鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

一日中眠る・・・。

2009-06-18 21:02:56 | Weblog
雨が降ったり止んだりとはっきりしないお天気。
気温22℃と少しヒンヤリとしたカンジの一日。

・・・すみません。
今日は、一日中寝ておりました。
会社は、臨時休業なのだし、ワタシが一日中寝ていても、誰も困る人は、いないのですが・・・。

とにかく、眠くて、眠くて、眠っても、眠っても、まだまだ眠い・・・。

見るのは、浅い眠りに伴う夢。

行方不明になった猫が、出てきたり、今年の3月まで、一緒の仕事をしていたお姉さんが、
『おはようございます。』
と言って出勤してきて、また一緒に仕事できるね・・・と嬉しい夢でしたが、目がさめてみると、現実は、全く違っていて、猫は、既に、この世に留まっている事はないだろうし・・・と途端に、虚しくなったりで、どうにもこうにもやりきれず・・・。

なんなんだろう・・・。
今頃、こんな夢を見るなんて・・・。
真昼の夢だからなぁ・・・。
だいたい、こんな時間に寝ているほうが、ヒトとして、ヒトならぬ、生物学的に許されないことなのでしょうかね。

仕方がないです。

だって、眠いんだもん・・・。

徒然のsquall day・・・

2009-06-17 21:16:24 | Weblog
午後3時を過ぎた頃から、スコールのような(・・・いうよりは、完全にスコール!)雨。
雨もあれだけ、勢いよく降ると気持ちがいいもんですね・・・。

・・・で、すぐ回復して、陽も差してきたりしたのですが、帰る頃には、また降りだしたりして・・・。

雨の上がったあとは、空気もヒンヤリして、腕まくりしたシャツをまたモトに戻したり・・・。

5月から6月というと、四季咲きといわれる薔薇が、一番綺麗な時期だと思いますが、そろそろ、薔薇の季節も終わりかな・・・といったところ・・・。

・・・そんなお天気でした。


薔薇も一休みして、夏に備えているといったカンジですかね・・・。

さて、今週も、木・金曜日と臨時休業なんで、今日が、週末。
水曜日に週末感覚を味わうのもまた、一興・・・。

4月になって、契約の更新のなかった派遣さんのお仕事の大部分を引継いで、はや、2ヶ月。
臨時休業につぐ臨時休業で、勤務日数が少ない上に、仕事を増やされた訳ですが、これが、週5日間のフル稼働だとかなりキツイ一面もあったので、このところのお休みは、身体にとっては、ラクなのですが、メンタルな面は、かなりのプレッシャー。
・・・1日、駆けずり回って、仕事に追われるよりは、こっそり、出勤して、おカネにはならないけれど、仕事を片付けてしまったほうが、精神的に楽かな・・・とも思いますが、ボランティアじゃないんだし、やっぱり、やるからには、賃金があって当たり前・・・と思うようになりました。
経済危機ですしね。

自分の本来の所属先(派遣元)では、臨時休業のさい、1日につき40%の賃金カットの救済対策として、臨時休業の設定日に、半日、事務所で研修に出れば、100%保証になりますとの通達を受けました・・・。
強制じゃないとのことなので40%カットでもいいので、休みたい旨を伝えたので、臨時休業は、これからまた3ヶ月間続くわけです。

仕事が、増えて、給料が下がるといった、きっちりと曲線を描くような反比例のグラフの状態を見るようで、これはこれで、数学は、美しいものだな・・・とあらためて思った訳です。

なんだか、とりとめなく・・・まさに、つれづれなるままのブログとなってしまいました。

睫ダマの恐怖

2009-06-16 20:52:28 | Weblog
くもりがちで、少し肌寒いような一日。夕方から、激しい雷雨。

先日。劇場にて・・・。
ワタシの座った座席の前は、少し広いスペースの通路があって、前の座席とは、少し離れておりました。
ナナメ前に座った方は、細身で、なかなかフェミニンな佇まい・・・なのですが、その方が、横を向かれて、お隣のお連れ様らしきヒトに会話を始めるにいたり、ちょっと、驚いてしまったのですが・・・。

