8月下旬の頃から近所の家でさいています。遠くから見ると庭木に巻き付いて真っ白に見えます。近づいてみるとやや淡黄白色でした。本州から九州にかけての日本や朝鮮半島などの日当たりの良い山野に分布しているといわれています。学名は「Clematis apiifolia」、キンポウゲ科、センニンソウ属の多年草です。白く4枚の花弁のように見えるものは顎です。花が美しく、センニンソウと似ています。センニンソウは有毒であると記述されていましたが、このボタンヅルにはその記述がないので大丈夫でしょうか。茎は冬にも硬くなってテッセンのように残ります。実はテッセンとも同じ仲間の植物だからでしょうね。そういえば、花後の独特の綿状の種等はそっくりです。写真は9月16日に撮影しました。
牛久自然観察の森の遊歩道沿いにところどころで咲いています。林の中を散策していてたまたま発見すすると、ハッとびっくりするような美しさを感じます。マメ科らしい淡紅色の蝶形のフジに似た独特の花で、花の大きさは7~8mm程度です。葉は写真でお判りのように萩などより大きく、甘草に似ているので、和名の由来となったようです。ハギなどとともに秋を感じさせる花の一つですね。前述した盗人萩と同じ仲間ですので、花後の実は動物などに引っ付いて繁殖します。学名は「Desmodium oldhamii」で、マメ科、ヌスビトハギ属の多年草です。写真は9月15日に撮影しました。