ナンテンの花です。学名は「Nandina domestica」で、メギ科、ナンテン属の常緑低木です。例年梅雨が始まる頃に咲き始めます。写真は6月15日に自宅の庭に咲いているものを撮影しました。今年は花の付き具合が良くて秋の赤い実が楽しみです。開花の時期に強い雨に当たると受粉しないのか、実のつき具合が悪い年があります。しばらく雨が降らないことを祈っています。秋から冬にかけてヒヨドリなど小鳥の餌になりますので、小鳥観察も楽しみです。ナンテンの葉には防腐効果があるからでしょうか、魚料理などに添えたりもしますね。赤い実は咳止めに効果もあり生薬として漢方でも使われるようです。「難を転ずる」と語呂合わせで長寿を願う等おめでたい行事に実のついた枝を飾ったりする風習もあるようですね。
6月10日早朝旭川の歩道脇にある花壇で咲いているものを撮影しました。北海道は雪解けが5月連休の頃ですから、色々な植物がその頃から芽を出して一斉に咲き始めます。植物も短い夏を精一杯満喫して、種を保存しようと懸命なんですね。学名は「Salvia splendens」で、シソ科、アキギリ属の一年草です。原産地はブラジルで、初夏から秋まで長く咲き続けますので、夏の花壇を彩る代表的な花ですね。鮮やかな赤い色が燃える情熱を表現しているようで、南国の花を思わせます。花の色は、赤だけではなく色々あるようですが、やはり緑の葉と対照的で、原色に近い燃えるような赤が好きです。