友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

高校野球に涙流す

2015年08月08日 18時47分49秒 | Weblog

 娘たちが高校野球ファンだったので、私も一緒にテレビ観戦していた。彼女たちはプロ野球では巨人ファンだったので、私はアンチ巨人に徹し、対戦チームを応援した。娘たちが巣立ってしまうとプロ野球を観ることは余りなくなった。それでも高校野球だけは見続けている。プロ野球の選手と比べると、身体は小さいしプレーも見劣りするが一生懸命さが伝わってくる。

 今日は早稲田実業対今治西の第1試合から観てしまった。注目の1年生スラッガー清宮選手がどんな活躍をするのか見たかった。第2試合は春選抜の優勝校、敦賀気比対高知県の明徳義塾だ。敦賀気比には春夏連覇の夢がかかっている。第3試合は大阪桐蔭を破って出てきた大阪偕星学園がどんなチームなのか関心があった。甲子園大会を見ていると、名門校も初出場校も、北も南も関係ない、どこのチームも互角に戦っている。

 第1試合の早稲田実業と今治西もそんな一方的な試合ではなかった。それでも観ている私の方が緊張してじっとしていられなかったのが第2試合で、延長戦になった時はよかったと思った。明徳義塾が1回に1点を先取し、3回にも2点を加えた。敦賀気比はヒットが出ない、出ても繋がらない。ところが4回から敦賀気比の投手がひとりの打者も出さない好投が続いた。なんとか、点を取ってやって欲しいと思っていた6回、ようやく2点を獲得した。それでも肝心な時に討てなくて追加得点ができない。

 これが高校野球だと思うけれど、敦賀気比は8回に1点取り同点となった。ここで一気に勝ち越すのかと期待したがそうならず、9回はともに点が入らず10回に延長となった。10回の裏、満塁で敦賀気比の主将に打順が回ってきた。ここでヒットが出ればサヨナラ勝ちだ。まるで野球漫画のストーリーだが、本当にそうなった。観ている私まで泣けてしまった。第3試合もハラハラドキドキの試合だったが、こちらは最後に大阪偕星学園の力が勝った。

 こんな素晴しい試合を見せてくれる高校球児に感謝したい。この感激を忘れずに、心優しくたくましい大人になって欲しい。今晩はマンションの夏祭り、そろそろ出かけよう。

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8月5日はマリリン・モンローの命日だった

2015年08月07日 18時25分13秒 | Weblog

   

 凄まじい雷鳴が響いているが、まだ雨は降っていない。夕立になってくれたら、水遣りをしなくてもすむと勝手なことを思う。雷鳴を聞くとなぜかウキウキした気分になる。地球最後の日といえば、必ず稲妻が走り雷鳴が轟くけれど、誕生と終末はそんなものかも知れない。なのに、雷鳴を聞くとウキウキするのは本当の恐さを知らないからだろう。

 記憶などは当てにならないが、子どもの頃はもっと夕立が多かった。急に暗くなり、ザアーと雨が降ってきた。少し雨宿りしていればそのうち止んでしまった。涼しくなっていいなと子どもの頃は思った。最近は、台風は相変わらず来るのに、夕立に逢うことがない。それでも異常気象は日本だけではなく地球規模だというから、何かが起きているのだろう。

 8月5日の朝、マリリン・モンローはハリウッドの自宅で変死で見つかった。電話の受話器を握っており、ベッドの側には睡眠薬の空ビンがころがっていたから自殺といわれている。36歳の若さだった。マリリン・モンローは私よりも18歳も年上なので、私は映画を観たことがなかった。性に目覚める頃の私の関心の女優はブリジッド・バルドーだった。

 バルドーは私より10歳年上で、デビュー映画となった1956年制作の『素直な悪女』を観て虜になった。バルドーの方がモンローよりも8歳年下なのに、私にはバルドーの方がはるかにセクシーな女優に見えた。モンローの映画は観たことがなかったが、大人になって観た映画では可愛い女性の印象しかない。題名を忘れてしまうほど何も残っていない。

 それでも寝る時は「シャネルの5番を着て寝ます」のセリフは知っている。初めは何のことなのか理解できなかったが、裸で寝ていると大人になって分かった。彼女は『百万長者と結婚する方法』とか『お熱いのがお好き』とか、悪女的な役柄が多い。ヨーロッパ映画のようなシリアスなものよりもユーモラスなものを好むアメリカ映画が作り上げたセクシー女優だと思う。

 年老いたバルドーは気の毒なくらいの老婆になってしまったが、若くして亡くなったマリリンはいつまでも美しい。彼女の自殺はそのためだったのかと思えるくらいだ。ハリウッドでマリリンの墓を見たけど、なぜかとても可愛い女という気がいっそうした。

