秋は規則正しく花が咲く季節だ。9月の彼岸の頃には曼珠沙華が咲き、10月の運動会の頃には金木犀が咲く。名前を忘れてしまったが、友だちから貰った球根が咲いた。ヒガンバナと同じように、葉よりも先に花が咲く。赤だけでなくピンクもあったのだと、花を見て気が付いた。
これから北風が強まるので、破れかけていた北の部屋の西側の日除け天幕を片付けた。窓が広くなったように感じる。人の感覚は不思議だ。自分に都合の良いように感じてしまう。夏の季節はミニスカートや短パンの女性が多かったのに、これからなそんな美脚が見られない。
女性の脚に目がいくのは、年老いたからなのか。顔を見て、胸を見て、脚を見ると誰かが言っていたけど、女性に関心の無い男性はいないだろう。ところが最近、異性に関心の無い世代が生まれているらしい。本当はそうでは無いのに、そんな雰囲気があるのかも知れない。
高校生の頃、私は生徒会活動に燃えていた。学校の教育にも不満や疑問を抱いていた。友だちもそういう類いが多かったが、全くそういうタイプとは違う友だちもいた。女性のヌード雑誌を持って来る奴、手作りのエロ小説を見せてくれる奴もいた。
中には自慰をどうやってやるかを熱心に説く奴もいた。「交換日記」が流行り純愛に憧れながら、エロ写真を見てオナニーにふける、同時にそんなことができる奴が私には理解できなかった。成熟した女性に憧れる気持ちを「罪」と思い懺悔したのに、気持ちまでは払しょくできなかった。
花のように規則正しくは生きられない。生きることの難しさを感じながら、ここまで生きてきてしまった。
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