将棋の藤井聡太さんが八冠を成し遂げた時、親戚でも教え子でもないのに、「バンザイ」と声を上げてしまった。大谷翔平選手の活躍に一喜一憂し、応援してしまっていたが、藤井聡太さんの八冠達成に喜んでいる自分にも驚いた。
私は、将棋が好きな訳でも無く、ただ若いのに凄いと感心していた。同じ愛知県に住んでいるというだけで、こんなにも嬉しいものなのだろうか。カミさんは「あのハニカンダ笑顔がいいのよ」と、手放しで喜んでいる。
今朝の中日新聞は藤井聡太さん特集で、見開きの2ページを使った「八冠への道すごろく」が折り込まれていた。カミさんは「これ、お正月にみんなでしましょう」と張り切っている。すごろくには「戻ル」がところどころにあるから、どんな偉業にも苦労はあったのだろう。
愛知県は「藤井フィバー」に燃えているが、イスラエルとパレスチナは戦争状態にある。ロシアとウクライナの紛争も全く収まる気配は無い。どうして人間は戦争から抜け出せないのだろう。戦争をすれば、多くの人が死に、傷つき、生活が奪われるのに。
戦国時代は、双方から代表が出て、1対1の決闘で勝負してきたのに、第1時世界大戦からは戦闘機や戦車などの大量殺人兵器が登場し、死者数は一気に増えた。今は、何百キロも離れた地へ爆弾を落とすロケットが使われている。
ロケットの先端に核爆弾を装置した核兵器を、どの国もどれだけ保持するかで競い合っている。地球滅亡に向かって突き進んでいるのは、恐らく、自分だけは生き残れると思い込んでいるからだろう。指導者は意外に、先を見る目が無いのだ。
藤井さんたち棋士は先の先を読んで駒を指すが、最後の最後で、一手間違えれば負けてしまう。将棋の世界では負ければタイトルを失うが、戦争は勝っても負けても全て失う。世界の指導者に将棋で勝負させたら‥。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます