友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

大らかな国民性の日本

2025年01月28日 18時09分09秒 | Weblog

 フジテレビの記者会見を、どこの局も取り上げていて、少々食傷気味だ。これでは私の胃腸もますます不調をきたすだろう。目にしなければいいのに、テレビ局だけでなく新聞も取り上げているから仕方ない。

 フジテレビが、中居正広さんによる不祥事に、キチンと対処出来なかったことはよく分かった。けれど、中居さんが何をやらかしたのか、フジテレビがどうしたのか、それが分からないから消化不良である。

 あんなに長い時間、報道では10時間を越したそうだが、ネチネチと質問を繰り返す必要があったとは思えない。確かにフジテレビの社長らの対応はお粗末だったが、記者会見の場はまるでイジメのようだった。

 質問する記者は、事前に何をどう聞くかを考えてきているはず、しかし、前の質問を把握していないような質問や、何を導き出そうとしているのか分からない、演説のような質問が飛び出しウンザリした。

 記者たちの質問に答える社長らは、とにかくこの場を乗り切ればいいという決意が見える。確かにこんなにも長い時間吊るし挙げられたのだから、その見返りは計算しているだろう。翌日の今朝、テレビ・新聞の見出しは、会長と社長の辞任が大きく出ていた。

 これだけ叩かれたのだから、あるいは叩いたのだから、みそぎは終わったと、フジテレビも国民も受け止たことだろう。

 こんな風にして、日本人は過去を清算してきた。誰かをいけにえに捧げ、みんなで悔い改めた気持ちを示し、さあー、明日からはみんな団結して頑張ろうと唱えて来た。だから国を二分するような対立は生まれなかった。

 フジテレビもこれを機会に変わっていくのだろうが、全く逆のフジテレビにはならないだろう。「みんなで渡れば怖くない」は、元々はお笑いのギャグだったが、今では日本のことわざ扱いである。

 こんなに大らかな国民性の国は、世界に類を見ないだろう。


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