さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪三重大学がんセンターの「第5回市民公開講座」は圧巻!

2012年02月25日 23時43分54秒 | さくらジャーナル
2月25日(土) 雨のち曇

朝から春雨。少し肌寒いなかを伊勢中川に向かう。

病友の紀久子さんに同乗させてもらい、近鉄津駅で太田氏とひろこさんに合流。 今日の会場・三重県総合文化センター近くの「モクモクファーム 風にふかれて」で、別働隊の瞳ちゃん組と会って、総勢8人のランチバイキング♪\(^ー^)/

手づくりソーセージに無農薬有機野菜のサラダ、ほか数々の手づくり惣菜で30品目を美味しくいただく。
ずいぶん頂いたのに、シニア割引で1650円。

心身とも喜ぶ昼食♪

午後1時からは、恒例の公開講座。
「今朝は部屋の掃除で4時半までかかったので、2時間余りしか寝ていないの。 今日の講義は途中で寝るかも…」と、事前の心配はどこへやら、どの講師も中身の濃いお話で、寝る暇なんかない!

永澤直樹先生は、三重大学の診療放射線技師。 臨床現場からの「放射線監査・治療における人体への影響」は、放射線と放射能の違いなどに言及、具体的で分かりやすく、のっけから引きつけられた。

同大学医学部附属病院IVR科科長の山門享一郎先生も限られた時間の中に豊富な事例を織り込み、「肝がん・肺がん・腎がん・骨腫瘍などに対するラジオ波凝固療法(RFA)は日本でも有数の症例数を誇り、治療成績も良好です」と胸を張っておられた。

金つなぎの病友・隆也さんほかも、三重大でこの治療法を受け、予後のQOL(生活の質)を上げ、予後を見事に生ききって逝かれた。
RFAの恩恵を得たおかげであった。

病友がたに、大きな【安心】を与えてもらった講演。
IVRは、インターヴェンショナル・ラディオロジーのことで、主にカテーテル(挿菅)や、特殊な針を用いてがんを治療するもので、体への副作用が少ないことも評価されている。

特別講演は、南東北がん陽子線治療センター・不破信和先生の「次世代の放射線治療(陽子線治療)について」。
これが、圧巻であった。

次世代の抗がん治療として話題に上がることの多い陽子線(粒子線)治療。 粒子線治療とは、陽子や炭素イオンを加速器で光速の60~80%まで加速し、がん病巣に狙いを絞って照射する最先端の放射線治療法だという。
がん病巣を狙いうちするので、病巣にダメージを十分与えながら、正常細胞へのダメージを最小限に抑えることができるすぐれもので、期待を集めている。

粒子線治療には、陽子を用いた陽子線治療と、炭素イオンを用いた重粒子線(炭素線)治療があり、がんを死滅・消滅させる効果はより大きく、生体にかかるダメージはより小さいメリットをもっているのだ。

高額な先進治療の名で語られ、庶民には縁遠いとおもわれている粒子線、陽子線治療。
終わりのあいさつに立たれた三重大付属病院の竹田寛院長先生が「医療保険を懸けている方は、少しの上乗せで先進医療が受けられますよ」と締めくくられ、庶民・私たちの希望が膨らんだ。


       

冒頭のご挨拶は、三重大学がんセンターの中瀬一則先生。
看護学科教授の辻川真弓先生らと、毎年示唆に富んだフォーラムを企画してくださいます。

ありがとうございます。


       

帰り道の車中で、紀久子さんの「体の履歴書」ファイルを見て、感心・絶句した。
過去13年分の職場での検診結果、がんを病んでからの詳細な結果ファイル。 一目瞭然で生きてきた体の道が分かる。

ただただ、データのコピーを貯め込んでいる自分が恥ずかしくなった。

がん相談を受けて、「データは、時系列に纏めておられますか?」と訊ねると、「先生がくださらないので…」とおっしゃる方がまだまだ多い。

さくらも、貯め込んだ時系列のデータを、ファイリングして苑ツどのDr都のやり取りをメモっておき、…たいですぅ。

ご一緒に、いたしましょう!
ファイリング!!

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