻ししてください。」

って、言えたらどんなによかっただろう。

ま、ハニバニは私と違って、旅慣れしている。
機内でゲームを始めたら、かなり集中できるようで、
ハイスコアを求めて何時間も同じゲームをプレイできる人だ。

...ま、無事に目的地に着いてくれ。

Bon Voyage!


そういえば、こないだの小鳥

土曜日の朝、その植木を覗くと小鳥が見当たらなくて、
結構焦って下の方とか、植木の奥の方とか見たけど姿が
無かった。

飛んで行っちゃうにはまだ小さかったのに...と思って顔を
上げたら、その場所より離れた場所に移動してただけだった。

その植木、すごく横ながなので、移動したければけっこう
動いていくことも可能だ。

移動距離の大きさに、もうあんなに動くことができるのなら
巣立ちの日も早いかななんて思っていた。
頭の産毛はまだふわふわしてたけど、体の羽なんてきれいに
なってたし。

案の定、その夜、小鳥の姿はもう無かった。

野生の鳥なので、自由に飛び立つことは構わなかったが、
もうあのブサカワな顔を見ることができないのかと思うと
なんだか残念で、淋しい気分になった。

あっと言う間に成長したんだね。


巣立ち。

卒業式で子供が巣立ってく親の気分ってこんな感じなのかなと
空になった植木を見ながら思った。

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Indipendence Day 2008

2008年07月05日 | アメリカ生活
                  

未だに日本人国籍の私にとって、米国独立記念日はただの休日にすぎないのだが、
もちろん祝日ってうれしい。


ケイエスの今日の出来事。

昨夜、テレビCMでBigMacを見てからというもの
一晩中それが食べたくて食べたくてしょうがなくなり、
ランチでマクドナルドに言ってきた。

もちろん食べたのはBigMacセット。



目標達成なり。

さすがにジャンクフードは再々食べないようにはしているが、
嫌いな食べものではない。
週に一回ぐらいは、ジャンクフードもいいではないかと開き直っている。

実は食べたもの、実物を写真に撮っておきたかったのだが、
なんつっても昨夜から頭の中がビッグマックで占領されていたものだから、
カメラを持参するのを忘れていた。
情けないが、それぐらいビッグマックの虜になっていたのだ。

ビッグマックといえば、私は日本にいた頃は
全く食べたことがなかった。
だって、やたら大きいし、やっぱり年頃だった私は
とにかく太りたくなかった。

特に日本のお年頃の女性って、ダイエットに心がけているし、
実際みんなスリムで体型が良かった。

だからビッグマックなんて食べたら24時間以内に
体重が5キロぐらい増えるなんてありえそうだと思っていた。

それがアメリカに来てから事態は急変した。

私はどんなに食べようとも、アメリカンサイズな体型になるには
程遠いと思えた。

始めて食べたビッグマック。
ソースがサウザンドアイランドっぽくて美味しい。

思いのほか、けろりと平らげてしまった。

日本の女の子って、こういうの食べてるのかな...。


目標を達成したその夕方。

タバコを吸いにガレージの外に出ていたハニバニ(夫)が
玄関のドアを激しくノックして、『出てきて!』の合図を
送ってきたので、何事かと私も外へ出てみた。

彼が見つけたもの。



表の植木の横でタバコを吸っていて、
何かに凝視されてる気配を感じてふと見たら、これがいたと言う。

羽の色からすずめだと察するが、
まだ雛のようだ。産毛がフワフワしている。



人間が何なのか知らないからなのか、
どんなに近寄ってもビクともしない。

ただ目をパチパチさせてるだけの、小さな小さな小鳥。

まだブサイクなのに、かわえぇ...。

ハニバニも私も動物は大好きだ。
それが動物の赤ちゃんとなると、もうメロメロなのだ。

何かしてあげたい、というか、守ってあげたくなるが、
なんせ野生の小鳥。

親鳥がどこで見てるかわからない。

ちょうどその小鳥が隠れている植木がシェルターみたいになってて
外敵から守ってくれそうだ。

そっとしておいた。

ただ気がかりなのは、ほんとうに親鳥が面倒を見ているのかということ。

それから数時間後、ドアの横の窓から
植木を覗いてみたら、親鳥であろう鳥が
その小鳥に餌をやってるところだった。

それを目撃できたことが、とってもラッキーだった。

ああ、よかった。

無事に大きくなって、飛んで行きますように。

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Don’t Speak to Me

2008年07月03日 | お仕事
「猫の手も借りたい」という言葉がある。


今日は月末レポートの2日目で、山場を迎えていた。

このブログで友情出演するK姐。
かわいそうなことに、彼女は私の毎月の「愚痴」を聞かされる
二人のうちの一人だ。もう一人は、ハニバニ(夫)ということになる。

彼女には毎月同じような愚痴を言ってるので、
彼女には「耳にタコ」みたいな話なのだが、
いくら自分の仕事が好きで、毎日楽しく勤務しているとは言え、
レポート期間の3日間は私も人格がおかしくなる。