異様に長いその睫。
瞬きするたびに風がそよぎそうで、宝塚の舞台にでも立てそうなカンジでした。
・・・あれで、天然だったら、怒るけどね・・・。
明らかに『つけまつげ~』って風情だったのです。
(よく、あんなに長くつけて、目の下に、マスカラが、付着しないもんだ・・・)
その物理的に相反するメイクにいささか感心致しました。

でも、(大変失礼なのですが・・・)マジマジとみたところ、マツゲ部分に、ダマダマ・マスカラが・・・。

ワタシは、生まれてこの方、ツケマツゲとマスカラは、使ったことございません。
・・・一度だけ、購入したものの、どうしても、目元に、マスカラがくっついてしまい、これを落とすのだけで、時間喰ってしまっていらい、
『これは、ワタシのためにある商品ではないですね・・・』
・・・という境地に達してしまい、現在に至っている訳です。
まっ・・・面倒だし、綺麗に仕上がっても、全体的には、そう差異もなさそう・・・なんで・・・。

マスカラは、液(・・・でいいのか?)の中に、マツゲに付着させて、長くみせるような繊維(・・・でいいのか?)みたいな物質が入っているようで、これを、かなり上手にマツゲに付着させないと、ダマになってしまうというお話を聞いた事があります。

・・・ワタシ的には、あの(多分、化学物質)液体をマツゲに塗る事自体、抵抗があるのですが、アレって身体(目)に害はないのでしょうか?

マスカラ・ファンには、申し訳ないのですが、モデルさんとか、女優さんが撮影のために、使用するのは、職業上仕方がないと思いますが、ふつうの方が、アレを一日中つけていらっしゃると、1時間か2時間おきくらいに、メイク直ししないとダメそうだな・・・感じてしまい、どうも・・・。
メイクも厚塗りだと、なんだか、清潔感がないような気がしています。
自分では、メイクは、ほとんどしないし、しても全く変わらないし、かえって、穢くなっているようで、なんだかな~・・・、以前、このブログ(2008年6月23日妖怪・化粧喰い)でも書きましたが、私の顔って、所謂『化粧喰い』なので、塗っても、数時間後には、どこへやら・・・。

結局、とことん、化粧には、向かない顔なのですが、あのダマダマ・マスカラを見るたびに、美しさのために、反対のことしているようなのだな・・・と感じてしまいます。

しかし・・・あのダマダマは、ちと怖い。

驚異の23日連休!のようです。

2009-06-15 21:02:40 | Weblog
曇りがち。夕方から雨。

ど~しましょ・・・なんと8月は、夏季休業を含め、のぁぁ~んと・・・23日連続休暇とあいなったようでございます。
こんなに長い休みは、社会人になって以来なんで、十数年ぶりに、小学生に戻ったカンジ・・・ですかね。
入院したときでさえ、せいぜい12日間。
今回それの倍。

喜ぶべきか、悲しむべきか・・・。
それが問題ですが・・・(・・・ってこんなことで、ハムレット気取ってどうする?ってとこですかね?)

こんなことは、何度もないでしょうから、稀有な経験ですわな・・・。
これで、おカネでもあれば、北欧を中心に、ヨーロッパ大陸をめぐってみたい気もしますが、いかんせん先立つものが・・・ない!

おカネに少しの余裕があれば、暇がなくて、暇になったらカネがない・・・ってことで・・・。
うまく行かないものです・・・。

十数年前までは、毎年当然のようにあった夏休みですが、社会人になって、世間にある『夏休み』に背を向けて、当然のように会社勤めに精出してきた訳ですが・・・。
あったんだ!夏休み!!

いつまでも、いつまでも、ぐうたら、ぐうたら・・・寝ていてもいい夏休み。

もちろん、終盤につれて、だんだん重くのしかってくる宿題の心配もなし・・・。

これは、寿ぐべきなのか・・・?

