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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

人を求め、愛し、肌を接することは人の本性

2021年06月19日 17時20分08秒 | Weblog

 どんなにこの世の中が嫌でも、生きていくしかない。自ら命を絶つ人もいるけど、生きていなければ楽しいことにも巡り合えない。いつか必ずいいことがあると、楽天的な方が生きていける。経済の仕組みや歴史の流れが分かっても、それで何かが満たされることは無い。

 小説は小さな人間の1コマを見せてくれる。それで何かが満たされる訳では無いが、人間の1面を知ることが出来た気にさせてくれる。優しい人もいれば、自分勝手な人もいるし、きれいな手足の人もいれば、頑丈な身体の人もいる。千差万別、いろいろな人がいるから楽しい。

 テレビドラマで自分の不幸を恨んで、「私なんか、生まれなければよかった」というセリフが使われるが、先日のドラマで「私は生まれたくなかった」と言うのを聞いた。赤ちゃんに選択の意志は無いのにと呟いてしまい、生きていることに喜びを見つけられるといいねと応援していた。

 きっとFacebookで、瀬戸内寂聴さんの言葉を見たからだ。「私たちは死ぬまで 人を愛さずにはいられません。人間は生まれた時から一人で生まれ 死ぬ時も一人で死んでゆきます。孤独は人間の本性なのです。だからこそ、人は 他の人を求め、愛し、肌であたため合いたいのです」。

 異性の肌も知らず、求めることをめんどくさいと拒否してしまう若者たちがいるが、自ら孤独にならなくても、孤独は人間の本性なのだから、その逆の「人を求め、愛し、肌を接する」ことも本性だと思う。明日は「父の日」で、小6の孫娘のピアノの発表会なので、ブログは休みます。

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国は自国を優先し、企業は利益を優先する

2021年06月18日 17時25分28秒 | Weblog

 朝日新聞に昨日と今日、興味のある記事が続いた。『オピニオン&フォーラム』は、1ページ8段を使ってインタビュー記事を載せている。昨日は政治学者の宇野重規さんで、タイトルは「民主主義を信じる?」だった。今日は経済学者のブランコ・ミラノビッチさんで、タイトルは「二つの資本主義の行方」とあった。

 「経済に凝っている」と言う友だちとの縁つながりで目を通した。ブランコさんは1953年生まれで、ユーゴスラビアで育ち、世界銀行を経てニューヨーク市立大学のシニアスカラーとある。東西冷戦とソ連・東欧の崩壊を目にしてきたはずだ。ブランコさんは「世界を覆っているのは米国と中国の二つの資本主義」だと語る。

 それはもう、誰でも知っている。世界に共産主義国家は存在しない。共産党が政権を握っている国はあるが、経済活動は資本主義で、共産主義が目指した「平等な社会」は実現されなかった。資本はより多くの利潤を求める。「バイデン氏は民主と専制という価値観の対立に見せようとしているが、米中の本質的価値観は同じ」と説く。

 グローバル化は先進国と後進国の格差を縮小させたが、それぞれの国内では中間層の没落をもたらした。「資本主義は格差を広げる構造をはらんでいる」と指摘し、「かつては資本家と労働者の二つの階級に大別できたが、現代は資産を持ち、高い労働所得も得る新たな階級が台頭している。エリート層と非エリート層で格差が拡大している」と言う。

 国は自国優先し、企業は利益を優先する。やっぱり資本主義は行き尽くところまで行く運命なのだろう。「経済に凝っている」と言う友だちは今、何を考えているのだろう。

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資本が世界を支配するなら、それは資本の終わりになる

2021年06月17日 17時16分23秒 | Weblog

 「経済に凝っている」と言う友だちから貸し与えられた、堤未果さんの『株式会社アメリカの日本解体計画』を読んだ。余りにも早く読めたので、私の理解が正しいのか分からないが、堤さんの分析に全く異論はない。

 堤さんは「お金の流れと人事を見れば、真の権力構造が見えてくる」という。アメリカの大統領選挙では運動資金を多く集めた方が勝利してきた。トランプとヒラリーの対決では、ヒラリーに大資本は多額を投資した。高校時代からベトナム反戦運動に参加してきたヒラリーのイメージからは想像できなかったが、オバマもヒラリーもウォール街から献金を受けていた。