なんつってもほら、その日その日で予定が組まれてる仕事のうえに
圧し掛かる責任重大な仕事が、嫌でも入ってくるのだ。

フレンドリーでいることが、とても困難になってくる。

もう何年もやっているから、同僚も
「あ。そっか。今日から3日間は話しかけちゃいけないんだった。」
という感じで、空気を読んでくれている。

でも私はそんなにKYな奴、ぶっ飛ばすわよ的な光線をバキバキ放出しているのだろうか。

同僚には申し訳ないとは思っても、本当に1分1秒足りとも
無駄にできない。ただでさえ、この3日間だけは私は残業を進んでするぐらいだ。

そうでもしないと絶対に3日間で終わらせることができない。

もし出来なければ、「目標達成にならず」として評価でマイナスになるのだ。
そうすると、年に一度あるペイレイズ(給料が上がること)にひびいてくるし、
そうすると、同じく年に一度あるボーナスにもひびいてくる。
(ボーナスは年収の何パーセントで入ってくるのでね)

そんな切り切り舞いな日に限って、コンピューターが作動しないだの、
自分が使ってるファイルが無くなっただの、パスワードを忘れただのと、
もう頼むから他の誰かに聞いてくれ...と言いたくなるが、
そういうコンピューター全般の簡単な問題解決も私の仕事のひとつなので
相手を無下に扱うことができない。

職場に、どんなに忙しかろうと、体の調子が悪かろうと、
いつも誰にでも同じような笑顔で応対できる人がいるが、
一体何を食べて暮らせば、あんなふうにスーパーウーマンごときな
神業ができるのだろうというような女がいる。

やはり私なんて、自分が忙しいと気持ちに余裕が全くなくなるので
私ってなんてダメな人間なんだろうと
自己嫌悪に陥るのも月初めの3日間だ。

う。やっぱり彼女が食べてるものが知りたい。(って、食べものだけの
問題なのか?)

でもまあ先月と比べると、さほど大きな問題もなかったので
(先月は稀に見る災難だったのだ)、今のところ順調に
フィニッシュラインに近づいている。明日は何が何でも仕上げなければ。

いっそのことうちの猫の手でも借りようか。
うちの会社が雇うかな(←違)。



リクルーター: 「で、フリスキーさん。特技は?」

フリ: 「スペースキー連打」



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骨に願いを

2008年07月01日 | アメリカ生活
今日も過酷な月曜日を過ごしたが、無事に任務を終えた(大げさ)。

普通なら安堵でほのぼのとしてくるのだが、
明日は7月1日で、6月分の月末レポートが私を待っている。

気分は重くなるが、やらねばならない仕事...。
残業する日が3日間続くが、それが終われば独立記念日!
暗くて長いトンネルも、一筋の光が見えれば歩いていこうという気になる。

気持ちなんて持ちようだなと思う。




さて、今日の夕食。

月曜はやることが多いので、月初めでなくとも残業してしまうときがある。
だから前もって、今日はスーパーのReady-to-Eat(すぐに食べられる)
で何か買って帰ろうと予定していた。

今夜の主役はこれ。


Boston Market Rotisserie Chicken

ローストチキンだ。

買って家に帰ったら、ちょうどハニバニも帰ってきたところだった。

彼はこれからちょっと運動をして、シャワーを浴びてから
夕食にしたいというので、買ってきたチキンをロースト皿に
入れ替え、低温のオーブンにぶち込む。

そして、2階からほのかに石鹸の匂いが漂う頃、
さっきのチキンを取り出す。


なんだかチキンがピンボケ

ローストチキンは柔らかくて美味しくて、
それだけでも楽しみなのだけど、なんと他にも楽しみがある。

お楽しみはチキンの中。




...かくして取り出だしたるもの、「骨」なり。詳しく言うと、鎖骨。


THE WISH BONE

ある程度乾いたら、骨の先を(写真の矢印のところ)二人が持って、
お互いに願掛けをする。いちにのさんで引っ張り合って、
折れた末に長いほうを持っていた方の願いが叶う...という、
まあ、おまじないというか、遊びがアメリカにはある。

なんとロマンチックな国だろう。

私たちは、ローストチキンを食べるたびにこれをする。

ちょっと想像してもらいたい。
いい年をした大人が、鳥の鎖骨を持ち合い、
真剣な眼差しで願いをかけるところを。(ぶっ)

いい感じに乾くと、「ポキッ」といい音をして
骨が砕ける。

「ちぇ。負けた。願い叶わず」
「やったね。願い事、叶いそう」

とか言いながらいい年した大人は言う。

だけど、どちらの願いが叶ってもいいのだ。
願うことなんて、二人とも同じようなものなのだから。


...いや、もしかしたら彼は彼で
タカラクジ ガ アタリマスヨウニなどと思っているかも知れない。

それはそれで、うれしいことには違いないか。



「家族全員、健康でいられますように」



骨に願いをかけるには、ちょっとプレッシャーが重いかな。

ごめんね、チキン。



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