つくば植物園の文化の植物展示区画で咲いていました。これも野菊の仲間です。草丈は50cmくらいで白い花です。図鑑を見ると前掲の「白沢菊」の変種だそうです。この植物は、静岡県引佐町にある渋川温泉周辺で見られることからこの和名のようです。この花も開花してしばらくすると白い花弁は淡赤紫色に変色するようです。説明板によれば、静岡県・愛知県の一部に自生し、「Aster rugulosus var. shibukawaensis」、キク科、シオン属の多年草です。写真のように花弁が整然としていないところが何となく古代の花のような感じを受けます。近年自生地での個体が激減しているとかで、保護の対象にされているようです。写真は9月13日に撮影しました。
つくば植物園の各種野菊の仲間を集めたコーナーで、色々な種類の野菊が咲き始めています。すでに数種類は掲載しましたが、続きを掲載します。直径が2-3cmで白い花弁が美しい花です。秋の林の中で木漏れ日を受けて咲いていました。説明によれば、本州から九州にかけて広く分布し、「Aster rugulosus」、キク科、シオン属の多年草で、名前の通り、沢などの水辺や湿地を好む野菊の仲間です。開花して日にちがたつと少し赤紫色に変化するようです。写真は9月13日に撮影しました。