午前中に名古屋法務局に行って来た。今日の担当者は若い男性で、「ここに1行付け足してください」と言う。昨日もらったプリントには、そんなことは書いてなかったのにと思ったが、彼がメモ用紙に書いて、「このように書き足してください」と親切だった。
言われたように書き足して提出した。「3月15日までに何も無ければ、これで終了です」と、確認票なるものを手渡された。思わず、「ありがとうございました」と頭を下げた。その足で県のNPOの窓口に行って、「やっと完了しました」と伝えた。
しかも言わなくてもよいのに、「解散手続きがこんなにも面倒だとは知りませんでした。こんなことならNPOにしなければよかった」と愚痴を零してしまった。すると職員は、「皆さん、そうおっしゃいます」と慰めてくれる。
「ボランティアでは信用がない」からと、NPOを立ち上げたが、設立と解散では大違いだった。金銭トラブルを無くすためには、仕方ないかも知れない。やっと終わった安堵から、のんびりと喫茶店に行くつもりでいたが、せっかくだからと空港アピタの書店へ行った。
名古屋空港から自衛隊の飛行機が飛び立っている。アメリカの大統領選挙に向けた共和党の指名候補争いで、トランプ氏が勝利したから、11月の大統領選挙は共和党のトランプ氏と民主党のバイデン大統領との一騎打ちになるようだ。
それにしても共和党の人たちは、どうしてトランプ支持なんだろう。「偉大なアメリカ」になぜ心惹かれるのだろう。アメリカが小さな国で、何の影響力も持たないなら、自国中心で良いかも知れないが、いやそれでも世界の中の1つという自覚を持つべきだ。
アメリカはクリスチャンの国だというのに、自分ところさえ良ければという思考がなぜ支持されるのか不思議だ。イギリスから独立した時の、博愛の精神はどこへ行ってしまったのか。バイデン大統領は頼りないが、トランプ氏よりはましか。
でも、本当は、こういう「まし」という考えこそ、政治を悪くしている気がする。窓口の簡素化さえ実現してくれればと、目先のことだけを考えてしまうからダメなんだと、自分を反省する。