友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

映画『ザ・インタビュー』

2014年12月22日 17時35分10秒 | Weblog

 アメリカの映画会社が、製作した映画の公開上映を中止した。映画はコメディーで、アメリカのテレビ記者が北朝鮮の最高指導者である金正恩にインタビュー出来ることになり、CIAが金正恩殺害を依頼し、金正恩を吹き飛ばすというものらしい。テレビニュースで流される映画『ザ・インタビュー』を見る限りでは、金正恩が葉巻タバコをくわえて慇懃に登場する場面や素っ裸になる場面もある。

 そればかりか、美女軍団の「裸でのおもてなし」の接待など、コメディーだからなのか、北朝鮮はこんなバカな国かと思う場面が多い。ドタバタでなければ観客は喜ばないからかも知れないが、これを北朝鮮の人が見れば怒るだろう。どんなに天皇制が嫌いな人でも、天皇を馬鹿にした映画を作られたのではいい気持ちはしないだろう。どうせ北朝鮮では見られないのだから構わないと言う人もいるが、まだ生きている人物をこき下ろす映画がよいとは思えない。

 アメリカのオバマ大統領は「独裁者が検閲できるわけではない」と言い、「映画会社が上映を取りやめたのは間違った選択だ」と非難していた。脅しによって表現の自由が奪われることがあってはならない。映画会社が映画館での上映を中止したとしても、DVDとなって売り出されたら止めようはないだろう。この機に応じて、アメリカのテレビ会社は金正恩の独占インタビューを北朝鮮に申し込んだら面白いのにと思う。

 アメリカがそして世界中の政治家・指導者が最も恐れたのは、インターネットの世界ではないだろうか。サイバー攻撃がどこまで出来るものか分からないけれど、映画会社のコンピュータを勝手に操作出来るなら、金融機関や政府機関、軍事や交通や気象やあらゆるものに入り込むことも不可能ではない。今はコンピュータの時代だから、マヒが生まれたなら混乱は避けられない。原始的な生活をしている人々以外は滅茶苦茶になってしまう。

 考えてみれば、核やミサイルが飛び交う戦争より、平和的かも知れない。どんどん知恵を出し合い、サイバー攻撃の深みへと突き進むといい。馬鹿馬鹿しいので「もう世界はひとつでいい」との結論に達するかも知れない。サイバー攻撃、楽しみになってきた。さてまた、明日から誕生日会で北海道へ旅行に出かけるので、25日までブログを休みます。

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