長女のところのクリスマス会が終わったのは午後10時を過ぎていた。さすがにイベント大好き家族らしい企画がいっぱいだった。小1の孫娘の「メリー クリスマス」で始まり、最後にプレゼント交換が行われた。もちろん一番たくさんのプレゼントをもらったのは小1の孫娘で、大喜びだった。ダンナの家族の中でただ一人の子どもだから、誰もが可愛くて仕方ない、とっても幸せな「クリスマス会」になったと思う。
小1の孫娘のプログラムに従って、私たちも真っ赤なサンタの洋服を記せられたり、白い鼻髭をつけさせられたり、それは大笑いの連続だった。ダンナのお父さんは芋煮会のためにサトイモを剥き、ゴボウをささがきして一番気合が入っていた。ダンナも西部劇で肉を焼くように、豚肉の塊を炭火で焼く装置まで作って、みんなをビックリさせた。焼肉はとても美味かった。それぞれが得意分野の料理を持ち寄り、話題も尽きなかった。
お父さんの「凄い男の唄」は、以前ビールのコマーシャルで歌われたものだった。歌詞を変えて歌うのかと思ったが、この歌が好きだという下の姉のダンナがマイクを持ちみんなで合唱した。ちょっと間が開いてしまった時があったので、ここは何かやるしかないと思い、島崎藤村の『初恋』を歌い、「あれから、50年」とセリフを入れて、林部智史さん風に「あいたい あいたい あの頃のあなたに」と歌った。突然の私の余興に皆さんビックリしたようだった。
「クリスマス会」で一番驚いたのは小1の孫娘の発想の豊かさだった。上の姉たちは養護学校の先生で、出し物も面白かった。その一つで「問題を出すから答えてください」と言う。その孫娘の答えがあまりに凄くてビックリで、驚いたことは覚えていたのに問題は忘れてしまったが、ひとつ覚えているのは、「初詣に行きました。そこでビックリしました。どうしてビックリしたのでしょう?」の答えだ。
真っ先に手を挙げた小1の孫娘は「石でできたライオンだと思ったら、本物のライオンでした」と答える。ほかの問題についてもこんな具合で答えてしまうので、もう誰も後に続くことができなかった。やっぱりこの子は天才だ。何とかこの才能を無くさないで欲しいと願う孫娘のためのクリスマス会だった。
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