 これに対してトランプは自前で選挙資金を用意し、「金権政治を終わらせる。私はウォール街の紐付きではない」とアピールした。けれど、ウォール街と対立した訳では無く、大統領に就任するとすぐに仲良くなり、「株式会社アメリカ」はますます巨大化していく。「今だけ、金だけ、自分だけというウォール街の価値観」は世界へ進出した。

 金儲けを目的とする資本とメディアやSNSなどの情報発信は対立するかに思われたが、資本ははるかに巨大で巧妙だった。人は余りにも多い情報に判断することも出来ない。堤さんは「情報をたくさん入れるよりも、自分の直感、自分の五感、それが鈍らないように磨く」ことで、世界を変えることが出来ると結ぶ。

 造られたものの中に、次の時代を造るものが生まれてくるのが歴史だ。資本が世界を支配するなら、それは資本の終わりになる。「経済に凝っている」と言った友だちはどう考えているのだろう。

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女は本質に迫ってきている

2021年06月16日 17時18分49秒 | Weblog

 新聞を見ていたカミさんが、「今、こういうのが流行っているのね」と言う。今朝の読売新聞の1面下に、3段通しで書籍の広告が出ていた。『元彼の遺言状』というミステリー小説だ。これまでも新聞各紙に広告が載っていたが改めて見ると、著者の新川帆立さんの自筆の言葉があった。

 「欲しいものは自分で手に入れる 男が何度変わっても 女ともだちは変わらない そんな私たちの、当たり前の日常を伝えたくて書きました 令和の女は強いぞ!」とある。カミさんは昨夜で最終回となった『大豆田とわ子と三人の元夫』や、NHKプレミアムドラマ『定年女子』を頭に浮かべたのだろう。

 『大豆田とわ子と三人の元夫』の主人公は、中3の娘がいる女性だ。彼女は3度結婚し、3度離婚している。建設会社の社長なので、頭が良くて、我の強い女性を想像させるが、明るくてお人好しでちょっとお茶目で可愛い。こんな素敵な女性が、どうして3度も離婚したのだろう。別れた元夫3人が、どうして彼女の家に出入りしているのかも不思議だ。

 『定年女子』の主人公も離婚している。女ともだちがいて、定期的に集まり、愚痴をこぼしたり相談にのったりしている。脚本も原案も女性である。新川さんの言葉にあるように、女ともだちは変わらないようだ。男同士で、昔からの友だちが定期的に会うケースは聞かない。男同士はライバル心が先に立って、女同士のように打ち解け合うことが出来ないのかも知れない。

 村山由佳さんや松井久子さんのように、男女のSEXに切り込む作家が生まれている。男が世間体ばかり気にしているうちに、女は本質に迫ってきている。

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これも現実だろう

2021年06月15日 18時08分59秒 | Weblog

 G7での菅総理は孤独に見えた。言葉の壁があったのだろう。しかし、「映像にないところでは充分に会話ができ、満足して帰国された」と政治評論家の田崎史郎さんは言う。最大の課題である東京オリンピックに、各国首脳から支持・協力を得たという訳だ。

 中国の経済進出に、G7として結束して対抗することがこの会議の目的であるが、自国のことを優先すれば当然だが温度差がある。中国の経済進出は、後進国での利権争いでもあるが、アメリカの企業の中にも中国企業が、中国の企業の中にもアメリカ企業が、資本参加している。

 互いに利益を追求しているから、対立したり手を結んだりと、とても倫理では判断できない。オリンピック・パラリンピックも、アスリートたちには純粋な競技であっても、政治的な利用や金儲けとしか考えていない人たちもいる。これも現実だろう。

 G7の成果に満足して帰国された菅総理に、衆議院の野党4党は内閣不信任案を突き付けたが否決された。「国会会期の延長を求めたのに受けれられなかったから」と、言われているがよく分からん。延長して何を論議するつもりだったのだろう。「コロナ対策が最重要」と言うけれど、野党の対案は聞いたことが無い。

 ワクチン接種が進み、コロナ感染者が減少していけば、菅総理の評価も上がるだろう。オリンピック・パラリンピックがどんな形になるのか分からないが、開催されたなら形がどうであれ、メディアは「成功」と報じるはずだ。これも現実だろう。