その先の雇用は、どうなのか・・・なんて、夏休みの宿題より、深刻な問題もあるけれど・・・。

いろいろと複雑ですわ。

素直に喜べばいいのに・・・。
素直に楽しめばいいのに・・・。

経済危機!

2009-06-14 21:02:27 | Weblog
曇り・・・夕方から、激しい雷雨。

世界的な金融危機ですが、ワタシのお財布も近来、稀になく、金融危機的状況に陥ってきました。

そりゃ、そうだよな・・・。
1ヶ月の出勤日数が、12日間。
あとの9日間の臨時休業日で、通常の60%の支給率で、しかも残業前面禁止・・・だもん。

そりゃ、会社に行くより、休んでいた方が、楽でいいのだけれど、お給料が、半分以下ってのは・・・。
このままの状態が、今のところ、9月迄続く予定。
9月以降もどうなるかわかんないのですが・・・。

・・・という訳で、経済危機でございます。

なんで、アメリカの低所得者向けのローンが焦げ付いたってことで、ワタシまで影響受けねばならんのか・・・って、文句のひとつも言いたくなりますがね・・・。

昨日は、歌舞伎の7月公演のチケット先行販売が、あったのだけれど、これも、ちと迷いましたね。
・・・どうしようか・・・。
行きたいのだけれど・・・。
お財布に余裕ないし・・・。
一等席16,000円って、現状は、相当厳しいよな・・・。
三等三階席って、ナンだか、よく見えなさそうだしな・・・。
二等前方は、既に、良い席は、埋まっちゃってるし・・・。
何で、おカネに余裕のあるとき(・・・そんなときって、めったにありませんが、以前は、多少なりとも、そんなことも・・・)に、見たい興行やらないで、ワタシが金欠に限って、この演目もって来るの!
・・・と興行元の松竹さんに恨みの一言も言いたくなりますが・・・。

七月興行・・・坂東玉三郎さん主演の『天守物語』なんですけどね・・・。

3年前?の夏にもありましたが、そのときは、チケットが、Sold Out・・・だった訳で・・・。
やはり、迷っていたら、売切れてしまいました。

そんなこんなで、暫く迷った挙句、
『えい!いいじゃん。少しくらい贅沢したって・・・。歌舞伎くらい見たって、バチは、当たるまい・・・。』

仕方がない・・・。イザとなったら、かーちゃん銀行に、少し融資してもらおう・・・(無利息無担保で・・・)。

平日の『ユニクロ』で、価格について考える・・・。

2009-06-13 21:04:36 | Weblog
明るい晴れ。

昨日は、健康診断について、書きましたが、健康診断に必要なものに『Tシャツ』があって、これだとレントゲン撮影時に、脱がなくて済む訳です。
Tシャツなんて、大体1年も着ると、草臥れてくるので、健康診断の頃、新しいモノを買い求めるのですが、価格が安いというとやはり・・・(今は、そういわないのかもしれませんが・・・)貧乏人のブランド・・・(このあたり大分矛盾していると思いますが、貧乏人が唯一持てることのできるブランドって意味でしょうかね・・・???)、
いつもお世話になっています『ユニクロ』さん。
私は、あまりShopへは、いかず、ネット販売を利用しているのですが、今回、Tシャツの他に、買いたいものがなかったので、地元のShop(実店舗)を訪れました。どうせ、臨時休業で暇だしさ・・・。
しかも・・・平日・・・。
週末は、セールなんかで、いつも混雑しているらしいのですが、平日のしかも、15時過ぎってことで、空いているんだろうな・・・と思ったのですが、予想に反して、結構、お客さんがいました。

普通のお姉さんっぽい方、あきらかに主婦だろうな・・・と思われる方、男子学生さん、確実に60歳は、越えておられるだろうと思われるおばあさんの二人連れ・・・。

若者のShopだとばかりおもっておりましたが、特にそういうことでもなさそう・・・。

・・・で、さほど、明るくない店内を一渡り見回して、エクストラファインコットンのTシャツを購入することに・・・価格1,000円也。
他に欲しいものもなく、レジへと向いました。

