鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

圧力鍋

2020-07-20 23:26:23 | 食・料理

梅雨寒解消。久々に陽も差して、真夏日。気温31度。夜から雷雨。

ブログも久々・・・というか・・・。

 

5月の始め頃に、圧力鍋を買ったのだけれど、コレが、なかなか重量があって(圧力かけるんだからフタが重いのは当然と言えば、当然で)、使うのが、少し怖かったんだけれど、説明書など読んで、使ってみると、かなりな優れものであった。

同時に圧力鍋用蒸し目皿も購入して、ジャガイモやカボチャなんかを、圧力をかけて蒸すと、普通の蒸し器で、蒸したときのように、水っぽくならず、ホクホクに仕上がるし、圧力鍋の最大の利点・・・加熱時間が、水から加熱しても5分程度で、蒸しあがってしまうので、ガス代節約にもなるようで。

ジャガイモやカボチャは、レンジで、チン!の方が、早いかもしれないけれど、アレは、危険な電磁波が、出ているし、細胞の振動で、加熱するから、パサパサして美味しくないし、濡らしたキッチンペーパーで包んだり、ラップかけたりしても、蒸し器には、敵わない。

驚いたのは、ゆでタマゴも、3分前後の加圧で、出来てしまう・・・フツーに茹でたら、固ゆでだと12分くらいはかかるので、1/4の燃料費(因みに、電子レンジだと爆発しますかね。玉子は・・・)。

黒豆に至っては(コレは、一番最初に圧力鍋で、作った料理なんだけれど)、加圧時間20分で、やってみたところ、豆の皮がしわしわで、硬かったので、一度、冷まして、10分加圧したところ、シワも取れて、美味しく煮あがった。

黒豆は、お正月前の大晦日の前日の夜、調味液に一晩つけてから、大晦日に、石油ストーブの上で、8時間前後、コトコトと気長に煮ないといけないので、かなりな時短でもあった・・・もっとも、あの黒々とした艶迄、期待するのは、酷ってもんだろう。少し色の薄い・・・というか、少し小豆っぽい感じになったけれど、冷蔵庫で、10日前後保存しても、美味しく食べられた。

市販の黒豆(特に丹波産の粒の大きなもの)は、高額だし、如何せん、甘すぎるので。

やはり、グラニュー糖などの方が、すっきりと煮あがるのだろうけれど、私は、黍糖と蜂蜜、メープルシロップで、煮ている。

 

実は、この圧力鍋。料理にも使うつもりだったけれども、本来の目的は、焼酎を蒸留して、エタノール消毒液を作る予定で、購入したのだけれど、蒸気排出口に、シリコンチューブを接続して、蒸留装置を作成しなければならないし、直火では、危険なようだし、(電気の圧力鍋を推奨していたんだけれど、電気の圧力鍋は、高額なんで、ちょっと手が出なかった)、未だに、ドラッグストアには、未だ、エタノールの姿はなく、最近では、イソプロピルアルコール(これも、リアル店舗では、売ってくれないので、インターネットショップで、購入した)を、純水で、希釈して、使っている。

工業用なので、手を消毒するものには、グリセリンを加えている。

例の疫病も、第二波というか、市内で、クラスターなるものが発生し、倍々に増えているから、再び、自粛もあるかもしれず、エタノールが、モトの値段で、買えるようになるのは、いつになるのだろうか・・・。

 

 


パリ祭/梅雨寒

2020-07-14 22:52:54 | Weblog

雨降ったり止んだり。気温23度。

明け方は、気温が下がってきたようで、長袖に着替え、押し入れから毛布を引っ張り出し、正午前迄、眠ってしまった。

7月14日は、パリ祭だなぁ・・・なんて毎年思うけれど、7月も中旬ともなれば、そろそろ梅雨明けもして暑い夏を迎える恐怖で一杯になる時期だけれど、去年の7月も冷夏を彷彿とさせる気候だったのに、8月になったら、一転、猛暑になった。

地元の某・NHK国営放送局の気象情報で、統計を開始した1951年以降、梅雨の明けない年が、1回だけあって、1993年だったということを言っていた。

そうだな・・・あの年は、お米も不作で、外国米を輸入する騒ぎがあったし、今上婚礼の年でもあり、禍(わざわい)天皇に相応しい予兆だったんだろう・・・。

あの年(1993年)の夏は、寒くて、とても凌ぎやすかった。

お盆中なのに、気温が20℃以下で、布団をかぶり、終日、本を読んでいたのだった。

あの分厚い京極堂シリーズを明け方迄。

 

