午前中は、薄日が差していたものの、午後になって、雷雨。
驚異?の10連休は、曇りベースの雨寄りのスタートとなったようで。
それにつけても・・・最高気温は、13℃と3月に逆戻り。
夏日になったり、春に戻ったり・・・と気象も何やら忙しい。
日も暮れた19時過ぎに、フクロウが鳴いた。
そして、22時から1時間近く、ゆっくり?と鳴いていた。
もう数十年も現在の場所に住んでいるのに、フクロウが、鳴いているなんて、全く気付かず、仕事を辞めて、一日中、雑木林隣接の二階屋で過ごすようになって、初めて、気が付いた。
たぶん・・・フクロウは、数十年前から、(季節にもよるけれど)夜になると啼いて居たのだろうし、私が、気が付かなっただけで、ちゃんと存在していたのだろう。
この二階屋に移ったばかりのときも、全く、気が付かなかった。
夜は、全く眠れていなかったのに、何故なんだろう。
たぶん、フクロウの声を、フクロウの声だと認識していなかったのかもしれない。
フクロウなんて、居たって居なくたって、困ることなんか一切ない。
くだらない悩みとか、イライラとか、不安とか・・・そんなものが、一杯で、周囲にあるもの、目に見えるもの、聞こえるもの・・・を、脳が認識していなかっただけなのかもしれない。
ソコにあるのに、見えない・・・聞こえない・・・。
今は、フクロウの声を楽しみにしている。
鳴くのを待っているから、聞こえるのだろう。
夜の雑木林では、その姿を見ることは、出来ない。赤外線カメラとか、暗視カメラなどがあれば可能かもしれないが・・・。
昼間は、木のウロなどで、眠っているから、コレも発見が難しそうだ。
それでなくても、私の視力は、年々低下しているし、運動神経がニブイから、動体視力もたぶん、ニブイハズ・・・飛ぶ鳥を捉えるのが難しい。
フクロウは、『不苦労』とも読み、幸運を呼ぶ鳥としても有名だし、ギリシャ神話では、知恵を象徴するものだと聞いているから、なんとなく良いイメージがあるけれど、夜にハンティングをする習性から、泥棒を意味したり、鳴き声が、不吉とされることもあるらしい。
夜間、寝そべってフクロウの声なんぞ聴いていると、ウトウト眠くなってくる。
あの低いビブラートのかかったような声には、催眠作用があるような気がする。
今時の日中は、ウグイスなんかが、鳴いているけれど、あんなに小さい身体で、よくあれだけの声量があるなぁ・・・と思う。
私の声も低くて通らないので、難聴の家人の耳には、届かない。
家人かかりつけの漢方医に、私の声は、低いしチカラがないので、家人に聞こえず、ストレスが溜まるでしょうと言われた。
正にそのとおりで、ウグイスのような声だったらよかったかもしれないな・・・などと意味のない比較などするあたり、時間の無駄だし、ヘンに落ち込んだりして、相変わらず、馬鹿だなぁ・・・と自己嫌悪に陥ったりする・・・こんな天気だし・・・。