選挙の結果はとてもよかったが、投票率は前回よりも2.66ポイント下回り、過去最低の43.46%だったのが気になる。立候補者の陣営にいると、とても盛り上がった選挙戦に見えた。投票場も列が出来るほど人が並んでいたので、この投票率の低さが信じられない。
「民主主義は投票から」と、電話かけで話しかけていた人がいたが、現在の制度では投票は有権者の大きな権利だろう。けれど、それにしては、どうして権利を放棄する人が多いのか、説明がつかない気がする。半数以上の人はなぜ関心が無いのだろう。
わが市は合併以来、市長選挙と市議会議員選挙が同時に行われきた。市の将来を決める絶好の機会だから、当然関心が集まってもいいはずだ。それに市長選挙は、役場の職員から市長になる方式でずーと行われてきたが、今回はこれに「待った」をかけた選挙だった。
造反の声を上げた候補の妻は、私の長女の高校時代からの友だちで、候補の主張する「財政危機の原因を解明し、対策を立てる」、「市長給与の20%カット」に、私は大賛成だ。行政のウヤムヤした部分を切開出来るのは、行政の外にいた者でなければ出来ない。
私が応援した彼も上位で当選した。やっと安堵出来る。当選が決まった昨夜、私は彼に1年生議員のリーダーとなるようにとお願いした。市長選も長女の友だちの夫が大差をつけて当選した。議会と市長の関係がガラリと変わるはずだ。
彼には、議会が本来の機能を果たすように、議員各位に働きかけ、市民の代表にふさわしい議会となるように議員をまとめていって欲しい。彼が人としても幅を持つなら、それは可能だろう。これから4年、議員活動を怠らず、ニュースを発行し、市民との会話を続けていって欲しい。