パリ祭といえば、渋谷Bunkamuraの地下にあるドゥ マゴ パリを思い出すのだけれど、パリの雰囲気を模したようなレストラン、本屋さんなどがあって、おしゃれな雰囲気だった。

Bunkamuraには、演劇鑑賞によく通ったし、美術館も訪れたけれど、併設のル・シネマは、素通りだった。今にして思えば、全国上映しない・・・所謂、マニア向けの映画などの上映が多くて、一度行ってみればヨカッタと少し後悔している。

このところの流行病で、映画演劇業界は、苦境に立たされているようだけれど、劇場集団感染(クラスターなどと呼んでいるけれど、素直に集団感染でいいじゃん。他にも、オーバーシュートだの、ウィズ&アフターコロナだとか、ロックダウンとか・・・カタカナばっかりで、コレは、あのうさん臭い緑のたぬきのオバさんあたりがオオモトかも?と思っているが、このひとの学歴詐称とか、責任転嫁&放棄とか、なんだかとても見苦しいので、あのオバさんが、テレビに映ると消すことにしている。テレビのスイッチを切ったり入れたりと忙しいので、もう出てこないでほしい・・・関係ないけど・・・)したというニュースをしつこく報道していて、そのせいかどうか・・・10月に上演予定だった舞台のチケットを購入したのに、公演中止・延期のお知らせが、Eメールに届いていた。

残念なコトである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ゲキ×シネ『けむりの軍団』

2020-07-13 23:56:57 | 演劇・映画

最高気温24度。風が冷たいのに、動くと蒸し暑い。

昼から、相方と隣市シネマ・コンプレックスへ、劇団☆新感線2019年上演の新作舞台劇を映画に再編集したゲキ×シネ『けむりの軍団』を鑑賞に。

上映時間が、13:00だったので、居住地の料亭(風のチェーン店)で、すき焼き弁当を調達してから、隣市へ向かう。

当初の予定では、シネマ・コンプレックス近くの都市型公園で、涼風に吹かれながら、料亭(風)弁当を使う予定だったのだけれど、テイク・アウト受け渡し時間が、11:30からということだったので(こんなことなら、前日に予約して、開店と同時に受け取ればヨカッタんだけれど)、ずれ込んでしまったんで、シネコン駐車場にて、車内で、お昼ごはんと相成った。

前回のゲキ×シネは、ひろいスクリーンを貸し切り状態での鑑賞だったけれど、今回の『けむりの軍団』は、月曜日のお昼の上映で、10数名程のお客さん。

3時間超え(休憩15分)上映時間を、飽きさせずに、展開していくのは、新感線ならでは。

新感線の看板俳優・古田新太を軸に、池田成志が、絶妙に絡み、キレイ処は、早乙女太一。

役者が、揃ったね。

それにつけても・・・古田新太は、不思議な色気のある役者で、強面なれど、笑うとカワイイ・・・。なんとなく、ベルツノガエルを思い出してしまう。ブサ可愛いというか・・・。

終盤、もう少し、古田と早乙女の殺陣が見たかった。

もっとも、古田の体力が持たないのだろう。若い頃の軽やかな動きを期待するのは酷というものか・・・それを補ってあまりある早乙女の綺麗な動き。

存在感抜群な粟根まこと、歌唱力の右近健一、ヘタレな二枚目半の河野まさとは、健在。

アイドル可愛い系の清野菜名のアクション、上手かった(新感線でのゲスト出演の可愛い系は、殆ど下手くそなんだけど)・・・ただセリフがいまひとつ・・・。

 

それにつけても・・・。手許不如意のため、舞台観劇は、手が届かないし、例の疫病で、休業中の劇場も多い中、地元に近くて、新感線の新作を見られるのは、有難い・・・日頃の憂さを忘れさせてくれる3時間と少し・・・。

 

 


虹立つ夕暮れ②

2020-07-12 23:34:35 | 自然・気象

日中31℃。真夏日。

正午過ぎから、雷雨。

激しく降ったと思ったら、夏の日差し。再び、雨・・・忙しい梅雨の空。

最高気温31度から、ジェットコースターのように急降下して、現在21℃・・・肌寒いくらい。

 

