友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

脳の劣化を防ぐ幻想に陥る

2025年02月26日 18時39分21秒 | Weblog

 北の部屋のエアコンは普通に機能しているのに、スイッチを切ると、コトコトと音がして異常を伝えるサインが出る。トイレのスイッチもオン・オフが上手く作動しない。どうも経年劣化の現象のようだ。

 そう言えば、マンションの友だちも「歳を取ったから、あっちこっちダメになって来た」と、身体の不調を嘆いていた。彼は恰幅のいい人で、いつもゴルフに出かけていた。カミさんもとても元気な人だったのに、今では小さくなって杖なしでは歩けない。

 その彼が、「医者から手術を勧められているんだが、この人を放っておくわけにはいかないから悩んでいる」と言う。「施設に入ってもらう手はあるが、自分が傍に居ないと、一気に衰えてしまうのではないか」と心配している。

 私のカミさんは相変わらず咳き込んでいるが、「熱は無いし、喉が痛いくらいで元気だから心配ない」と、自分を叱咤激励している。「病は気から」とは言うが、気持ちだけでは病気は治らない。医師の指示に従う他に手立ては無い。

 自民、公明、維新の3党首が会談し、高校教育の無償化などで合意した。これで来年度予算案の成立は現実のものになった。国民の負担が軽減される政策はいいけれど、無償化で本当に良いのだろうかと不安になる。

 大学の法人化は、大学に切磋琢磨させるというものだったが、予算が削られ研究できない大学が生まれている。高校教育の無償化で、誰でも好きな高校へ通えると言うが、国の意向に沿わない高校を締め出すことにならないかと思う。

 ドイツの選挙結果をみても、どこの国も自分ファーストの国民が増えている気がする。その上、国家のトップが自国ファーストを全面に打ち出したら、「国のための国民」になってしまうだろう。ロシアやウクライナの轍を踏むことになるだろう。

 国にも経年劣化は起きるのだろうか。私には分からないことばかりだ。でも、どうしようもないことをクヨクヨと考えていると、脳の劣化を防ぐことが出来るような幻想に陥る。さて、明日は夫婦揃って自動車学校での技能実習の日、楽しみにしている。

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