爽やかな秋の空が広がっていた。小学校の運動場では今朝も早くから、運動会に向けた練習が繰り返されていた。夕方になってもまだ、鼓笛隊の演奏が続けられている。運動会は今週の土曜日だから、先生たちには最後の追い込みなのだ。この辺りの小学校の運動会は全てこの土曜日に行なわれるので、同じ日に予定している大和塾の市民講座に、どれだけの人が来てくださるか心配している。
今朝も出会った人が、「ごめんなさいね。孫の運動会で行けないのよ」と言う。「気にしなくてもいいですよ。また、参加できる日にお出かけください」と答えたが、内心ではとても心配している。講師は岐阜大学の先生で、中国側からとミャンマー側からのヒマラヤ登山の話である。面白い話が聞けると思うと、ちょっと寂しい気がしてしまう。
気がかりと言えば、同級生のこともそうだ。中学の同級生は本好きで、いつも文庫本を持ち歩き、暇が出来れば読んでいるというが、最近、その本をいろんなところに忘れてくると嘆いていた。確かに席をたってみたものの、「あれっ、何をするのだっけ?」ということは多くなった。これは年齢と共にやってくる物忘れなので、そんなに気にすることはないだろう。
小学校の同級生は、「痔が治ったら今度は咳が止まらず、苦労が絶えません」と言っていたが、咳の原因は「咽喉頭神経症でした」と、毎月22日は禁煙の日なる絵ハガキをくれた。その絵ハガキの半分は、毎週月曜日は「No Monday(のーまんでい)」とある。ペースメーカーの移植手術後、一日も欠かすことなくお酒を飲んでいる私への警告のつもりなのかも知れないが、そんなことでへこたる私ではないので、ごめんなさい。
自民党の総裁選挙で、安倍晋三さんが決選投票で逆転勝利した。「この国難を」と総裁候補の皆さんたちは言っていたが、民主党もそうだったけれど、自民党にこんな候補しかいないことの方が国難だろう。安倍さんの就任演説は、「強い」「誇り」「豊か」が強調されていたけれど、この人ではとても中国や韓国などの外国と、「上手に」付き合っていけないだろうと心配になる。諸外国とは競い合うのではなく、「上手に」共存していくことしかないはずだ。
共存ではないけれど、我が家の鉢植えの中に昨年、見慣れない芽が出ていた。それを秋に植木鉢に1本ずつ移して育てていたら、随分大きくなった。一体この木は何なのかと思ったが、どうやら葉の形から「ナンキンハゼ」のようだ。近くに「ナンキンハゼ」の街路樹通りがあり、その実を食べた小鳥のフンが、我が家の植木鉢に落ちたのだろう。誰か、引き取ってくれないかと心当たりを探すが見つからない。欲しい人がいたらお届けします。ご連絡ください。
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