お昼に、上の孫からカミさんのiPadにテレビ電話がかかってきた。カミさんは友だちとの約束で既にいない。どうしようかと思いながら触っていたら、つながった。曾孫が画面いっぱいに映っている。「ヒマしている」と言うので、こちらの外の様子を写しながら少しおしゃべりする。
孫のところは風も雨も、こちらほどは激しく無いようだ。曾孫は画面に映る私を触ろうとして手を伸ばしてくる。左隅に私の顔も映っているが、なんとまあー年寄りか。曾孫に笑いかけるとさらに醜く見える。それでも15分ばかりおしゃべりをし、バイバイする。
ニュース番組は、街に出没したサルや絶滅危惧種のミナミジサイチョウの話題を追っていた。そんなことに多くの時間を割くことが出来るのだから、日本は平和だ。コロナ感染者も少しずつでも減っているから、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて一直線だろう。
菅総理は何としてでもオリンピック・パラリンピックを開催し、「成功」のイメージで衆議院議員の選挙に臨みたいはずだ。けれども言葉は慎重で、やらない可能性があるようにも取れる。どちらでも困らないように配慮していると、不信ばかりが募っていくのに。
対策分科会の尾身会長は、「今の感染状況でのオリンピック開催は、普通は無い」と言い切り、「やるなら強い覚悟でやってもらう必要がある」と言う。専門家会議の副会長だったのに、分科会の会長になって、菅総理よりも政治家みたいだ。
感染をいかに止めるかを提言する専門家なのに、「覚悟」を強要している。卒業生がFacebookで、「オリンピックという『祭典』の無意味さ、なんと虚しい祭りなのか」と嘆いていた。雑誌『WiLL』によれば、オリンピックに反対しているのは左翼・全体主義者となってしまう。
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