レジのおねえさんは、やたらと元気がよくて、
『1,000円のお会計になります!』
と店内に響く声。
・・・おいおい、1,000円なんだぜ・・・。みんなもっと高いモノ買っているんだろうから、も少し小さい声でお願いしあますヨ!と心の中でそう思った訳です。
(・・・せめてもう1枚・・・ソックスか何か買っとけばよかったかな・・・)

ワタシの会計が済んで、次の人のお会計になって、レジのおねえさんは、またまたやたらと元気がよくて、
『500円のお会計になります!』
と店内に響く声。

(・・・!!!・・・えっ。500円ってアリなの・・・???)

このお店では、お客さんひとりあたり500円、1,000円の会計が当たり前・・・なのだろうか・・・。

ユニクロさん・・・この不況でも売上げを伸ばしていると聞くし・・・。
薄利多売・・・???少数精鋭・・・???と意味不明の四文字熟語が頭の中を飛来しました。

ワタシの金銭感覚がズレているのか・・・今時、Tシャツ千円って安いのか、高いのか・・・。


健康診断の季節

2009-06-12 21:00:50 | Weblog
梅雨入り宣言があったにもかかわらず、雨は、お休み。風が心地よい。

6月に健康診断を行う会社も多いんじゃないでしょうか?
以前は、4月だったのだけれど、工場の再編とかで、異動・転勤なんてことも多い4月は、スケジュール的に無理があるようなので、6月になったみたいなんですけどね。
2週間(10日)にわたり、食堂棟の前に、レントゲン車が、止まっております。

あとは、9月とか10月ってところも多いみたいです。

・・・という訳で、今年も検診は、無事、終了。

私は、今いる職場の社員じゃないので、胃のバリウム検査と大腸ガン検査は、診断メニューに入っていないので、他のひとより早く終わってしまうのですが、今回は、いつもより、時間がかかりました。
検査によって、時間のかかるメニュー(採血・心電図・レントゲン)には、長蛇の列だし、身長・体重といった検査に技術の要らないメニューは、誰もいない・・・。
時間のかかるメニューに、技師さんを増やした方が、早く終わるんじゃないかな・・・。
案内人を何人も立たせとくよりも・・・。

診断票をみると、視力が、一段階よくなっていて・・・これは、もしかすると老眼によるものだろうか・・・と、一抹の不安・・・。
身長も何故か、0・3mm去年よりアップしていたけれど、これも誤差の範囲だろうなぁ・・・。
体重は、去年とまったく変らず、42.5キロをキープ・・・こればかりは、5年間何故か、変らず・・・。
あきらかに見た目、脂肪は、増えていると思われるのに、体重に増加がみられない・・・ってことは、骨密度が減少しているせいなのだろうか・・・カルシウムと取らんとな・・・。

数値だけでは、見えてこない面も多々あるようですな・・・。

あんなに、大人数を、あんな短時間で、検査するってのも、雑と言えば、雑すぎるような気がするけど。
よほど増悪な変化がないかぎりでは、見落とされる確率の方が高くないかい・・・と思う訳です。

白衣高血圧ってのもありますしね(お医者さんをみると血圧上がっちゃうってやつ)。
普段の値とは、大分、ちがってくるでしょう・・・。
ワタシ、自宅の血圧計で測ると、最高血圧90mmHg前後だけども、健康診断で、計ってもらうと、正常値(今回は、124mmHg)になってるし・・・これでは、正確な値が掴めない・・・しかも年に一度、一回限りじゃあね・・・。なんか、無駄なような気がする・・・集団健康診断って・・・。
どれくらいのひとが、未然に重病を発見できているんだろう?それでもやらないよりは、マシってもんか・・・?

