友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

祭りは中高生が圧倒的に多かった

2023年06月05日 17時22分37秒 | Weblog

 尾張西枇杷島祭りを観に行って、久しぶりに祭りを堪能した。祭りは美濃路を5台の山車がそれぞれの担当範囲を引いて歩くものだが、見せ場は方向転換を行う「曲場(まえば)」で、山車の担ぎ手の意気合わせにかかっている。

 長女のダンナと中2の娘は、山車に乗り込み横笛を担当していた。単純な音楽だがそのリズムで、山車が「曲場」に近づいていることが分かる。夕方からは山車に3段の提灯が何か所も取り付けられ、いっそう華麗になっていく。

 美濃路は古くからの街道なので、道幅が狭い。そこに屋台があり、山車が通り、人々が行き交うので大変な混雑になる。私は生まれ故郷の、刈谷の万灯祭りを思い出した。春は市原神社に何台かの山車が集まる静かな祭りだが、夏の万灯祭りはケンカ祭りと言われるくらい威勢がいい。

 狭い道を若衆が万灯を担いで舞い踊る。浴衣姿の女性たちが「キャーキャー」騒ぐ。西枇杷島祭りもたくさんの人出だった。女性たちは浴衣姿よりも、まるで裸のように肌を露出した姿で、胸や腕に入れ墨のシール(?)を貼った人もいた。

 よく見ると、中学生と高校生が圧倒的に多い。黒尽くめの服装の男が多かったが、ミニスカートでヘソ出しファッションの女もよく見かけた。私も中学生までは毎年、万灯祭りを観に行っていた。好きだった女の子に、出会いえないかと期待していた。

 祭りで中学生の男女が一緒にいたというだけで、当時なら指導部に呼び出されただろう。今は手をつなぎ、アイスクリームを食べ合い、素肌の腰や太腿を愛撫している。羨ましい限りである。昔の祭りは「無礼講」だったというが、そういう解放感を人は求めているのだろう。

 電車に乗って帰って来たが、祭りで見かけた中学生くらいの女子グループも同じ駅で下車した。この町からも祭りに出かけていると知って少し驚いた。長女が「中学生の時しか出来ないのよ」と、祭りを観ていて呟いたのを思い出した。

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