今日は、最も高い気温になると予想されていたが、午前中は曇っていたし、午後からは陽射しがあっても風が強く、半袖でいると涼し過ぎるくらいだった。親族に出すハガキの文面をUSBにコピーして、友だちの文房具店で印刷してもらった。
あて名書きを終え、ふと、プリンターの基本操作マニュアルがあったことを思い出し、読んでみると「ハガキ印刷」の仕方が載っていた。新しいエアコンの取扱説明書を隅々まで読んでいたカミさんが、家にある取扱説明書を全部持ち出してきて、「ちゃんと読んでこなかった」と嘆いていたのを思い出したからだ。
何でも分かった気になっていても、いざと言う時には何も分かっていないことが判明する。昨夜のNHKの『クローズアップ現代』を見ていた時、「いったい、何これ?」状態だった。取り上げられていたのは、「強制性交罪と準強制性交罪を統合し、名称を不同意性交罪に改める改正刑法が、全会一致で可決、成立した」というものだった。
男と女の性行為にも刑罰があるのかと驚いたが、最近のニュースで、通り魔による強姦とか、上司による部下への性行為の強要とか、未成年者への性行為とか、そんな事件が取り上げられていたのはそのためだったのかと合点した。男はどうしてこんなにも性行為を求めるのだろう。
私にとって女性は女神のような存在だった。恋愛をして結ばれるといっても、そこに性行為は無かった。女神のような美しい女性に、小便する機能のものを挿入するのは野蛮な行為としか思えなかった。だからか、結婚した当初はただ抱き合うだけだった。でも、「抱いていいですか?」と、許可を得たことは無い。
恋愛している男と女に、同意など不要だろう。けれど、無理矢理となると、「不同意性交罪」に問われることになる。何だか人間は、ここまで落ちたのかと思えた。相手を愛おしむことは尊ぶことでもある。私の恋愛観は古くなってしまった。