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言葉が軽く使われている

2015年08月06日 18時09分49秒 | Weblog

 期待していたことがそうならないことはよくあることなのに、どうして落ち込むのだろう。晴れて欲しいと思っていたのに雨降りだったり、出かけていったら休業日だったり、全く些細なことなのにガッカリしてしまう。約束していて、やる気満々だったのに、急に取りやめになったりすると、自分に何か落ち度があったのだろうかと思ったりする。中学からの友だちがジャーナリストの「むのたけじ」さんの言葉を引用していた。

 「今日がなければ 明日はない」。「むのたけじ」さんは朝日新聞の記者で、新聞が戦争を煽る記事を書いてきたのに何も反省しなかったことに失望し、故郷の秋田に戻ってひとりで週刊新聞『たいまつ』を発行してきた。反骨の記者魂は地域新聞を発行してきた私には憧れの存在だった。権力と対決することこそがジャーナリズムの使命である。しかし、朝日新聞は慰安婦問題で腑抜けになってしまった。テレビは中立の名の下に主張がない。

 今日は8月6日、平和公園で「広島原爆の日」記念式典が行なわれた。安倍首相がどんなあいさつをされるのかと注目した。安倍首相は「70年を迎えた今朝、私は改めて平和の尊さに思いを‥」「核兵器国と非核兵器国の協力を求めつつ、核兵器のない世界をめざしてまいります。このため、国連で核廃絶の法案を提案していきます」と述べていた。

 同盟国との連携を強化し、集団的自衛権を行使しようとする国が、どうして核廃絶を提案できるのだろう。「世界で初めての被爆国である日本は、どこの国とも同盟もしないし戦火も交えない、だからまず核兵器の廃絶を提案します」と主張して欲しい。安全保障を結ぶのなら、アメリカだけでなく韓国や中国いや世界中の国と結ぶ方がいい。全ての国と戦争をしない条約を結ぶ方が日本の進む道だろう。

 憲法第9条「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」。

 何度読んでも、「戦争をしない」が国の定めなのに、自衛権は否定していないと解釈され、今度は集団的自衛権も3要素に適合すれば行使できると解釈される。言葉をこれほど軽く使うのは、言葉に重みを感じていないからだ。広島での安倍首相のあいさつが虚しく聞こえる。

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子どもの貧困

2015年08月05日 17時59分56秒 | Weblog

 「溶けてしまいそう」と言われたが、本当に暑い。もう何日、この猛暑が続いているのだろう。余りの暑さに考えるのも面倒になる。せっかく育てたというか、勝手に育っていたミミズが鉢から飛び出して干からびていた。鉢の中の方が安全だと思うけれど、中にいられないほど熱いのかも知れない。朝晩、水やりは欠かさないのに気の毒なことをした。

 暑さの中でも子どもたちは元気だ。サッカー部の子どもたちが運動場を走り回っている。「ワー」とか「オー」とか、大きな声を上げている。倒れないかと心配になるが、見ている限りでは大丈夫そうだ。朝、あんなに元気に鳴いていたセミの声も昼間は聞かなくなった。鳥も虫も飛んでいない。まさに灼熱の地獄のように、音はなく日差しだけがギラギラしている。

 夏祭りは小学校の高学年から中学校の生徒が圧倒的に多かった。中学3年にもなると高校生と区別がつかないので、高校生も来ているのだろうが、目立たない。中3の女の子は短いパンツを穿き、ヘソを出して歩いていた。テレビに出てくるグループにそうした格好の女の子がいるが、わが街の夏祭りで見るとは思わなかった。長い手足とヘソ出しスタイルはみんなの関心を集めていた。

 いつの時代にもどこの街でも、明らかに横着そうな連中はいる。祭り会場の一角にたむろし、タバコを吸い何かを飲んで騒いでいる。屋台でアルコールは販売していないから、家から持ち込んだのか近くのコンビニで買って来たのだろう。会場を見回る係りの人たちも見て見ぬ振りで通り過ぎていく。

 不良ぶることで自分の存在を認めさせたいと思っている。私は逆に詰襟の学生服をキチンと着る硬派だったが、彼らと中身は同じだった。今、子どもの貧困が問題になっている。私たちの親は高学歴ではなかったが、今の子どもたちの親は高学歴が増えた。大学や専門学校も増え、みんなが進学する。しかし、授業料が払えなくて中退する者も多い。中退者の就職は難しいから、子どもの貧困は増えてしまう。

 「即戦力にならない教育はやめてしまえ」と言う人もいるけど、みんながそれなりに働くことができ、それなりに生活できる社会の仕組みが必要なのだ。「先に希望が持てない」と、子どもたちに言わせるような社会であってはならない。

