夏日の秋の晴天続く・・・。
午前中、3日ぶりに家の外に出て、金木犀の木に花が咲いているかどうか、確認しました。
やはり、金木犀は、数週間を経て、今秋二度目の花を咲かせていました。
一枝剪って、母の仏壇に。
菊が枯れたので、先週の生ゴミの日に処分して以来、仏壇に供花がなかった(プリザーブドフラワーはあるんだけどね・・・)ので。
金木犀の小さなオレンジ色の花は、秋の色。
まだ秋になりかけの・・・夏色の思い出のようなオレンジ色。
季節ごとに、香る香木
春は、沈丁花(じんちょうげ)
夏は、山梔子(くちなし)
秋は、金木犀(きんもくせい)
冬は、蠟梅(ろうばい)
いづれも、単体での香が強すぎて、いくつかの香りを調香した香水を作るのは、ちょっと難しい?のかも。
単一の香りのものならあるんだけれど・・・。
私は、春に咲く沈丁花の香りが一番好きだと思うのです。
春雨の日の沈丁花の香り。
山梔子は、至近距離だと気持ちが悪くなってしまう。
そういえば、シャネル・ガーデニア は、山梔子・・・だったかな?
三十数余年前の話ではあるけれども。
普段、花などに目もくれなかった父が、金木犀を一枝、剪ってきて、コップに挿し、部屋に飾りました。
それをみた母が、
(珍しいコトもあるものだ)
と思ったそうで。
その1か月後、父は、亡くなったのでした。
母に関しては、そういう(前兆?めいた)コトは、なかったです。
一つの季節に二度咲きした沈丁花を眺めながら、そんなコトを思い出しました。
別に、何のことはない・・・記憶です。
・・・ここまで、書いて、ふと・・・もしかしたら、父が剪ったのは、金木犀ではなく、山梔子だったのかも・・・???
そうなると、季節が違うかな???
金木犀だったか、山梔子だったか・・・???
どちらも、馥郁とした香りの香木には違いないのですが・・・。