朝、新聞の番組欄を観ていたら、NHKテレビがドジャース対パドレスを放映していた。『のど自慢』になったら替えたらいい、そんな軽い気持ちでカミさんに、ドジャースの放映番組を伝えた。「観よう、観よう」とカミさんは乗り気だ。
画面の左上の「スマホからも観られます」の指示に従い、カミさんは操作したが、スマホで観ることは出来なくて、孫娘に「教えてもらっておくわ」と言う。便利な世の中になったのに、ついていけない人はまだいっぱい居る。結局、私は『のど自慢』が観られなかった。
それにしてもNHKテレビは、どうしてアメリカのプロ野球の試合を放映したのだろう。いくらドジャーズに大谷翔平選手がいるとしても、かなりの放映権を支払ってまで見せる必要があるのだろうか。
NHKは受信料が集まらなくて、経営に苦しんでいると聞く。大谷選手のプレイを実況することで、NHKをもっと親しいものにしたいのだろうか。私は違うと思っている。NHKは国の放送機関として、国家予算で出来る範囲でいい。ドラマも歌番組も要らない。
ニュースを流すだけの放送機関なら、地方のFM局程度でも充分に果たせるだろう。全国のNHK職員の方々には申し訳ないが、皆さんが頑張れば頑張るだけ、上の人々は図々しくなっていく。NHKを縮小していく方向へ向かって欲しい。
テレビで大谷選手の活躍を観て、カミさんは大喜びだ。「明日も観ようね」と念を押す。明日はダルビッシュ投手が登場するようだから、記念すべき対決になるだろう。でも、アメリカの野球は何だか、日本の高校野球よりも下手な気がする。
チョコマカした日本の野球を観慣れているせいかもしれない。ピッチャーの投げる球は速くよく曲がるし、バッターの打つ球は遠くホームランになる。醍醐味という点では、さすがにアメリカのプロ野球は見応えがある。
NHKは、プロ野球を実況中継する必要は無いと思っているのに、何という矛盾か。まるで言うこととやることが違う石破内閣ではないか。私も石破さんも、全く当てにならないと言うことか。首相を同列に置くことが自体、失礼で間違っているのか‥。