誕生日にはまだ早いけど、清楚なバラをいただいたので玄関に飾った。私もバラを育てているが、こんなに枝の長いバラにはならない。思い切って剪定して、花の芽を育てるのだろうが、もったいない気がしてなかなかハサミを入れられない。
毎日、何もやることがない。カミさんが「録画したものでも観る?」と言う。『8年越しの花嫁』と『帝一の国』の2本を観た。『8年越しの花嫁』は「奇跡の実話」とあった。結婚を約束し、式場まで決めていたのに、突如として花嫁となる彼女が病で倒れてしまう。
意識も無く、眠ったままの彼女の病室に彼は通い続ける。初めのうちは、恋人同士なのだから、良くなってほしいとの思いで通うことはあるだろう。けれど、1年が経ち、2年が過ぎても、治る兆しはない。それでも彼は通い続ける。
彼女の両親も「無理しなくていい」と言うが、「約束したので」と彼女の回復を信じている彼を突き放すことが出来ない。何時しか、彼は家族の一員のようになっている。人は好いけれど、町工場の工員でしかない彼に、両親は望みのようなものを感じるようになっていく。
そして、8年も経って、彼女は奇跡的に回復する。約束通り、予約した式場で結婚式を挙げる。他人事ながら涙なしには観られなかった。世の中には凄い男がいるものだ。ふたりの間には子どもも生まれたようだ。幸せになってくれと祈らずにいられなかった。
『帝一の国』はマンガの映画化で、人気の若手俳優が大勢出ているそうだが、残念ながら私にはよく見分けられない。高校の生徒会長の選挙なのに、買収もあれば、謀略もあり、駆け引きも凄いとんでもない映画だが、ある意味で、日本の政治の姿だろう。笑って見てはいけないのに笑ってしまった。
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