これって、どこかの医療ナントカの財源確保のために、国が、法律作って、やっているイベントなのかもしれないと・・・ひそかに考えたんですけどね・・・。国民のためじゃなくてさ・・・(薬事法だってそうみたい。あのネット販売禁止ってやつ・・・。国民のためじゃないってことらしいし・・・。)。
ひとり、1万円前後(多分、もっと高いんじゃないでしょうか、バリウム検査とかのオプション付は・・・)だとして、500人前後だと、10日間(1日4時間)で、500万円の検査料を、営業なしで、調達できるんだもの・・・って、考えすぎですかね・・・。

『梅雨入り宣言』と続く『臨時休業』

2009-06-11 21:00:27 | Weblog
昨日、『梅雨入り宣言』があって、今日は、朝から本降りの雨。
雨音で目がさめました。

去年より、8日間遅い梅雨入りってことですが、気象庁は、『桜の開花』だとか『梅雨入り』だとか、『春一番』だとか・・・ナントカ宣言ってのが、お好きですね。

いつから、梅雨になったのかとか、そのシーズンが終わったあとで、いろいろ検討して、修正したりするのだそうですが、各年、条件も違ってくるようだし、人が決める基準だから、天空にとっちゃ、知ったことではない・・・のだけれど、やはり、ヒトとしては、
『やっぱ梅雨ですかね・・・』
と言い訳が欲しい時もあるようで・・・。

雨が嫌い・・・というひとも多いですが、私は、外出しないで、自宅にいる限り、雨は、嫌いでは、ありません。
本日も会社は、『臨時休業』なんで、朝、本降りの雨の音を聞いて、
『こんな雨の中、傘もささずに、外出しなくていいなんて、ワタシは、なんてラッキーなんだろう。』
と天に感謝をしてみたりして・・・。

モトモト、あまりアクティブに動き回る方じゃないので、静かに過ごす、雨の日の方がいいのかも・・・。

・・・と言っても、やはり、雨も続けば、困るし、朝、薄暗いと、眠気が何時までも、引かないという体質的なこと・・・。
気圧が低くなると、『片頭痛』の発作が起きるってことですかね・・・。
一番、困るのは・・・。

頭痛くらいならいいけれども、あの吐き気だけは・・・と思いますが、以前より、症状は、軽くなってきているような気もするので、やはり、気分というか、気持ちに影響されているのでしょうか・・・。

病は、気から・・・とも申しますが・・・。

さて、『雨期』と続く『臨時休業』と、金融危機は、相変わらずですが、こういうときじゃないと、できない事を探して、過ごしますかね・・・。
・・・と言うものの、大抵、疲れて果てて、身体を横にしてばかりで、1日が終わってしまうのですが・・・。

『女信長』④~最終夜

2009-06-10 19:57:14 | Weblog
明るくなったり、暗くなったり、忙しい梅雨間近の空。

今回、まるっきり劇評(毎回、同じことを言っておりますが、劇評って程のモノじゃないんです・・・。感想といった方が適切なんですが、ちょっと気取って、劇評ってことで・・・)になっておりませんね。
・・・ナンだか、お茶を濁しているカンジは、否めませんが・・・。

主演は、黒木メイサさん(信長)、中川晃教さん(明智光秀)という布陣でしたが、何故だか、中川晃教さんが印象に残らず・・・。
相変わらず、歌は、上手いし、突き抜ける様な高音域、声量とも文句なし・・・なんですがね。明智光秀は、信長の影の存在って設定のようなのですが・・・。

斉藤道三役の石田純一さんって、テレビでは、よくお見かけするものの、舞台では、お初です。
いつまでも、お若い・・・確か、50歳はとうに過ぎているのに、年齢を感じさせないあの若さって一体・・・?
それなのに、斉藤道三役って・・・。
黒木さん演じる女・信長を『女』にする役だし、愛と平成の色男(古いか・・・?)は、健在ってとこでしょうかね。

