9月9日の帯広は夏のような暑さでした。その中でも、秋を感じさせるイチイの実がなっていましたので、撮影したものです。イチイの木は古来宮仕えをする高官が使用し、後に神事で神主さんが右手に持つ「笏(しゃく)」として使われたり、一刀彫や箸などの材料に使用される木として知られています。北海道など寒冷地でサカキなどが育たない地域では、小枝を切って玉串としても使用されることがあります。花は春に小さい花が咲き、秋になると小さな赤い実をつけます。秋を先取りするように帯広では既に赤く色づいた実がついていました。赤い実は焼酎に漬けて果実酒にする地方もあるといわれていますが、種子は食べないほうが良いと記述されている資料がありましたので、注意しましょう。日本には、北海道から九州にかけての山間地に分布し、学名は「Taxus cuspidata」で、イチイ科、イチイ属の常緑針葉樹です。
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