早朝からどこのテレビも、北朝鮮が発射したミサイルの話題だった。全国瞬時警報システム(Jアラート)が作動し、「目が覚めた」「どうしていいのか分からなかった」「怖い」と報じていた。ミサイルが通過した北海道から東北にかけて、Jアラートが発信されたというから、仙台に住む次女夫婦もさぞかしビックリしたことだろう。
「戦争になるの?」と思った人もいたようだから、その恐怖は計り知れないものがある。「ミサイルを発射したら北朝鮮は3日でつぶれるよ」と友だちは言う。軍事力の差はそうだろうが、それで殺されるたくさんの人々がいることを、発射を命令する人はどう思うのだろう。北朝鮮から韓国や日本に打ち込まれるだろうミサイルで犠牲になる人々のことは何も考えないのだろうか。
北朝鮮と韓国・アメリカは休戦状態にある。戦争は続いているわけだから、北朝鮮は攻め込まれないためにミサイル開発に躍起になってきた。核開発をやめなさいと言われても、終戦協定が結ばれない限りできないことだ。それでも自然災害は止められないが、戦争は人の知恵で回避できる。
アメリカが「自由と民主主義の国」と自負するなら、日本が「憲法の精神に基づき、世界の平和に貢献する」なら、戦争にならないように努力すべきだ。北朝鮮を独立した核保有国家と認めても現状と何も変わらないだろう。国のことはその国民が決めればいい。殺し合いがないこと、餓死がないこと、人々が生きていけることが一番大事なことだと思う。
誰かを好きになるのは仕方がないが、政務調査費をごまかすことは許されない。もっと大きな世界の平和を考えて欲しいが、市議なら市のあるべき姿を提案することだ。たとえ俗物でも政治家の端くれなら。