季節の花

季節の花などを掲載しています。写真はクリックして拡大して見てください。
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ヤマトリカブト(山鳥兜)

2009-09-04 20:50:05 | 趣味・季節の花
つくば植物園の植物の多様性展示区画で見かけました。青紫色の独特の花の形をした花で美しいですが、毒を持つ植物で、人とのかかわりの中では、古代から吹き矢に塗る毒として使われたと記されていました。本州(中部~東北)の野山でやや湿り気の多い場所に自生し、「Aconitum japonicum subp,japonicum」、キンポウゲ科、トリカブト属の多年草です。国立科学博物館の研究資料によれば、全草が有毒で、世界最強と言われるほどに強い毒性分があるそうです。触るのも注意しましょう。毒が最も多く含まれるのは、根の部分で過って食べたり飲んだりすると、呼吸困難となり、死に至ることもあるというから恐ろしいです。また逆にこの毒性分を利用して漢方薬とし、他の薬と混ぜて使われるそうです。毒は大切!と記されていましたが、納得ですね。古の人は偉いとつくづく感心させられます。写真は8月20日に撮影しました。
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モロコシソウ(唐土草)

2009-09-04 13:20:10 | 趣味・季節の花
つくば植物園の植物の多様性区画の木陰でとても小さな黄色い花(直径約1cm)を見つけました。一見するとナスの花にも似ていて、花弁は丸く反り返って可愛い形をしています。説明板を見てびっくり。有毒成分を含み、昔は葉を乾燥させて箪笥などに入れて防虫剤に使用されたそうです。本州から琉球諸島にかけての海岸近くの照葉樹林の中で生育し、「Lysimachia siikokiana」、サクラソウ科、オカトラノオ属の多年草です。写真は8月20日に撮影しました。
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プロイピス・アムボイネンシス(ギボウシモドキ)

2009-09-04 12:43:54 | 趣味・季節の花
つくば植物園の熱帯雨林温室1階の展示室で見かけました。初めて見ました。白い花びらとハート形をした緑の葉のコントラストがとても上品で美しいです。現地の人たちは、「森の天使」と呼んで愛でていると言われますが、納得です。説明板によれば、東南アジア、ニューギニア、メラネシアの熱帯雨林地域に分布し、「Proiphys amboiensis」、ヒガンバナ科、プロイピス属の多年草(球根)です。園芸店では、「ユーリクレス・アボイネンシス」、「ギボウシモドキ」として園芸種が販売されて人気があるようです。写真は8月20日に撮影しました。
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