すっきりとした夏空には、ならぬ蒸し暑さばかり・・・なり。
葛粉1kgと少しばかり、購入したので、このところ、毎週1回くらいの割合で、胡麻豆腐が、夕餉の膳に供されます。
禅寺の典座さんの作る胡麻豆腐のように、いり胡麻をあたり鉢で、摺って・・・なんてことは、せず、練り胡麻で、やっちゃいます。
葛粉1に対して、水10、練り胡麻2、塩少々。
具体的には、葛粉25g、水250cc、練り胡麻50g、塩少々(お好み)
葛粉25gに、水100ccを加えて、よくよく混ぜます。
練り胡麻50gを入れて、更に混ぜます。
練り胡麻を軽量したカップに、150ccの水を注ぎ(軽量カップの練り胡麻を洗うため。練り胡麻べたつくので)、更に混ぜます。
泡立て器か、御しゃもじなどで、グルグルとよく混ぜます。
強火にかけて、ゆっくりかき混ぜていくと、液状だったものが、ゲル状に変わるので、そのタイミングで、弱火に。
弱火にしないと、コゲつきます。
あとは、5~10分くらい、鍋の中で、練ります(練るというよりは、おしゃもじで、コゲつかないように、ゆっくりかき混ぜます)。
水にぬらした型(流し箱、タッパー、プリンカップなど)に、入れて、表面が乾かないように、胡麻豆腐の露出面に、直接ラップフィルムを貼りつけ、冷蔵庫へ。
お醤油、わさびを添えて(卸生姜、甘い味噌ダレ、黒蜜・・・なんてのも有るようです)。
*水を、ダシ汁(一応、精進料理なので、昆布ダシがよさげ)に変えて、作るレシピもあるようですが、水だけでも充分美味しいです。
市販の胡麻豆腐を購入しようと思ったのだけれど、原材料の品目に、副原料の加工デンプンだとか・・・なにやら、増量剤、増粘剤、添加物がいろいろと使われているようなので、自作してみることに。
葛根(葛粉)は、その他にも、現在、夏風邪中の家人に、生姜葛湯などを、即席葛根湯(葛湯に黒砂糖と卸した生姜で作る)として、飲ませたりして、症状緩和に役立つほか、オナカを、こわしたとき、或いは、フツーのお料理にも色々使えて便利です。
それにつけても・・・。
精進料理の胡麻豆腐に、加工デンプンとはなぁ・・・。
練り胡麻にも・・・味付き練り胡麻とかいって、とんでもないモノが大量にブチこまれているしな・・・。
食品業界の良識って・・・たぶん、もうないのね・・・きっと・・・。