夕刻、東の空に虹。

梅雨明けは、先延ばしになったようで・・・。

 

 


水くぐる衣⑦(洗濯に関するどうでもいい話)

2020-07-09 22:40:04 | Weblog

朝方、結構、大きな地震。

震源地は、かなり近い・・・。

スマートフォンとタブレットが、緊急地震情報!地震です!!をあの爆音と伴に繰り返し・・・。

 

今日も、午前中は、本降りの雨、午後からは、雨は止んだものの、時々、思い出したように降りだし、夕刻になると薄日も差す・・・こんなパターンが、数日続いているようで・・・。

こんなお天気だと、洗濯物をしても、雨の止み間にベランダに干すか、乾いていない状態で、部屋干しするか・・・そんな感じで、しかも、蒸し暑いから、まめに着替えるので、溜りつつあり・・・。

正午過ぎ、薄手の乾きやすいものから、洗濯して、ベランダに干した。

乾いてくれると有難いのだけれど・・・。

風も出て来たし、気温も高かったので、なんとか、乾いてくれたようだ。

 

洗濯・・・と言えば、某・通販の便利家事グッズのページで、えっ?っと思う商品の記載があった。

スニーカーを洗濯機で洗うためのネット・・・というか・・・靴を?洗濯機で??洗う???

地面や道路や駅・・・そんなところを歩いた靴を洗濯機で洗うのか・・・???

その神経って・・・???それとも、普通なのだろうか・・・???

私は、気持ちが悪いので、絶対に、洗濯機で、靴を洗いたくない。

 

普通の衣類でも、インナーとアウターは、分けて洗うし、繊維の種類によって、洗い分けをするのが普通だと思うけれど。

・・・靴を洗った洗濯槽で、衣類を洗う・・・神経が、理解できないんだけど・・・。

 

第二次世界大戦時のドイツでは、武器弾薬の不足から、国民に、銅や鉄やなどの金属類を供出させて、鍋などが、一般家庭からなくなって、便器で、煮炊きをした・・・という記述を読んだことがあるが、煮沸してしまえば、細菌類は、死滅するので、衛生的?だ・・・というのが、合理的なドイツらしい・・・みたいなことが、書かれていた・・・。

気分の問題として、そういう金属で、食事を作りたくないし、衣類を洗う洗濯機で、靴を洗いたくない(・・・って、たとえが、違うような気がしないでもない)。

そういう商品を販売している会社のプランナーは、どういう神経をしているのか・・・ちょっと不思議だ(以外とおしゃれな通販会社なんだけど・・・Fェリシモ)。

 


蒸し暑いのに・・・。

2020-07-08 23:58:29 | Weblog

午前中雨、午後から止んで、その止み間に、5日ぶりの外出。

本の受取、家人の友人に贈答用の図書カードの購入、郵便局、食糧調達など。

 

冷蔵庫の中も、ガラガラ。生鮮野菜類もストック切れ、お米も残り少なくなって来たので、街中へ。

いろいろと買い物をして、何処のショップも、レジ袋というものをくれなくなった。

レジ袋欲しくば、幾ばくか(3円とか、5円とか、10円とか・・・)のカネを支払らえ。

月に60回、買い物をすれば、レジ袋代は、180円から600円は、安いのか、高いのか・・・?

どうせ、なんかの利権絡みの庶民イジメなんだろう。

環境問題にからめると、なんでも正義にすり替えてしまうあたり・・・姑息だ。

 

本屋の目立つ場所に、学校さぼって、環境問題を訴えたあのヒステリーガキの本が並んでいる(この本は、読む価値があるのかどうかわからないけれど、あの北欧の女の子が、ワタシってすごいでしょ?みたいなオーラが、半端なくて、イヤだ)。

この子も、おとなに操られて、自分自身の無知を臆面もなく(或いは、気が付くことなく)さらけ出している。

環境問題をヒステリックに喚く前に、まず、学校へ行け・・・といいたい。まあ、私がとやかく言うことでもないか・・・見なければ済むことだ。

 

そして、車外気温は、36℃を示していた。

この蒸し暑い中、マスクで、おでかけは、死活問題だ。

苦しい。酸素が欲しい。暑い・・・ホウホウのていで、帰宅。

 