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また宿題を出された

2021年06月14日 17時30分01秒 | Weblog

 かかりつけの医院の受付嬢が渡してくれた、ワクチン接種コールセンターに電話してみた。市外からかかりつけ医院に通っていることを告げ、「接種を受けたい」と話すとすぐ調べてくれたが、「全部詰まっていますね。空きが出るのを待つか、お住いのコールセンターに問い合わせるか、お考えください」と言う。

 かかりつけの医院の受付嬢が教えてくれたことが正しいようだ。当市のコールセンターに電話をすると、「ご希望の医院はありますか?」と聞かれたので、「どこでも構いませんが、歩いて行けるところがいいです」と答えるとすぐ探してくれ、第1回目が6月29日、2回目が7月20日と決まった。5月の初めに予約したカミさんよりも早い接種となった。

 ワクチン接種のこともあり、三橋貴明氏の著『明治維新の大嘘』を返しに友だちのところへ行った。友だちが私になぜこの本を読ませたかったのかを知りたかったが、突っ込んだ話は出来なかった。明治維新で一気に近代化したと日本人は誤解しているが、日本は3千年の皇室を受け継ぐ世界に稀な大国だと三橋氏は強調するが、だから何なのかと私は思う。

 「国に誇りを持て!」と言われなくても、持っている。日本人は勤勉で、我慢強いし、手先も器用だ。釈迦の教えた仏教は日本で完成した。「何でも水に流す」のはよくないが、執着しないことでもある。友だちは「経済に凝っている」と言い、堤未果さんの著『株式会社アメリカの日本解体計画』を貸してくれた。また宿題を出された。

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歳を重ねなければ、見られないものがある

2021年06月13日 17時31分27秒 | Weblog

 年に1回かかりつけの医院で、腹から骨盤部のCT検査を受ける。私が積極的という訳ではなく、医師は3カ月に1回の血液検査と共に行ってくれる。胃と大腸のカメラ検査も、2年に1回とか3年に1回とか定期的に受けている。

 土曜日はCT検査の日で、パソコンの画面に映し出された今年と昨年の映像を比較しながら医師は説明してくれる。肝臓に1つ、左右の腎臓にそれぞれ1つ、嚢胞があるのが分かる。「昨年と大きさも変わっていないから心配ないでしょう」と言う。

 自分ではどうすることも出来ないことなので、全て医師に任せることにしている。私は患者としては従順で、医師の言葉を疑ったり逆らったりはしない。受付でワクチン接種のことを尋ねると、「病院では受付は出来ないので、ここにあるセンターに問い合わせて」と教えられる。

 馴染みの受付嬢が、「あなたのお住いの市の方が早いですよ」と囁くが、医師に「ここで受けられますか」と聞いた以上、かかりつけの医院で接種してもらう他ない。久しぶりに街中に出たが、いたるところでアジサイを見かけた。私の好きな青色だけでなく、ピンクや白や紫など色とりどりだ。

 Facebookに載せていた友だちの詩が目に留まった。「一度だけくちづけをかわし 一度だけ胸に抱かれて眠った その短い時間の中で 何年も何十年も生きようと思った 吉本由美」。若い人では無い気がしてパソコンで調べたら、1948年生まれとあった。歳を重ねなければ、見られないものがあるようだ。

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不登校傾向の子の扱い

2021年06月12日 17時35分55秒 | Weblog

 今朝の朝日新聞に、「不登校傾向の児童連れ出す」の見出しがあった。地元紙の中日新聞はどう扱っているのだろうと探したが見当たらなかった。記事は「不登校の傾向がある低学年の男子児童を無理に学校へ連れ出したとして、半田市の教育委員会が市立小学校の校長と担任の女性教諭を口頭で厳重注意していたことが、11日明らかになった」とある。

 女性教諭は「行きたくない」と言う男児を車に乗せ、学校へ連れ出した。保護者は不在だったが、その場にいた姉が保護者に連絡し、保護者が学校へ連絡して、男児は自宅に送り返された。女性教諭は「登校するきっかけをつくりたかった」と言う。市教育委員会は「児童に嫌な思いをさせ、保護者の承諾も得ず、行き過ぎた行為」と判断。

 私の住むマンションにも不登校の子がいた。小学校の先生は毎日訪ねてきて、「午後からでもいいからおいで」と言ってくれたと聞いた。中学校で学校へ行けなくなった子もいたが、担任は一度も家に来なかったそうだ。小学校の女性担任は責任感の強い先生なのだろう。何とかして登校させようと必死だったのではないか。

