友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

こんな嬉しいことは無い

2022年12月21日 17時57分27秒 | Weblog

 クリスマスまで後3日、「水曜日はヒマしてるから」とカミさんに言われて、名古屋へ出かけた。栄のギャラリーで開かれている私の恩師の息子さんの『小さな国の世界展』と、県美術館で今日から開催された『二科展』を観てきた。

 恩師の次男は大学の美術教授だった。背が高くなっていて、会場で会った時は気が付かなかった。挨拶して、お父さんに似た振る舞いとお母さんに似た顔立ちだと気付いた。恩師には本当に助けてもらった。

 私が大学2年の時、我が家は破産し、兄貴は行方をくらました。そのことを先生に話すと、「じゃー、ウチに来い」と言い、空き家になっている家に住むようにと言われ、先生の家で書生として働かせてもらった。

 先生の6年生の長男の家庭教師、家の手伝い、先生の運転手が私の仕事だった。1年半ほどした4年の時、「東京の光村図書で働くように」と言われた。私が編集の仕事がしたいと話していたからだ。

 先生は私のためにいろいろ考えてくれたのに、私は先生に何も恩返しできなかった。今日、次男に出会って話しているうちに、先生が「ワッハッハー」と大声で笑い、「何も気にするな」と大きな身体で叱ってくれた気がした。

 先生から受けた恩を人様に、どうお返しが出来たのかと思うけれど、私が生きてきたことがお返しだったと勝手なことを考えた。人にはそれぞれの人生があり、他人を傷つけたり悪さをせずに、生きてきたのならそれで意味はあるだろう。

 結婚して2人目がお腹にいる孫娘が、つわりがひどくて助けて欲しいと電話してきた。ヒマなジジババがお役に立つなら、こんなに嬉しいことは無い。23日は豊明の孫娘の家に行く約束をした。ブログは休むことになるかも知れないな。

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