この舞台の進行役といいましょうか、MC兼ナレーション、終盤では、やたらカッコイイ見せ場のあった山崎銀之丞さん。声もいいし、存在感のある徳川家康役でした。
3月の『御用牙』が、人身事故で、電車が遅れて、見に行けなかっただけに、今回は見られてよかったです。舞台チラシを拝見したカンジでは、もっと策を弄する狡猾なカンジかと思いましたが、なかなか、重厚なカンジでしたし・・・。

そして、一番の憎まれ役・浅井長政を演じたのが、河合龍之介さん。
長身で、均整のとれたスタイルで、舞台映えのする俳優さんですが、信長を手籠め(この字でいいのか?意味もこれでいいのか・・・???)して、手玉にとるかなりなヒール。
都会的で、女性の扱いのうまい洗練された戦国大名としては、なかなかよいキャスティングでした。

あまりお勉強が得意でなさそうで、サカリのついたナントカ・・・みたいなお市の方には、松山メアリさん。
可愛らしいんだけどね。
知的で、向上心があって、ひたすら高いところへ駆け上がるのが使命となっている信長にとっては、もっとも忌むべき存在で、舞台上で、罵倒されるバカ女を健気に演じていました・・・。
キャラの設定が無謀なせいか・・・ちょっとお気の毒なカンジ。

こちらも、ちょっとお気の毒なのは、有森也実さん演じる濃姫。
実年齢の若い黒木さん、松山さんに年齢のことで、つっこまれ、苦笑いの一面も。
女に嫁がされる女ということで、かなり特殊なシチュエーションを、やはり、健気に儚く演じられておりましたね。


・・・という訳で、女信長・・・本日、これにてファイナル。

『女信長』③~深くて暗い河がある・・???

2009-06-09 21:03:12 | Weblog
明るい曇り空。時々、日差しが眩しい。

男女逆転の『大奥』を執筆されたよしながふみさんは、手塚治賞を受賞されました。
若い男性しか罹らない奇妙な流行病の蔓延で、男女の人口比率が、2対5になっていく江戸時代に、男性のお世継ぎがいなくなった徳川家では、三代将軍以降、女性が将軍となり、政治を行うようになる・・・といった物語ですが、なんと女の園・大奥には、美女ならぬ、美男三千人・・・とか・・・。
そんなところで、将軍は、いい男をよりどりみどり・・・って訳で、もともと絶対数が少なくなって生存危惧種となった(美)男を独り占めって・・・権力がモノをいう訳ですね・・・。

またまた横道に反れましたが、『女信長』もそのパターンか・・・。
流行ってんですかね・・・男女が逆転するってのは・・・。
文学とかの世界では・・・。

もともと、脳の構造からして、かなり違う男女ですが、どうなんだろう・・・。
女性が、政治を行えば、男性より、住み易くなるのでしょうかね・・・。

戦国時代を書く作家さん達は、国盗りに奔走する武将たちの間で、運命に弄ばれる女達を、悲劇的に描きますが、かの美輪明宏さん曰く。
『女性に力(腕力)をあたえたら、精神的に弱い男なんか、叶わない。だから、神様は、女性から、腕力を取り上げた。みてごらん。倒産して自殺をする社長さんって、大抵男だから・・・。女のひとなんか、開き直って、どうにでもしてって言って、死んだりするひとは、稀・・・。図々しいというか・・・。男は、か弱い生き物なのよ・・・。』

まぁ・・・そうなのかも知れません。
精神力では、女性の方が強いかもね・・・。
だって、子供を生んで、育てていかなくちゃいけないんだもんね。

前述のよしなが版『大奥』では、将軍職にありながら、男性の側室の子供を次々に産んで行く女将軍達ですが、『女信長』には、それがない・・・。
家臣の武将達に、身体をあたえ、虜にしていくにも関わらず・・・。

やはり、その辺が、男性作家と女性作家の視点の違いかとも思われますが・・・。

戦ばかりの戦国時代と天下泰平の江戸時代では、やっぱ違うといえば、違うんでしょうかね・・・。

やはり、男女間には、深くて暗い河があるようです・・・。