穏やかな陽射しがいっぱいだったので、サルビアの鉢の土を取り出し、堆肥を混ぜて土作りをしようと勇んでルーフバルコニーに出たけれど、思った以上に暑かった。気になる鉢の手入れをして、早々に部屋に引き返した。
桜が咲き終わると藤が房を伸ばして盛期を迎える。我が家のルーフバルコニーも、ツツジが満開となり、バラが咲き始め、アジサイが若葉を膨らませている。冬を越したペチュニアは数を増やし、赤・青・紫ばかりか混色のものまで咲き始めた。
いろんなところから芽を出し、花を咲かせているビオラを集めたら5鉢も出来た。花の大きなペチュニアは、これから秋にかけてさらに咲き続けるだろう。ウクライナやロシアには、こうした草花はないのだろうか。花を眺めていると人を殺す気にはならないだろうに。
ここまで書いたら、知り合いの女性に呼び出されて、彼女が不安に思っている家の前まで行って来た。彼女は家の中に入りその家の女性と話している間、私は外でふたりのやり取りを聞いていた。それが私の役割だったからだ。
家の主は不動産屋に勧められて、売却することを考えているが、知り合いの女性は不動産屋に丸め込まれているのではないかと心配している。買取価格も相場に近いから騙されている訳ではないが、なぜ家を売るのか、売ってその後はどう暮らしていくのか、その点が分からない。
世の中には彼女のような「おせっかい」さんが少なくなった。他人のことに口出しするのを控える人の方が多い。彼女は貴重な存在だが、どこでどう判断するのか、見守っていきたい。