まだまだ続きそうな長雨と豪雨。

爽やかな空気に包まれる日が、早く来くるといい・・・。

 

 


七夕・蝉②

2020-07-07 23:50:51 | 自然・気象

七夕。

小雨が降ったり、止んだり、晴れ間も少し。強風も・・・。

蒸し暑い七夕。

昔(子供の頃)は、七夕になると、あと2週間で、夏休み・・・といった期待感溢れる時期で、少し長じてからは、期末テストの時期を終えたあたりで、来週は、市内の夏まつりで・・・といった・・・結構、夏のはじまり・・・みたいな・・・ワクワク感もあったけれど、最近では、暑くて、うんざりする夏が、じわじわやってくる時期だし、それなのに、陽は、どんどん詰まってきて、夕方が早く暮れて・・・なんだか、少し寂しく?なってみたり?している。

昨夜、窓にバチンバチンと当たる音がして、ふとみると蝉であった。

種類は、わからないけれど、油蝉のような羽ではなくて、透明な色の羽だった。

 

今日の夕刻(18時半頃)、某・国営放送を見ていたら、九州の水害のあった地域の映像が、流れていて、ふと、蜩(ひぐらし)の声がして、被災地では、もう蜩か・・・と思ったけれど、その映像が、終わっても、蜩の声が、聞こえていた。

裏の雑木林か・・・と思って、テレビを止めたら、やはり、カナカナカナ・・・という蜩だった。

例年だと、梅雨の末期頃、梅雨明けを告げるように鳴きだすのかと思ったけれど、或いは、もっと早かったカナカナカナ・・・・。

 

ヤツが、鳴きだすと夏が来る!!!

 

今年は、例の疫病の終息を待たずして、第二波らしいし、暫く、豪雨の心配もあったりで、やはりいつもの夏とは、違うような・・・蒸し暑い、蜩の初鳴きした七夕の夜・・・。

 

 


集中豪雨

2020-07-06 23:53:57 | Weblog

雨続きな毎日。

 

九州地方が、大変なことになっていて・・・。

一刻も早く豪雨が、去ってくれることを・・・。

被災された方々が、一刻も早く、安心できるように。

時折、強くなったり、弱くなったり、間断なく降り続く雨音を聞きながら。

 

禍の雨が、福音の雨に変わりますように。

 

 


家人の災難

2020-07-04 22:44:44 | Weblog

最高気温26度。曇りがち。少し肌寒いような気がするのは、昨日より気温が低くなっていたためか。

 

一昨日(木曜日)、映画がハネたのが、午後10時30分で、映画館から、自宅へ直帰。

午後11時を少し回っていて、一眠りして、目覚めた家人がいた。

別段、変わった様子もなくて、御茶など飲んで、また一眠りすると言っていた。

私は、湯あみなどして、そろそろ寝るか・・・と思ったのが、午前2時半。

ウトウトし始めると、カタンカタン・・・と階段を上る音がする。

『やっぱり来たか!』

痛い?(のか・・・どうかわからぬが)足を引きずって、二階の居室迄、家人が、来るのは、大抵、なにか不具合があった場合だ。

『なんだ?今度は・・・。』

 

家人曰く・・・。

『耳の中に、虫が入った。』

家人は、鼓膜を失って、久しい。

鼓膜がない耳に、虫の侵入は、ちとヤバイ(・・・大抵、ひと夏に、1回は、そういうことになる)。

また県央の大学病院の夜間診療へ行かなきゃならんのか・・・。

 

『D大の夜間救急へ行くか?』

と聞いてみると、先程よりは、症状(虫の動き)がなくなったので、朝迄、様子を見てると言い出した。

でもなぁ・・・。

そんなこんなで、夜が明けて、私が寝付いたのが、午前5時。

そのまま、爆睡している間に、家人は、ひとりで、タクシーに乗って、市内の耳鼻咽喉科へ行った(らしい)。

戻ってきたのが、正午前。

 

家人曰く・・・。

『酷い目にあった。』

状態を話すのが、遅いので、イライラしながら聞いていた。

耳は、なんともなかったので、序でに、耳鼻咽喉科の近くの眼科医へ寄ったらしい。

その眼科医は、予約制らしく、予約もせず飛び込んだ家人は、2時間待ったが、一向に、診察してくれる気配がない。しかも、エコアンが、ガンガンきいていて、足が痛くなって、具合が悪くなったので、受付に、その旨を伝え、病院を出ようとした・・・が、病院側の態度が、一変?

