鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『ツキ』って一体ナンだろう?

2011-10-22 22:54:25 | Weblog
朝から雨。

『ツキ』というのは、一体、どういったメカニズムで発生するのか常々不思議に思っていた。
このところのそんなことばかり考えていた。

同じような立場で採用されて、10年後の結果は、かたや一部上場の正社員、かたや期間社員と水をあけられたのである。あれだけスキルがないのに、ただ、あの時点で、あの組織にいたというだけで、この違い・・・とは・・・。

もちろん、学歴やスキル、キャリア、欧米では、宗教・人種と同じくらい、差別に値する年齢(欧米の履歴書には、生年月日を記入する欄は無いそうである)、それから容姿とか・・・そんな違いが、あるのが日本の雇用条件だけれども(要するに雇用条件が、日本的差別なんだろう)。

一時流行した『成果主義』も完全に失敗だったと聞く。

『運』だとか『ツキ』だとか・・・そういうものは、確かにある。

去年までは、このレベルで、管理職への道は、開かれていたのに、今年になってから、条件が厳しくなっただとか・・・去年のひとは、ラッキーで、今年のひとは、ツキがない・・・だとか・・・。

その明暗を分けるのは、『努力』だとか、そんなことは、ほとんどないと言ってもいいかもしれない。
努力しても管理職になれないひとだっている・・・。
成果を上げているのに、なんで、この程度?ってひともいる。

努力に対しての報酬(成果)が、見合わないのである。
いい意味で見合わないひともいる・・・『1』の努力で、『100』報われるひとだ。
反対に『100』の努力で、たった『1』しか報われないひともいる・・・いや、『1つ』報われれば、いい方で、報酬ゼロってことだってありえるのだから・・・。

簡単な数値化の例にすぎないけれども、この努力『1』に対して、『100』の効果を生むのか、『運』だとか『ツキ』なんだろうと思っている。

不思議なのは、この『ツキ』も『運』もよい人だから、正しいひとだから・・・ってことで、得られるものでもないってことだ。
・・・たぶん、人間の勧善懲悪なんてのは、何の意味も持たないし、苦労したとて、徒労に終わることがほとんどだということだ。

・・・となれば・・・打つ手は、ひとつ。
人の迷惑や世間体なんか、考えず、自分のやりたいようにやる・・・それが『ツキ』を呼ぶ唯一の方法なのではないだろうか・・・周囲の和を重んじる世代には、かなり難関な気もするが・・・。