曇り空で、思っていたほど暑くはなかった。こんなことなら午前中だけでもルーフバルコニーに出て、作業をすれば良かったと悔やむ。作業なんかしたくない気持ちの裏返しで、そんなことを思うのだろう。
ルーフバルコニーの植木鉢は、もう僅かしか残っていない。天候がよい時に、1日に1鉢か2鉢、根を取り出して鉢を空にしよう、そう思っていたのに、いざとなるとやる気が無くなっている。いつものナマケグセが出てしまった。
昨日、長女のダンナから頂いたパンをお昼に食べ、大画面のテレビで『のど自慢』を観た。この番組を観ると、どういう訳か涙を流すことが多い。心の浄化作用になるのでは無いかと勝手に思っている。
今日のゲストは工藤静香さんだったが、登場してきた時はあまりにも痩せすぎていて分からなかった。工藤静香さんは二科の会員で、絵を描く才能にも恵まれている。確か、木村拓哉さんの妻だよなと思って、パソコンで調べてみた。
間違いなかったが、引退せずに歌手生活を続けていると知った。こんなにガチガチに痩せた静香さんをキムタクは、抱くのだろうかと余計なことを考えてしまった。女性は幾つになっても男性と性行為が出来るらしいが、男性は出来なくなる。
ロシアのプーチン大統領が手下だと思っていた、民間軍事会社の創設者の反旗に戸惑っている。男性はいくら年老いても、俺が俺がの意識が途絶えないようだ。ロシアの内部から崩れていけば、もうウクライナ侵攻どころではないはずだ。
人間はどこまでも欲深い。『のど自慢』を観終わったら、書店に行ってみたくなった。新聞広告に出ていた延江浩氏の『J』が店頭に置かれているだろうかと思ったからだ。85歳の女性と37歳の男性との恋物語とあった。
松井久子さんが描いた、『最後のひと』とは真逆になる。しかし、店頭には無かった。店員さんに訊くのも気が引けたので、そのまま店内を見回して帰って来た。慌てることは無い、いつか手に入るだろう。