つくば実験植物園の熱帯雨林低地温室で見かけました。武田薬品HPにある薬用植物の説明によれば、インド・タイ・マレーシア半島等の熱帯アジアに分布するキョウチクトウ科の常緑低木です。印度では古来毒蛇に咬まれた際の薬として使われてきたと言われています。またこの植物の根が蛇のように見えることからの和名のようです。この根を乾燥させたものは、薬効があり、インドの伝統医薬として血圧降下や抗不整脈に使われたと言われています。写真は8月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯雨林低地温室で咲いていました。鮮やかな朱紅色の花が纏まって半円球状の花序をしている特徴ある花です。中国南部~マレー半島にかけて分布しているアカネ科の常緑低木です。サンタンカは、イクソラ・シネンシスの和名です。我が国では、沖縄で露地で花を観ることができます。元は三段花と呼ばれていたと記されていました。写真は、8月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で、世界最大のランが咲き始めていました。東南アジア、ニューギニア、ソロモン諸島の熱帯雨林低地の木の幹に着生して生えています。自生地では、茎の長さが7メートルにもなり、植物体の重さは約2トンにもなり、花は10,000輪も最多記録もあるとのこと。花が咲くのは、毎年ではなく、自生地でも数年に一度しか咲かないと記されていました。つくば実験植物園では、水生植物温室と2か所に分けて生育しています。運が良い場合は、開花したこのランの花を観ることができます。写真は8月30日に撮影しました。