ドタバタした一日だった。心当たりのない小包が届いたが、送り主の名前がないというか、埼玉県の物流センターが依頼主になっている。会社の電話番号は記載されていたので何度も電話するが、「大変込み合っておりますので、インターネットをご利用ください」とテープ音が繰り返されるばかりだ。しかし、アドレスは記載されていない。なんという不親切な会社だろう。
「小包を開けてみようか」とも思ったが、心当たりも無いのにと思い直して、パソコンで会社名を検索する。家電製品などを扱っているのでますます縁がない気がした。探していたらやっとEメールアドレスに到着したので、「心当たりのない小包が配達されてきました。返品したいのでどうしたらよいか、ご連絡ください」とメールした。
この会社はメールアドレスが記載されていたからよかったが、もうひとつ、アドレスの表示が無くて困った。私は長年、400~500球のチューリップの球根を通販で購入している。より優れた球根で満足してきたが、今年は腐ったものや虫に食われたものが混じっていた。400球もあれば6個くらい悪くても仕方ないと思ったが、会社のためには知らせておこうと思い、メールで送ろうとしたが、アドレスが分からずFAXで送った。
「苦情や抗議ではありません」と前置きして、最後に「勝手ながら返信は不要です」と結んでおいた。世の中はインターネット社会になりとても便利になったが、悪用する者もいる。2025年に開催が決まった大阪万博では、そんな先端産業に触れることになると言う。世界中に腹をすかした子どもがたくさんいるし、生活の場を求めている移民・難民がいる。こうした不幸を無くす先端産業が生まれて欲しい。
午前中は買い求めたブレザーの袖が長いのが気になり、縮めてくれるように頼んできた。ついでに書店に行き、取り寄せてもらった6冊の小説を受け取ってきた。午後は電話とパソコンに向かい奮闘した。ドタバタと一日が過ぎていく。