友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

信州蓼科の別荘暮らし

2019年08月28日 19時22分07秒 | Weblog

 信州蓼科は友だちが言ったように毎日が爽やかだった。大学の先生だった友だちとカミさんはゴルフを楽しみ、私と先生のカミさんは温泉を楽しんだ。温泉から出てきた時、冗談で、「こんなところを写真に撮られたら、不倫の2組の夫婦と話題になるのかな?」と言うと、「何の価値もないからダメね」と一笑されてしまった。

 2組の老夫婦は青春時代を飛び越えて、小4の孫娘と同じようにトランプに興じた。小4の孫娘に教えてもらった「193」や「753」を行った。初めは小ばかにしていたが、やっているうちに真剣勝負になり、大はしゃぎするほど熱中してしまった。私は条件反射テストのような遊びでは劣勢だったが、次の「7ならべ」ではかなり頑張った。

 信州蓼科には40年は通っているが、変化は大きい。いつの間にか、田舎臭さはなくなり、どこへ出かけても都会のような雰囲気が漂っている。東京に近いということもあり、車の番号を見ても関東地方の者が多い。スパーマーケットで買い物をする人たちもオシャレな服装で、若い男女なら肌を露出し、スタイルがいい。

 友だちの別荘は客が絶えないようで、私たちが帰ってくる日に入れ替わりで、1組の夫婦がやって来ると言う。みんなとワイワイやるのが好きな友だち夫婦だから出来ることだが、連続して客が来ればそれなりに大変だなと思う。難しいことを言わない友だち夫婦だから、こんなに長く付き合ってこられたのだろう。

 それでも友だち夫婦を見ていると、私たち夫婦と似ているところがあることに気が付いた。私のカミさんもそうだが、夫の言うことに素直には賛成しない。全くどうでも良いことなのに、「それは違うわよ」とか「それよりこちらの方がいいわよ」と自分の好みや判断を押し付けてくる。私は男だからそう思うのかも知れない。カミさんたちに言わせれば、「男の方が頑固で融通が利かない。自分が正しいと思い込んでいる」となるのだろう。

 今日は雨降りで、「これでは洗濯も出来ないから豊田市美術館の『クリムト展』を見に行こう」とカミさんが言うので、逆らわずに「それはいいね。きっと空いているよ」と出かけた。ところが美術館は盛況で、大勢の人が観に来ていた。同時に開催されている『あいちトリエンナーレ』も観たが、ここでは政治色の強い作品も展示されていた。作品は観て感じればいいことで、「見せるべきではない」の発言は権力者がすることではない。


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