友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

良い人はどうしていつもこんな目に遭うのだろう

2023年10月01日 17時20分00秒 | Weblog

 今日から10月、曇り空だが雨が降る様子は無い。昨日までは暑くて、涼しくなる気配はなかったのに、今日は風を冷たく感じる。昨夜まではタオルケット1枚で寝ていたが、今晩は薄い布団を出さないと眠れないのではないかと思う。

 芸術の秋の始まりに、歌の好きな友だちが所属する混声合唱団のコンサートに出かけた。コンサートは福祉センターで行われたが、ここは市内に3つある会場の中でも一番音が悪い気がする。本格的な演奏会場では、シティ管弦楽団の定期演奏会が全く同じ時間で行われた。

 市民管弦楽団の立ち上げに奔走した私としては、今回はウクライナの楽団で指揮をしている名芸大の先生の指揮に興味があったが、友だちの合唱団はよく知る人が多く、聞きに行かざるを得ない。多分、それは正解だった気がする。

 歌った曲目がポピュラーだったから、肩ひじ張らずに聞くことが出来た。平均年齢77歳のメンバーは、大きく口を開けているのに声が届かないし響かない。これはホールの影響なのかも知れない。ただ、ゲストとしてヴァイオリンとフルートの奏者が参加して、演奏会を盛り上げた。

 会場には知り合いが多く来ていたから、「アンコール」を3度もしなくてはならなくなり、最後は会場の人たちも一緒に歌ったけれど、きっと大変だっただろう。先程、友だちから電話があったが、「もう、クタクタ。疲れ果てた」と弱音を吐いていた。

 「しんみりと聞かせるコンサートよりも、演奏会を楽しむコンサートでいいのでは」と私は無責任なことを言ってしまった。歌う人も、聞く人も、みんなが楽しめる演奏会はそんなには無い。緊張して聞いて、満たされる演奏会なら高い入場料が要る。

 音楽大学があり、いつでもどこでも市民が音楽を楽しめる、そんな市になって欲しいと思う。市民管弦楽団の設立に力を貸してくださり、今は名芸大で学長を務める竹本先生が、理事会から解任されようとしている。良い人はどうしていつもこんな目に遭うのだろう。


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