即、診察してくれたとのことで、再び、タクシーで、戻って来て、這う這うの体で、寒い寒いと言いながら、風呂へ入り、おまけに、まだ仕舞い込んでない石油ストーブを点け、電気毛布で、足を覆い、ようやくひと心地ついたようだった。

 

起こしてくれれば、病院迄、行ったのに・・・と言ったら、夜中に騒いだので、申し訳ないと思ったので・・・とのことで、7月のストーブは、過去に、礼文島だったか、奥尻島だったか・・・に行った居りに、使っていたのを思い出した。

そのときは、家人も北海道の離島迄行く体力があったのだな・・・今の私と同じくらいの年齢だった・・・などと思った。

 

 


(究極の)ひとり映画~ゲキ×シネ『朧の森に棲む鬼』

2020-07-03 23:24:25 | 演劇・映画

夕刻より、再びの雨。

 

昨日は、夕刻より、隣市・シネコン迄、ひとり映画。

午後7時からの上映なので、お弁当でも拵えて、映画館の前の駐車場に、車をパークしてソコで、御夕飯弁当にしようか、それとも、何か、買って行こうか・・・などと迷ったのだけれど、前日の予想気温33度で、車中での飲食は、ちとつらいかも・・・。

家人に夕食を供して、自分も食べてから出かけても充分間に合うな・・・と思い、自宅で、素麺など茹で、食してから出発。

途中のどら焼き屋で、どら焼きを2個ばかり購入。

なんと言っても、上映時間3時間半の長丁場なんで、午後5時に食しても、4時間後の午後9時には、小腹も減ろうて・・・。

一昨日、車の点検のときに、ディーラーで、いただいたペットボトルのお茶も、開栓することなくそのまま、リュックの中に入ったままだ。

これで、空腹を凌ぐ。のこり1個は家人への土産となる。

 

『朧の森に棲む鬼』は、2007年・新橋演舞場で、上演された舞台を、映画に編集した作品。

もう、13年も前だったのか・・・。

まだリーマンショックも、地震も、原発事故も、起こっていなかった・・・私的には、わりと落ち着いた時期でもあった。

 

舞台で、雨降らし、最後は、血の雨を降らす・・・劇団☆新感線の最高傑作のひとつかと思う。

初見のときは、観客席最前列で、観劇し、全体が、見えなかったので、その2週間後(滅多にないことだけれど、何故か、チケットが取れた)、観客席中央部で、観劇した。

思い入れの強い作品でもあったので、今回、地元のシネコンでの上映が、決まったときは、嬉しかった。

 

・・・そして、昨日の上映最終回。

シアタースクリーンに、観客は・・・わたしひとり・・・。

究極のひとり映画となった。

 

あんなに広い上映室に、わたしひとりのために、大スクリーンを映し出し、そして、あまつさえ、エアコンなども効かせてくださっている。

(・・・ぶっちゃけ、寒いんで、エアコン切ってもいいんだけどな・・・)

ガサガサとどら焼きの袋の音を立てても(本当は、劇場内で、購入した物品以外の飲食は禁止)、コホンっと小さな咳ひとつでもしようものなら、白い目で、見られる昨今、自宅以外で、咳、くしゃみなどしても、誰に遠慮することもなく・・・。

こんなに贅沢していいんかい?

映画館のみなさん、ごめんなさい。たぶん、私が、チケット買わなきゃ、上映せずに済んだものを・・・。

なんて思いながら。

 

10年ひと昔とちょっと・・・市川染五郎は、松本幸四郎になり、ピチピチと飛び跳ねるかわいい阿部サダヲが、居て・・・新感線の劇団員は・・・あまり変わっていなかったような・・・?変わったような???

今も昔も滑舌が悪く、ヘタっクソな真木よう子が居て。

 

シェイクスピアの『マクベス』を下敷きにしたストーリーだったと思うけれど、『リチャードⅢ世』により近いようなライを、現・松本幸四郎が、演じきった。

このひと、声が通らないのが役者として、どうかと思うときがあるけれど、その演技力と舞踊の才は、華がある。

 

大きなスクリーンで、13年前に再会できた・・・梅雨の晴れ間の木曜日。

 

究極の・・・ひとり映画。