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個人主義は民主主義の根幹である

2015年08月04日 18時51分19秒 | Weblog

 高校生の頃、個人主義と利己主義について議論したことがある。結論から言えば、利己主義は己の利益しか考えないから否定された。個人主義は個々の人間の存在を認め合うことに立脚する。世間に流されない自己を確立することが民主主義の根幹であると。今朝の新聞を読んで、遠い昔のことを思い出した。自民党の衆議院議員、武藤貴也(36歳)さんが安保関連法案に反対する学生グループ「SEALDs(シールズ)」をツイッターで批判したからだ。

 武藤議員は「(シールズの主張は)『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と言う。私は、「戦争に行きたくない」ことが利己的な考えと思わない。それを利己的だと決め付けるのは戦前と同じ思想である。

 武藤議員は「世界中が助け合って平和を構築しようと努力している中に参加することは、もはや日本に課せられた義務であり、正義の要請だ」と考えているが、アメリカと中国・ロシアが対立している中で、アメリカに組することが平和を構築する道だろうか。軍事に頼らない世界を目指すことこそが「日本に課せられた義務であり、正義の要請」だろう。

 シールズをネットで調べてみたら、たくさんの書き込みがある。シールズは日本共産党と深くかかわっていると指摘している。中央集権的な組織である共産党や公明党は好きではないが、共産党とかかわっているとなぜイケナイのだろう。60年安保闘争の時のように、学生たちが共産党をのり越えていくことだってあるだろう。学生たちがどれだけ自由な発想を持っているかが鍵になる。

 ネットでは若い保守政治家の発言が目立つ。彼ら30代は戦後教育で育った私たちとは若干違う。私たちは、世界中の人たちと仲良くし、憲法9条を誇りに思ってきたけれど、彼らは「9条信者は左翼勢力。自国の国防の危機にも頭はお花畑状態、国防を危機に曝し、同盟国との連携を拒否し、どうやって日本を守るのか具体的な対案もない」(行橋市議)と言う。歴史を見ても、軍事力で平和を構築することは出来ない。

 それにしても「売国奴図鑑」なるブログは凄まじい。個人の思想信条の自由をネット上で暴露しているが、逆に公開されても動じることのない社会に進んで欲しいと思う。

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若い人たちに期待する

2015年08月03日 19時27分31秒 | Weblog

 夏祭りが終った。今年は暑すぎた。みんな疲れ果てた。朝早くから準備にかかり、昼からは本格的に下拵えに入る。玉のような汗が滴り落ちる。拭いても拭いても噴出してくる。水ばかり飲んで、食欲は全くなくなった。完全にグロッキーに陥って何も食べたくない。終って後片付けをして帰るとどうしても午後10時になってしまう。そこから1時間半ほど、ワイワイ反省会になる。冷たいビールが美味しい。他は何も欲しくない。

 「鮎の塩焼きはいかがですか?」と声をかける。8年もやっていると結構リピーターがいる。「ここのは美味しいから」と褒めてくれる。小学生が「天然鮎ください」と言う。「天然は小さいよ。それでもいいの?」と聞くと、「いいです。昨年も食べたけど、美味しかったから」と言う。焼き手のオジサンは感激して、「よし、ボクにはもう一つプレゼントだ」と小ぶりの天然鮎を2串渡してしまう。

 「ビールはないの?」と何度か聞かれた。その度に私は「今年から会場内ではアルコール類の販売は禁止になりました。ノンアルコールならありますよ」と答える。それでも「ビールが飲みたい」と言う人には、「ここを左に曲がった会場の外なら売ってますよ」と教えてあげる。会場内は販売禁止だけど、会場の外なら売っていても規制できない。ましてや商売でアルコールを売っているのをダメだという法律はない。

 夏祭りの会場に隣接して、料理屋さんがある。昼間通りかかったら、主人が駐車場を掃除していた。地域新聞の時からの知り合いだから、「ビールは売らないの?」と聞いてみた。「市の担当者から自粛してくれと言われているので、大々的に出来ないけど、お客さんが欲しいと言われれば売らないわけにもいかないので」と言う。「一応、警察にも問い合わせてみたけど、ダメとは言ってないと聞いたので、こっそりとやってます」と教えてくれた。

 こんなに暑い日。国会で磯崎補佐官が「安定性などどうでもいいんです」と発言したことを「お騒がせして申し訳なかった」と謝っていたが、「安全環境が変わった」という信念は変わらないようだから、安全保障関連法案を何がなんでも成立させたいのだろう。今朝の新聞に高校生たちが「法案反対」のデモを行なったとある。以前、私が「今の大学生はデモもしない」と書いた時、大学生がデモを行なっていることを教えてくれた人がいたが、若い人たちが政治に目を向けてくれ、本当によかった。

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