強風。
昨日(2月22日)は、お昼過ぎより、相方と隣市シネコンへ、『1917 命かけた伝令』を鑑賞。
第一次世界大戦中、膠着するドイツ軍との戦いの中、退却の伝令を伝えるイギリスの青年兵2人。
戦車、機関銃など武器の進化により、塹壕戦を余儀なくされた第一次世界大戦。
ドイツ軍、イギリス軍ともに、ヨーロッパ大陸ベルギー・フランス・ドイツの国境付近に延べ700キロメートルにも及ぶ塹壕を掘り進んだ・・・という。
塹壕は、機関銃などから身を守るための堀なのだけれど、なんとなく知っていたくらいで、映画でみて、びっくりした・・・。
雨が降ればぬかるみ、衛生状態は、極限。結核、チフスなどの蔓延で、命を落とす兵士も多かったと聞く。
そんな塹壕を駆け抜け、戦友は、命を落とし、単身、ドイツ軍が、占拠した街を抜け、イギリス部隊の駐屯地へ、走る走る走る・・・。
誰もが、半年で終わると思っていた第一次世界大戦。
それが、1年過ぎ、2年過ぎ、3年経っても、一向に終わらない戦争。
英国の戦費は、一年間で、国家予算の6倍となり、戦費回収のため、ドイツ軍には、負けられないアメリカの参戦で、カタがついた。
因みに、ここ数年、秋口、春先などに流行したトレンチコートは、第一次世界大戦の塹壕(トレンチ)が、発祥だとか?
雨や泥をから身を守る撥水性の素材に、軍用の銃器の身に着けるための肩のベルトやポケット。
・・・でもなあ、あの泥だらけの塹壕では、折角のトレンチコートも・・・。
英国二大俳優、コリン・ファース、ベネティクト・カンバーバッチも、ほんの数分の出演があった。
それにつけても・・・。
今年のアカデミー賞は、なんとも・・・。いや・・・今年もか・・・。
英国映画は、見向きもされず、キムチ映画が、受賞とはなぁ・・・。
全編ワンカット撮影の迫力。
欧州に咲く桜の花、川面を流れる白い花びらの乱舞、草原に咲く黄色い野の花(きんぽうげ?或いはポピーか???)の美しさ。
戦場にも花は咲く。