 保護者がいない時に連れ出したのはマズかったが、厳重注意されることでは無い気がする。校長や教頭など、みんなでもっとカバーできたはずだ。これでは何もしない方が良いことになり兼ねない。私は初めて担任を持った時、休みが続く子がいた。「どうしてなの?」と訊ねると、「朝、起きられない」と言うので、それから毎朝、彼の家に車で迎えに行った。

 父子家庭で、この父親では仕方ないと迎えに行ったが、父親と子から感謝されたことは無かった。先輩の先生から指導されたことでは無かったが、受け持ちの子の面倒をみるのは担任の務めだと信じていた。「学校は処罰をするところでは無く、教育する場である」と新任の癖に職員会議で発言し、慰安会の席で、生徒指導部長から酒を注がれて指導を受けた。

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コロナ禍でも子どもは元気に遊ぶ

2021年06月11日 17時34分30秒 | Weblog

 コロナ禍でも子どもたちは元気に遊んでいる。大声を上げ、勢いよく走り回る。きっといつの時代でも、子どもはこんな風に遊び回ってきたのだろう。小学校を卒業し、中学生になった頃から、子ども染みた振る舞いから遠ざかっていく。それが大人になるということなのだろう。

 先日、中国の青年たちの現状が報道されていた。先進国の多くは学歴社会だが、中国は極端なほどの学歴社会だそうだ。みんなが平等に試験を受けて、成績の良い者が入学できるシステムだから、合格を目指してみんなが努力する。

 良い大学に入れば、良い職場が待っている。生涯が決まる訳だから、自分だけでなく家族や親族までもが受験生に期待する。共産党政権の中国は、日本のバブル経済の時のように造れば儲かるから、人々は残業は当たり前で、なりふり構わず働いてGDPを引き上げている。

 その中国で青年たちに「寝そべり現象」が起きているという。何も求めない。家も車も買わない。結婚もしない。消費は生きていくための最低限に止める。1日2食、体力を消耗しないように寝そべっている。そんな青年が増えてきているそうだ。

 日本でも韓国でもフランスでも、多くを望まない青年が生まれた。将来に希望が見えないのだ。人は希望の無い世界では無気力になる他ない。白井聡氏の著書『武器としての「資本論」』が蘇る。「生産力を爆発的に上昇させ、かつての人類には想像すらできなかったような物質的な豊かさをもたらしながら、その只中に貧しさをつくり出す」(P282)。ぜひ、お読みください。

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今日は「時の記念日」だけど、話題にならないのはどうして?

2021年06月10日 17時33分05秒 | Weblog

 朝、ルーフバルコニーを眺めていたカミさんが、「花を買いに行こう」と言う。火曜日に買って来たサルビアは昨日の朝に全部植えたが、まだ空の鉢が大中小合わせて28鉢も残っている。ペチュニアを植え替えるつもりでいるが、それでもかなりの鉢が残るだろう。

 サルビアを買った店に行くと、火曜日よりも大きなサルビアがあったので15本買った。野菜の苗を探していたカミさんは「もう1軒行こう」と言う。指定された店に行ったが、そこにはサルビアは無かったが、ミニトマトとバジルの苗を2本ずつ買う。

 カミさんの目的はそれだったのだ。さらに2店舗回り、「野菜が新鮮だったから」と大量に野菜を買う。「お昼はどうする?」と聞かれるが、既に12時半を過ぎている。「寿司でもいいんじゃない」と答え、目の前のものを適当に選ぶ。「今日はとても良い買い物ができたね」とカミさんは言う。

 昨日、テレビの党首討論を垣間見たが全然面白くなかった。思惑が透けて見えてるのに、かみ合わない。夫婦の会話レベルよりも低い。いや、もし、夫婦が本音を角突き合わせたら、家庭崩壊になってしまうから、政治家のように適当が良いのだろう。

 でも、政治の世界はもう少し論理的に、政策をぶつけ合って欲しいと思う。「遅い」とか「早すぎた」とか「説明が足りない」とか批判するから、「ワクチン接種を確実に実現する」とか「状況を見て判断する」とかで終わってしまう。

 さて、明日の午前中はまたしても植え込み作業になる。どうでもいいような党首討論よりも、きちんと花が根付くように作業しなくてはならない。そう言えば、今日は「時の記念日」だけど、最近は話題にならない。どうしてだろう?

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