友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

韓国フェスティバル

2012年02月11日 18時12分57秒 | Weblog

 「アニハセヨ」と韓国の人たちが声をかけて行く。今日は国際交流協会主催の韓国フェスティバルである。私たちも協会からの要請を受けて、ポン菓子、綿菓子、ポップコーンのコーナーを受け持った。韓国の物品などの販売は室内だけれど、ポン菓子は大きな音がするので屋外で行わなければならない。午前中は比較的暖かだったが、午後になるとやはり風が出てきた。建物の南側とはいえ吹き抜ける風が冷たく感じられる。綿菓子などは風に煽られて変形してしまうし、風向きによっては綿菓子が外に飛び出して巻き付けられない。昼からはお客もウンと少なくなったので、早々と店仕舞いして館内の催し物を見学することにした。

 

 館内では物品販売の他に、韓国の民族衣装を着て写真を撮るコーナー、またホールでは韓国の伝統舞踊や今流行りのK-POPなどが演じられた。伝統舞踊の時は眠気が差してきていたのに、K-POPの時はしっかり目が覚めた。音楽の音が大きいこともあるが、やはりリズムやメロディーに惹きつけられたのかもしれない。BOMIさんという若い女性歌手が歌ったけれど、確かにうまいと思った。バックダンサーがついて歌ったK-POPは、テレビなどに出ている韓国の女性グループと変わらない。ただ、バックのダンサーは日本人女性でしかもちょっと年上の感じだったのが気になった。BOMIさんは韓国女性らしく手足がすらりと長い。目の前で見たけれど、肌がとてもきれいだった。

 

 若い男性5人組の歌と踊りも迫力があり、なぜか日本人がグループで歌う人たちよりも身のこなしがきれいに見えた。私は全く知らなかったけれど、彼らはテレビにも出演しているそうで、若い女性ファンが座席から飛び上がって歓声を上げていた。そんなに若い日本人が大勢いたのかと言われると、会場で見かけた若い女性ファンはごく少数でしかない。埋め尽くしているのは圧倒的に私たちのような高齢者である。だから観ていてちょっと気の毒な気がした。ノリが悪いし、時には席を立って帰って行ってしまう。司会の人は何とかつなぎとめようとしゃべるのだが、それが仇となっていた。

 

 国際交流なのだから、韓国の物品販売や映画の上映やK-POPが見られるのはいい。韓国料理が食べられるのも韓流スターのポスターが手に入るのもいい。知るということが一番の交流だと私も思う。ひとりでもふたりでも、韓国に友だちができれば、韓国のことを悪く言うことはなくなるだろう。そんな風に、世界中の人と知り合えば、戦争にはならないだろう。ただ、表面だけの付き合いで終わりたくない。このフェスティバルはあくまでもきっかけであって、これを契機にもっと個人の付き合いが広がり深まっていかなくてはならない。

 

 日本にいる在日朝鮮人の人々が肩身の狭い思いをしたり、あるいは不当な差別を受けていないか、そういうことにも目を向けていく国際交流になっていって欲しいと思う。韓国だけでなく、あらゆる国の人々が、日本人は差別をしない国民だと思ってもらえる日本になりたいと思う。

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