猛暑日続く・・・。
先月の下旬迄、TBSの日曜9時枠で、オンエアされていた『ブラックペアン』全10話分の録画の視聴が終わりました。
所謂、医療系ドラマで、天才・心臓外科医が、大学病院というタテ組織の中で、失敗した手術をリカバリーする・・・というのは、かのテレ朝の『ドクターX』の流れを踏襲しているものと思われます。
ドクターX・外科医・大門未知子のジャニーズ版・・・ってとこでしょうか?
(ドクターXの続編を期待していたのですが、どうも、打ち切りらしいですね?)
権威や名声に媚びず、職場の仮眠室の一角に棲み、炊飯をして、玉子かけご飯を常食している渡海先生。
『邪魔!』、『アンタの失敗を無かったことにしてやるぜ。』の決め台詞で、神業のメス捌きで、患者を救う渡海先生。
そんな外科医をジャニーズ事務所のタレントさんの二宮和也さんが演じていました。
大柄で、タフな大門未知子先生(米倉涼子さん)を見ているので、男性にしては、小柄で、細身の二宮さんが、最後は、体力勝負の外科医役ってのも・・・不思議な気もしますが・・・そんな異質さが、このドラマを面白くしているのかも???(同じく、渡海先生の相棒のオペ看の猫田さん役も、印象に残る小柄な女優さんで、水谷豊さんの娘さん・・・だとか・・・目ジカラとか凄いですね)
佐伯教授役の内野聖陽さん、研修医の世良さん役の竹内涼真さん、黒川先生役の橋本さとしさんなど、長身やら、マッチョ系やらの役者さんに囲まれて、二宮さんは、更に、小さく見えてしまいます・・・が、そんなハンデ?も、気にならなくなる物語のテンポのよさ。
物語前半は、手術マシーンの導入に意欲を燃やす高階先生(小泉孝太郎さん)とのバトルをはじめ、外科医の頂点を決める理事長の座を巡り、佐伯教授と西崎教授(市川猿之助さん)の戦いを主軸に、機械よりも精密な手術で、勝ち続ける渡海先生の登場が毎回の醍醐味でしょうか?
後半は、心臓にペアンの刺さった一枚のレントゲン写真を巡るタイトルのブラックペアンの謎解きで、一気にフィナーレ。
・・・あと十年を待たずに、殆どの外科手術を機械(或いは、AI)が、行うようになっても、最後は、人の手によるもの・・・そうあって欲しいと思います。
久々に面白いドラマでした。
内野聖陽さんと市川猿之助さんは、大河ドラマ『風林火山』で、山本勘助と武田信玄を演じていたなぁ・・・なんてことなど思い出し・・・(いつのハナシだ?)