猛暑日続く・・・。
本日は、早朝より、相方と福島県郡山市・ふくしまビッグパレットで開催中の『バンクシーって誰?展』へ。
片道約150km前後の道のり。
往路は、一般道、復路は、高速道路で。
バンクシー。
その正体を知るひとは、たぶん・・・少ない。
謎のゲリラ画家。
路地裏の古びたビルの壁面などに、反権力、反戦、反資本主義などのメッセージ性の強い作品を、スプレーペンキ、ステンシルなどを活用して、独創的な作風の画家。
幾重にも交えられたアイロニー。
↓ 狙われた鳩(2007)
物質文明をあざ笑い、人種差別を嫌い、巨大企業により奴隷化する下層市民への憐れみ。
弱き者、弱者から搾取する社会構造を描きだす。
展覧会は、映画のセットのような街並みにバンクシーの作品の写しを配し、路地裏や古いビルの中の・・・バンクシーの作品の雰囲気を満喫できる構造。
影絵のネズミが、現れては消え・・・。
入口は、トリックアートのような傾斜の建物・・・正直、この演出は、平衡感覚を失い、気持ちが悪くなった。コレは、ちょっと・・・止めてもらいたかったな・・・(私は特に、起立性調節障害っぽいし、迷走神経反射もあるんで、傾斜のあるとこは、苦手なのかも)。
薄暗い展示場と皮肉に満ちた作品群。
かの都知事のみどりのたぬきのオバさんも、バンクシー作???と思われる傘のネズミの絵で、自らの知名度、好感度?などをあげることに活用していたけれど、もし、本当にあの絵が、バンクシーの作品であるならば、バンクシー自身、あの絵を描いたことを後悔しているのかも・・・と思ったり。
権力増強に利用されてしまったんだから・・・(ただし、本物ならば・・・のハナシだけれど)。