鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『キッチンの穴:たけだみりこ・著』

2011-10-24 22:56:43 | Weblog
くもりがちで、蒸し暑い一日。


料理は、楽しい。
空腹を満たすため、食材を刻み、炒め、煮て、焼いて、揚げて・・・もちろん、生のままでも・・・といろいろな手法で、いろいろな味になる。

今日は、お料理の漫画本。
たけだみりこさんは、『セイシュンの食卓』や『異国のメシーる』などのお料理4コマ漫画を描いていらした。
お料理をしたことのないひとでも、簡単に作れるレシピを展開してくれる。
お料理本としても、漫画としても楽しめる一石二鳥なご本が多い。

シンプル系な画風で、キッチンに出没する漫画家兼主婦の二世帯家族の日々(野菜作りやガーデニング)、お菓子づくりに燃えた中学生、親元を離れての下宿生活や寮生活、本をたよりに、お料理をした経験なんかが、面白可笑しく描かれている。

料理は、生活に不可欠なことで、生きるためには、食材を、刻み、炒め、煮て、焼いて、揚げて・・・の手法で、食べられる形にして、1日3食賄わなければならないから、出来ることなら、料理が好きであったほうが、人生は、楽しいと思う。

私は、朝、昼ともほとんど食べないから、まともに作るのは、夕食の1食だけである。
一家の主婦ともなれば、家族のために、朝食を用意して、お弁当を作る人もいるだろうし、夕食は夕食で、たぶん1日のうちで、一番手の込んだものを作るのだから、料理が好きだの、嫌いだのなんて言ってる暇なんかないだろうと思う。
ましてや、お勤めをしていれば、それだけ、料理にかけられる時間も少なくなるだろうし、手抜きとなっていくのは、仕方がない事だと思う。

それでも、1週間に1回でも、2回でも・・・料理が楽しい・・・と思えれば、また違ってくるのではないだろうか・・・?

おなかをすかせた子供のために、お母さんが手早く美味しく作ってくれるカレーライスだとか・・・そんな料理を食べている子供は、幸せなんだろうなぁと思う。
コンビニでは、500円未満で、バカにできないかなり本格的な味のカレーライスを買うことができるし、カレーをつくたら、鍋や食器を洗うのも大変だから、コンビニで買っちゃえ!という主婦の方も多いのかもしれない。

そんな大人も子供も忙しい世の中だけれど、たけだみりこさんの紹介するレシピは、誰でも簡単に作れる・・・作る楽しみが味わえる1冊である。